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EXSULTATE,JUBILATE アレルヤ、春の声

Vienna Boy's Choir : Exsultate, Jubilate
Vienna Boy's Choir : Exsultate, Jubilate
1989年10月23日から26日、ウィーンでレコーディング。
マックス様13歳1ヶ月(月齢はいらないか)、日本ツアー後の録音ということになりますね。
こちらのアルバム,リリースされ少し時間が経った頃に大手新聞のCD紹介欄で取り上げられていたような気がします。

ウィーン少が一団員を前面にだしたアルバムをリリースしたのは後にも先にもこれ1枚です。
フォルクス・オパーの管弦楽、オルガン、バロックトランペットあり、オルトナー先生のピアノ伴奏ありと超豪華です。ついでにジャケットのEXSULTATE,JUBILATEの文字もつや消しの金文字でちょびっと豪華。

マックス様のこの頃の声については ボーイソプラノ&少年合唱ファンだけでなくてウィーン少ファンの中でも好みが分かれるという意見があるのも納得です。確かにテクニック、声量どれをとってもボーイソプラノ界においては異彩を放ちまくりです。
かくいう私は、ボーイソプラノ、ウィーン少のソリストアルバムということをまったく意識せずに、長いこと何度も聴いていました。たぶん、カレーラス&ウィーン少のアルバムと同じ扱いだったんです・・・きっと。

大人マックス様からさかのぼってこのアルバムを聞いてみてはじめて、声に少年特有のほんの少しの幼さとボーイソプラノ特有の透明感があることを発見。
後年に比べればブレスも大きく、 K..321のコロラチューラでの細かい上行音型のところなんて、もしかして一気呵成に勢いでまとめた?なんていうところもあったりで、正確無比、精度99.9%だと思っていたマックス様にもこういう時期があったんだ~と勝手に安堵しています。

収録曲は

1. Let Bright the Seraphim (Handel)
2. Lascia ch'io pianga
3. Exultate, jubilate K165 (Mozart)
4. Ave Verum Corpus K618
5. Laudate Dominum
6. Sub tuum praesidium K198
7. Der Hirt auf dem Felsen D 965 (Schubert)
8. Pueri concinite (von Herbeck)
9. Fruhlingsstimmen (Strauss)


ヘンデルのアリア2曲
しょっぱなのバロックトランペットとの絡みが美しいし、リナルドの気品あふれる歌、13歳1ヶ月ですかぁ。ため息。

モーツァルト
K.165「踊れ!喜べ!!幸いなる魂よ!!!」→!は勝手につけました。
♪あーれるううやあ、っあれるやぁ ではじまる最終部分はボーイソプラノには難曲。
こちらはラウッツィーニというカストラートのために作曲されたと、解説にありました。そして「今日ではすべての野心的なコロラチューラ・ソプラノが挑戦する曲目となっている」とも。野心的って・・・。
60-70年代のウィーン少ベストアルバムやパリ木のアルバムには必ず登場するこの曲。テリー君もチャレンジしてましたが、マックス様のテクニックは冴え渡ります。
ウィーン少60年代のアレルヤ君の音源は「世界にめぐる」にありますよね。

アヴェ・ヴェルム
唯一の合唱曲。ゆったりすぎるテンポで、フレーズをながくとった濃密なアヴェ・ヴェルムです。いろんな合唱団のものを聴きましたが、私の中ではこのウィーン少バージョンがいちばんしっくり聴けます。おどろおどろしい雰囲気があるといえば確かにそうなんですけど。ソプラノとアルトを歌うウィーン少が、きれいなのでありますよ。

Laudate Dominum
K.165に比べればはるかに難しそうなコロラチューラをマックス様がさくさくと歌っています。華やかですねぇ。ハラー先生のモーツアルトはオーソドックスなスタイルで安心して聴けます。教会のなかでのモーツァルトはこういう演奏が一番ではないかなと。

Sub tuum praesidium
この曲でマックス様と至高のデュエットを聞かせてくれるのがシュテファン・メッケル少年。
実はこの独特の響きをもつメッケル少年の声にはまりました。いまでも好きです。
ハモルところは最高に美しいですよ。とりわけ若干ボリュームを抑えたマックス様が低音パートを歌うところがたまらなく好きです。

メッケル少年はアメリカの方で現在はヴァイオリニスト、アメリカのTucson symphony orchestraコンサートマスターとして活躍されていましたね。あららびっくり、今シーズンから同じくアリゾナ、Phoenix symphony orchestraのコンマスさんですか!お若いのにすごいでござる。メッケル少年の今イケメンさんですねぇ。
フェニックスでシュタンゲルベルガー先生とお会いしたのかしら・・そんなことを想像してしまいますよ。

岩の上の羊飼い
オルトナー教授のピアノとモンシャインさんのクラリネットがこれまた上品です。
つかずはなれずのクラリネットの旋律がまた美しいです。
9分51秒と長丁場の曲、ぼんやり聴いていると この曲でのクラリネットの役割は何だろうなぁなんて思ってしまいます。

草原で放牧させている羊さんたちの声「ちょっと、なにしてんのよぅ~、ペーター(→すみません、羊飼い=アルプスの少女ハイジのペーターしか浮かばない)メェ」っていう効果音でないことは確かです。
草原にわたる風?谷間に響く羊飼いのうたのこだま?太陽の光を背に受けて岩の上に立つ羊飼い自身の草原に映る影?影法師?・・・なあんてことを考えてしまうのは、梅津先生のこの本を読んだあとだからかも。

フェルメールの楽器 音楽の新しい聴き方
4620319503


岩の上に立つ羊飼いの姿は孤独そのもの、詩を素直に読み取れば、恋人に振られてどん底状態から立ち直り、さ、前向きに生きて行こうという内容みたいですが、この時代の詩にはいろんなメタファーがあるようでその意味を推し量るのは教養0の私には難しいです。

ただシューベルトの作品を聴いていると、羊飼いの内面は穏やかで、何かしら満たされた感じで新たに旅立つ方向を見据えているように思えてしまいます。
シューベルトの晩年の作品とのこと。「フランツ、はやく、こっちにおいでなさい」という、神様からの絶対的な招待をシューベルトの鋭敏な感覚は捕らえていたのでしょうか。

マックス様の表現という点では3年後の録音の方が勝っていますが、13歳になったばかりの多感な少年が その美しい声で歌の世界を表現しています。あっぱれ。

プエリコンシニテ
ヘルベックのオケバージョン。マックス様は淡々と歌っていますが、バックのウィーンの合唱が美しいです。最後の高音がデクレッシェンドで消えていくところが好きです。確かこの曲、確か映画野ばらで、トニー少年が教会ではじめてウィーン少の合唱を聴くシーンで聞けますよね。クリスマスでもないのに、何ゆえこの曲だったかという突っ込みは不要。あれは印象的だったなぁ。

春の声
さあ、いよいよ参りました。
伴奏しているオルトナー先生が楽しそうに弾いています。
先生のウィンナワルツのピアノがおしゃれで渋いです。
マックス様は日本ツアーのアンコールでもこの歌を歌ったとか。いやはや凄くて笑うしかありません。
最後の高音はがっつーんと脳天を突き抜け、あわわと驚いているうちにオルトナー先生のピアノがこっそりラストスパートし鮮やかにフィニッシュ。
正直に告白します。実は、毎回ここだけボリュームを絞って聴きます。・・・だってびっくりするんだもの。

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