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フォーレ レクイエム Les Petits Chanteurs de Sainte-Croix de Neuilly

Requiem
Requiem

もしレクイエムを葬儀という儀式の中で聴く(聴こえてくる)としたら、一流のプロプレーヤーたちの完璧な「私たちの音楽を聴きなさい」的な演奏よりも、地域の音楽愛好家による、プロと較べたらテクニック的にちょっと危ういところがあるライブ演奏のほうが落ち着くのかなぁ・・なんてことをヌイイ聖十字架少年合唱団のフォーレクを聴いていて考えていました。

こちらの演奏はソプラノ・アルトに少年たちを配していても 合唱・パリオペラ座のソリストさんたちの管弦楽+オルガンともに、きちんとした形での録音です。
1893年版という大きすぎず、小さすぎずの管弦楽編成(SoloVn,Vla8,Vc4,Cb2,Tp2,Bas2,Hr4,Hp1,Perc1)とともにヌイイのボーイズの清らかな歌声がそんなことを考えさせたのかもしれません。

収録曲は
G.Fauré
Requiem Op.48 (1893)
Salva Regina Op.67 No.1
Ave Maria Op.67 No.2
Tantum Ergo Op.65 No.2
Ave Verum Op.65.1
Cantique de Jean Racine Op.11
Camille-Saint-Saëns
Pie Jesu
Ave Verum

1989年1月27-30日録音、指揮はFrançois Polgár
このアルバムは再販になるのかな。

学生時代に聴いて、こんなに美しく優しい音楽があるのか~と感動した、クリュイタンスの淡い色彩の水彩画のような、幽玄なレクイエムとは趣が異なり、堅牢で素朴な感じがしました。
Polgár先生のこちらはスタイリッシュかつ洗練された演奏ではないですが、十分に魅力的です。テンポがゆっくりで、どこかゆるゆるとしていてコンサートで聴いたら客席でじれそうな感じのところもありますが、かといってアンサンブルが崩壊することもなく、最後まで滋味あふれる管弦楽と合唱です。靄がかかったような冒頭から、徐々に輪郭をもった音楽と変化してゆく過程はドラマチックです。

フォーレクといえばPie Jesu。
ボーイソプラノ、女性のソプラノアルバムには必ずといって登場する超有名曲。
正直なところ 誰が歌ってもPie Jesuだけを聴くのは苦手です。
もし仮に「フォーレのPie Jesuでボーイソプラノアルバムの聴き比べをしなさい」なんていう課題があったら うひゃぁ~ごめんなさいです~と逃亡します。

私の中ではレクエム全曲の中、少なくとも ソロバイオリンと合唱の絡みが美しいSanctus, オルガンと金管楽器の眩しいドラマティックなAngus dayのワンセットで聴かないとおさまりがつかないのです。

ついでにレクイエム全曲であってもPie Jesuは成人女性のパーフェクトな歌よりも、難しそうな旋律をボーイズが危うく歌うほうが好きです。色あせない名盤、72年コルボのフォーレクでクレマン少年の歌うPie Jesuのように、どこか折れそうな儚さ、に惹かれます。

ヌイイのソプラノソリストCarlos Canet君、どちらかというと硬質なボーイソプラノですが、声に伸びやかさがあり、きれいです。真っ直ぐで心打たれます。
高音部で音が移り変わるところが一瞬ですが、どこか私の脳内シンタロウ君の歌声を思い出させるものですから、じっと耳を傾けちゃいました。(安定感ではシンタロウ君のほうがはるかに勝っているんだけど。)

フォーレクとのカップリングはフォーレの小品とサンサーンスの小品2曲。
フォーレの小品2曲はテノールのソロです。
Tantum Ergo, Ave Verum(F)はソリスト君たちの3重唱。Thomas Lefebvre君、Nicolas Cambournac君たちのアルト2名が登場。3人とも声質が似ています。力みのない素直なアルトの2ペアが気に入りました。
ラストのサンサーンスの小品2曲は印象的。
ピエ・イエズス、れれ、サンサーンスの作品にレクエムってありましたっけ?
アヴェ・ヴェルムは牧歌的な賛美歌風のメロディーが重厚なハーモニーの合唱曲となっていました。アカペラなのにオルガンのような響きですよ。さすがサンサーンス先生。

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