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J.S.Bach Die Motetten Thomnerchor を聴きました

モテット聴き較べのトリはご本家 トマーナコア

Vol. 1-Motetten

テルツの96年と同じ年の録音。
パウル・ゲハルト教会@ライプチッヒとあります。(どこ?)

教会特有の豊かな残響のかなで繰り広げられるバッハの世界。
音が降り注いできます。
CD聴いてるのに。

バッハの音楽の多様性を楽しませてくれたテルツ、同じ聖歌隊の演奏であっても音の運び、和音の響きが違うレーゲンス。アウグスブルクもニューカレッジ、これから聴くCDも それぞれの団体の個性で奏でられるモテットにいろんな発見があったり、感動するんだろうなあとわくわくします。

トマーナのこのCDを聴くと背筋がぴっと伸びてくる・・モテットは祈りの音楽、宗教曲であることを認識させてくれるのがこの演奏でした。
え~となんていうのかな、教会の椅子に腰かけて、配られた式次第や、歌詞カードをたどりながら&時折、楽団や合唱団のいる方向を見あげたりして、聴く音楽だなあと。

均整のとれたクリスタルのような響きの中にも 温かみを感じさせてくれます。
トマーナの歌って好きです。


そうそう。
このCDにも、Capella Thomanerというバロックアンサンブルが入っていて、聴いた中でもちょっと華やかな雰囲気です。レーゲンスも器楽がはいってますが、録音技術のせいか、ちょっとにぎやかかなぁ。
合唱を損なうことなく、邪魔することなく かといってかき消されることなく 彼らの歌を際立たせクリアに聴かせてくれる良い演奏だなと思います。
地域がおなじとか、音楽の方向性が同じだけというだけでなく、勝手に名づけるならライプチッヒトーンなんです。(意味不明)


モテットは、聖書の言葉に基づくいくつかの短い曲やコラールの集合体で成り立っています。
こちらのCDではその短い曲毎にトラック分けされていて、ざっと聞き流すだけではできなかった、曲の細部を知ることができます。便宜上トラック分けされてはいますが、それに気づかないくらいモテットの中で次の曲に移るときの絶妙な間が、秀逸です。
バッハを歌いなれた彼らにしかできない間だなあと思います。


BWV 225 Singet dem Herrn ein neues Lied

大まかにいうと3部構成。目がくらむようなまぶしさの8声が鮮やかです。
テルツではソロを起用していた2部は実は複雑な構成。
簡単に言うと一つの音楽の中でChoir1とChoir2が違う旋律からなる合唱を展開しています。
この部分、アカペラだけでじっくりと歌われるだけだと、ちとさびしい感じがありますが、バロックアンサンブルが起用されていて、とてもきれいです。
第3部は晴れやかに、ラストは4声でバス・テナー・アルト・ソプラノ順番に登場し、halleujaが響き渡ってます。
爽快な音の運びに聴いてる方もハレルヤですわ。

BWV226 Der Geist hilft unser Schwachheit auf

こちらも大まかにいうと2部、double choir構成。
CDをぼ~っと聴いていると、うん、これもいい曲だな で終わってしまうので譜面を見ながら聴きました。

落ちまくりました。(特技!)、そしてあまりの複雑な構成に目が回りました。

目が回るというのは たとえば、Choir1とChoir2がそれぞれ違う歌詞で旋律を歌っているのはフツー。
そのうちChoir1オールパートとChoir2ソプラノだけという5声部の部分なんかでは、5声が全然違う歌詞を歌っていたり、Choir1ソプラノ、choir2ソプラノあとの3声は合同の5声だとか・・
小節はじまりの単語はいったん何種類あるのかな、などなど音符と歌詞をミクロ視点で見ていて譜よみで酔いました。
そんなこともあって、ラストのすっきりしたコラールでほっとしました。

しろうと感想丸出しでいうなら、もしかして、6曲の中で一番難しいんじゃないのと思います。
You tubeで検索中に オトナ団体の演奏をいくつか聴き較べしましたが、アンサンブル重視しているともたついた感じに聞えちゃう。

トマーナの澄んだ歌声と鉄壁のアンサンブルは健在です。
すごい。
You tubeに動画を発見




うわあ、暗譜でシレっと歌ってるよお、



BWV227Jesu, meine Freude

11の短い曲を基本5声。
4-5声のコラールや合唱の合間にソプラノ・アルトのテルツェット、アルト・テナー・バスのテルツェット、ソプラノ1&2、アルト、テナーのアンサンブルが登場します。
5声のコラールや合唱は同じ旋律のバリエーション、ブラームスのハイドンバリエーションみたいな感じです。
1トラック1モテットCDだとリピートできないのが残念なんですけど、こちらのCDではコラールすっ飛ばして、テルツェットだけを聴いてしまいます。すみません、つい。

トマーナのきりっとしたソプラノも好きですが、アルト・テナー・バスのテルツェットのアルトがかっこいいです。響きも柔らかいし、16分音符のこまかい音型をさらっとこなしているんですよー。
2010年のライブ、CDとくらべるとピッチが違う感じがしますが・・。



BWV228 Fürchte dich nicht

この曲だけでなくトマーナの演奏は、歌詞の扱いがとても丁寧に聴こえます。
ドイツ語チンプンカンプンのワタシでもライナーノートに掲載された歌詞を見ながらであれば、わりとしっかりと単語や文節が聞きとれます。
この歌に頻出であるNichtという単語、否定形キツメイメージの単語ですが、トマーナでは響きが柔らかい。
日本語で言ったら、怖がるんじゃないっ!! っていう感じではなくて 怖らがらないで、と柔らかく語りかけられる感じに聴こえます。

そしてこのモテットに Fürchte dich nichtと同じくらい頻出する Ich bin bei dir のフレーズ、ワタシには亡くなられた方からのメッセージに聴こえてしまいます。

BWV229 Komm, Jesu, Komm!

前半のトマーナの歌が胸に迫ります。
通奏低音伴奏だけの曲ですが、合唱が表情豊かです。
すっとぬけるようなソプラノの高音がとてもきれいに響いています。

228は神様が「怖がらないで、あなたのそばにいますよ」という語りかけではじまる曲で、229は、「イエス様、私のそばに来てください」ということばではじまるっているので、おおざっぱにいうと対になるモテットなのかなあ・・と今日の帰り道そんなことを思いました。

BWV230Lobet den Herrn alle Heiden

モテットのラストは、晴れやかな230.  halleuja除いて2節の短い詞を4声で。
明るいトーンで軽快な気持ちになります。

モテットを聴きとおしたワタシと根気よくお付き合いくださった皆様にハレルヤの気分です。



ライナーノートはドイツ語と英語のみですが、ビラー先生の解説がこれまたいいです。
それによると ビラー先生がトマーナの一員になって、最初のリハーサルが227。
幼いビラー少年、実はホームシックにかかったり心細かったりしたのに、歌い出したらそんなこと忘れたって。(超意訳)
いい話だとおもいませんか?


譜面見ながら聴いてみたい方にお勧めのサイトがバッハカンタータのサイト。
・・・・お世話になりました。
http://www.bach-cantatas.com/Vocal/BWV225-231.htm

Scoringの欄から楽譜にジャンプします。


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