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Kaiserwalzer

1989年から90年にかけての2年間は、ウィーン少がレコーディング活動をさかんに行っていた時期で、EMIとフィリップスに多くの音源が残っています。

89年組が日本でお仕事中、ウィーンにいた残りの3コアがレコーディングしていたのがこの皇帝円舞曲。

img0913.jpg
アマゾンのリンクはこちら

88年 新学期を迎えて間もない10月にレコーディングされた「美しき青きドナウ」と「皇帝円舞曲」の2枚で88-89年シーズンのウィーン少がコンプリートできるんです。
今からするとその贅沢さにありえな~い!

ライナーノーツも、↓の写真を盛り込んだ40ページに及ぶ立派なブックレットです。
img09132.jpg
P20-21TOCE-6022

ブックレットにはさらにコア別の録音日まで記されています。
それによると、録音は1989年6月5-8日、ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルトザール。
ピアノはトメック先生。

ヨハン・シュトラウスⅡ世
1.皇帝円舞曲 (6月6日モーツァルトコア)  
2.雷鳴と電光 (6月6日モーツァルトコア)  
3.ウィーン気質 (6月7日シューベルトコア)  
4.観光列車 (6月8日シューベルトコア)  
5.レモンの花咲くところ (6月6日モーツァルトコア)  
6.軽はずみ(浮気心) (6月7日シューベルトコア)  
7.南国のばら(6月5日ハイドンコア)   
8.ハンガリー万歳 (6月8日シューベルトコア)
ドイツ民謡   
9.ムシデン  (6月7日シューベルトコア)
メンデルスゾーン 
10.ひばりの歌 (6月7日シューベルトコア)
コダーイ  
11.夕べの歌 (6月5日ハイドンコア)
シューベルト  
12.ます   (6月6日モーツァルトコア)
13.セレナード”きけ、きけ、ひばり” (6月5日ハイドンコア) 
フリース  
14.子守歌  (6月6日モーツァルトコア) 
日本の歌
15.夕焼小焼(6月5日ハイドンコア)   
16.椰子の実 (6月8日シューベルトコア)  
17.浜辺の歌(6月5日ハイドンコア)   
18.赤とんぼ (6月6日モーツァルトコア)  
19.待ちぼうけ(6月5もしくは8日ハイドンコア)


ウィーン少コンサートのクライマックス「美しき青きドナウ」、「皇帝円舞曲」、「ウィーン気質」あるいは「ウィーンの森の物語」に、よっ待ってました!というファンの方には大変申し訳ないのですが、聴くのも弾くのもJ.シュトラウス作品が苦手な私は、毎回舞台の上の団員さんたちをがん見しながらぼんやり聴いています。団員の皆様にもごめんなさい。

がしかし。
こちらのCD聞き入ってしまいました。ここのところコンサートでは登場しない南国のバラ、レモンの花咲くところには不覚にも感動してしまいました。

来日していたブルックナー・コアはいうまでもありませんが、のこりの3コアがこれまたハイレベルな歌を聞かせてくれます。ソロにマックス様がいるかいないかの違いです。
時期的にも88年の新学期から、数多くのコンサートやツアーをこなし チームワークも抜群。いよいよ最上級生メンバーが卒業間近となった6月の録音だからなおさらかな。
それぞれのコアの看板ソリスト君たちもかなりの実力者ぞろい、みな大人びた歌い方で安定感も抜群。最近のコンサートでは毎回手に汗握る皇帝円舞曲のソプラノオブリガートだって余裕、たっぷりと歌っちゃいます。

演奏時間は過去の音源と比べてもほぼ同じかちょびっとだけ短いのに、なぜか粘っこく重めに聴こえるポルカとワルツです。その分、レーゲンスやモンセラートのような濃さの分厚い合唱が堪能できます。
そうは言っても、どの曲もウィンナワルツ独特のリズムが生き生きとして、立派なウィーンの音楽となっています。最近のコンサートでの若干巻き気味のポルカでは子供たち口回ってね~・・というJ.シュトラウスに耳が慣れていた私には、驚くばかり。
恐れ入りました。

J.シュトラウスの後の合唱曲も見事です。
軽やかなムシデン、ゾクゾクするような美しさのコダーイ「夕べのうた」、シューベルト「ひばりの歌」の鮮やかさ。
ソロ曲は「ます」、「きけ、きけ、ひばり」、オブリガートなしの「子守歌」。
どれも落ち着いた清らかで品のあるボーイソプラノです。
ラスト5曲の日本語の歌がこれまた涙がでるくらい美しい。
夕焼け小焼けってこんなにキレイな歌だったっけと思うくらい。

収録曲のほとんどがJ.シュトラウス作品でして、最後のコミカルな待ちぼうけを聞き終えて いや~、この3コアで宗教曲や、合唱曲、ソロをもっと聴きたかった、とつい思ってしまいました。
シュトラウス作品集だったら、77年(RCA-BMGリリースのジャケット写真はなぜか92年来日組)、81年(2006年にフィリップスから再販)に録音があるのに~・・・

発売当時は「最新録音」の帯が眩しかったかもしれませんが、さかのぼって音源探しをしていると、ジャケット写真と曲目リストをみて、あ、また過去の音源集なのかな とか、収録曲がワルツやポルカと日本の歌なら別にいいか~と長いことスルーしていたアルバムでした。(実は最近手に入れました)

地味ですが、皇帝円舞曲の名前が示すように品格のある立派なアルバムでした。


現在入手可能な↓のアルバムは「美しき青きドナウ」と「皇帝円舞曲」からの抜粋です。
ウィーンの森の物語 / ウィーン少年合唱団
ウィーンの森の物語/ ウィーン少年合唱団
アマゾンでのアルバムタイトルはウィーンの森の物語となっていますが、これ間違いです。
正しくは「ウィーン少年合唱団・ベスト」ですよ。


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