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伝田正秀さんのヴァイオリン・リサイタル

この前の日曜日の午後、都内で行われた仙台フィルのコンサートマスター、伝田正秀さんのリサイタルに行ってまいりました。

タイトルはずばり「ヴィルトゥオーゾ・リサイタル」

マンションの一室をコンサート用に仕様に改装した贅沢でシックな空間でのサロン・コンサートでした。お客さんも30人くらい、こじんまりしていてとてもよかったです。

プログラムは

ヴィターリ  
 シャコンヌ
ブラームス 
 ヴァイオリンソナタ第1番 雨の歌

休憩

タルティーニ    
 悪魔のトリル
メンデルスゾーン 
 甘い思い出
ヴィエニャフスキー 
 華麗なるポロネーズ 第1番
 スケルツォ・タランテラ
ポンセ        
 エストレリータ
サラサーテ
 プライエラ
 バスク奇想曲
 ツィゴイネルワイゼン

とアンコール2曲。


ほんわかとした感じの伝田さんの挨拶でコンサートが始まりました。
会場もほんわか~と和んだ空気が漂うのですが、ヴィターリのシャコンヌのピアノでその雰囲気が一瞬で消え去りました。続く伝田さんのヴァイオリンが奏でるメランコリックな旋律にぐっと惹き付けられてしまいました。次から次へと現れる濃密なメロディーが美しいこと・・。

ブラームスの雨の歌は、お天気にぴったり、物憂げな思索を繰り返す曲に聴こえました。
プログラムの解説に「3楽章のテーマは、クララが特に好んだ歌曲の引用で、クララへの思慕の念を現したという」という一文にインスパイアーされ、妄想ワールドに突入していました。伝田さんと片岡さんの奏でる3楽章はクララ、クララと呪文のようなつぶやきが聴こえてくるようでしたよ。
小柄ならも若く才能溢れる美青年だった(これマジです)ヨハネスのあつ~い思いをクララさんはどう思っていたのでしょうねぇ・・・このヴァイオリンソナタを作曲したときヨハネスは46歳。過ぎ去った何かを懐かしんでいるようにも思えました。 

後半は超絶技巧のオンパレード、まとめて生で聞くのは恥ずかしながら初めてです。
とにかく目の前で繰り広げられる音楽とテクニックに口あんぐり状態。なんだなんだ、どうやって弾いているんじゃと、ぽかんとしていました。
それぞれ情熱的だったり、叙情的だったり、官能的だったり、華やかだったり、とヴァイオリンが奏でる音楽ってこんなに表情豊かだったんだわぁ、こりゃ凄いんだわぁ・・・と呆然としながら聴いていました。伝田さんも弓の毛を切る事2回、熱の入った演奏でしたよ。
ピアノの片岡美津さん(すごくキレイな方ですねぇ)のピアノは、曲によって様々な表情を聴かせてくださり、伝田さんとの息もぴったりで素晴らしかったです。

ばよりんを習っていたハズなのに、恐ろしく不勉強な私は曲に酔いしれる前に、繰り広げられる技巧に、初演を聴く当時の聴衆の気分でした。
これこそサロン・コンサートの醍醐味。


伝田さんが、学生時代のオケ仲間の情報で仙台フィルのコンサートマスターに就任されたことは知ってはいましたが、昨年行われた伝田さんのお父様の記念パーティーで初めて伝田さんの実物の音を聴きました。どこか懐かしい暖かい音色に惹きこまれました。
そのあと購入したこのCD

EMOTION
伝田正秀
B001GFAJ86


きいていると心の奥が暖かくなり、ほっこりとした気持ちになれます。
どこまでも深く研ぎ澄まされたきんきんきらきらした音色のヴァイオリンも好きですけど、正秀さんのヴァイオリンの音色はちょっと特別です。

CDはご本人のページからも購入可能です。
伝田さん、少し前に公開された邦画「剣岳」で使われている映画音楽でヴァイオリンを担当しています。ご本人はまだ観ていないんですよ~と仰っていました。

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