スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Abendlieder mit den Wienersängerknabenを聴きました

iTuneでお買い上げしたこちらを聴いていました。


Abendlieder.jpg


60年代にフィリップスからリリースされたアルバムのリマスタリングになります。
録音年月日不明、 演奏者データはWienersängerknaben&F.グロスマン先生のみ。

元アルバムは7インチのAbendlieder mit den Wienersängerknaben。
こちらのアルバムは いま確認できる情報では62年リリースの第1巻と65年プレスあるいはリリースの第2巻のセットだった模様。
abendlieder mit den WSK1Abendlieder mit denWSK 2

上記画像は海外サイト様から借用しました。

1巻と2巻それぞれ8曲ずつ入っていて、曲目もかぶらないので本来なら16曲のはず。
後にWanderliederとカップリングされ、Wanderlieder/Abendliederのタイトル(そのまんま)LPとしてリリースされています。こちらのLPはジャケット違いで数パターン存在しています。
カップリングLPのB面Abendlieder、曲リストを調べてみたらこちら12曲。
ワタシがiTuneで手に入れたアルバムも12曲、7インチからLPになる段階で4曲オミットされてます。
嗚呼なんてこと。

収録されている曲は 星やお月様が見え隠れする夕べがテーマとあって、聴いていると高ぶった気持ちを切り替えてくれるような曲のオンパレードです。
どれも1分から3分と短い。

緩徐なまったりとした曲だからこそ演奏者のレベルがもろでてしまいがち、しかも古謡や誰もが知っている音楽ばかりとなると、聴くほうもドキドキですが、そんなのは杞憂です。
さすが、グロスマン先生時代の彼らにはそんなのお茶の子さいさい、真摯だけどなんてことないように歌ってます。
すごいもんだ。
半世紀を生き延び続けている音盤たるゆえんは、その上質な演奏が物語ってます。

大人びた揺らぎのあるボーイソプラノはノーブルで近寄りがたい歌声、グロスマン先生時代の鍛え抜かれた歌と音楽に驚くばかり。
繊細でしなやか、コーラスアレンジも気品あふれてるしソロの起用もさりげなく、ぴったり。
少年たちのアカペラ+ときおりアコースティック楽器のシンプル伴奏で展開する、そんな豊かな世界が心地よいです。

しっとりとしたコーラス、ピアノのタッチが柔らかくノンビブラートのヴァイオリンのオブリガートが可憐なWiegenlied (Schlafe, Schlafe, Holder Süßer Knabe)、なめらかな3部のアカペラにあいまにホルンがさりげなく入っているDer Wächter Mit Dem Silberhorn 。ゆらゆらとしたソプラノ・メゾ・アルト各パートの声質が同じなのには驚いた。こどもが歌っているって気づかないくらい妖艶です。
はつらつとして歯切れのよい、Bona Nox (Gute Nacht) 。
Wandrers Nachtlied (Der Du Von Dem Himmel Bist)なめらかで深みのあるアカペラのあとにほんの短いソロが登場するんですけど、雲の隙間から見えた月の光の様です。
ハープの伴奏入りで一番華やかな雰囲気のSchlaf’kindelein,schlaf  1分2秒という短い時間の中にギュッと濃いハーモニーがつまってます。
基本はどこまでも澄んだハーモニー アカペラで歌われるAn Dem Mond (Guter Mond, Du Gehtst So Stille) 。

以上前半6曲が第1巻からの抜粋で、A面トップバッターである「nachtwächterlied」 とB面アルバムラストを飾る「Sandänlein」 がカットされてます。


Aba Heidschi, Bumbeidschiはピアノ伴奏つき。音域のせいかアルトが少し胸声系なので、前半とコアの雰囲気が違うような気がします。
アカペラ3部、しずかなKinder Geht Zur Ruh'! ソプラノがビブラートかかっていてます。
グロッケンみたいな楽器の伴奏で、たっぷりとした全員参加のコーラスが柔らかい雰囲気のWeißt Du Wieviel Sternlein Stehen? 。3人のソロアンサンブル(メゾ2、アルト1)のハーモニーがこれまたきれいです。
ふわっと声が抜けるところなんかはぞくぞく。そしてソロアンサンブルの後にさらっと入る 明るい声のソプラノソロの声に泣けます。
民謡にしては複雑な構成の曲のO Wie Wohl Ist Mir Am Abendはメゾ・アルトの魅力がたっぷり。オトナが入っているんじゃないかと一瞬思ってしまいましたよ。ちょろっとクラリネットがはいり デクレッシェンンドで合唱が消えていくのは圧巻。
3部のアカペラが月明かりが投げかける影のようなDer Mond Ist Aufgegangen ふくよかな温かみを感じさせる音楽にじんわり。3番コーラスのフルートオブリガートが華やかです
物寂しげなソロと合唱の対比が印象的なVerstohlen Geht Der Mond Auf このソロ大好きです。
メゾよりのソリスト君のしっとりとした声です。
ウィーン少のソリストには物悲しい旋律にぴったりというしかない、声の子がいるんですよね~。

後半6曲は第2巻からの抜粋で、こちらもA面トップのAbendlieder( Abend wird Es wieder)とB面ラストの
Der Dpate Abendがカットされてます。

上(最初)と下(最後)カットってスポーツ競技の採点みたい。なんでそんなカットをしたんでしょう?
収録されていない4曲はアナログの森に永遠にしまわれたまま。
フィリップスさん、どうにかしてください・・・といってもフィリップスレーベル自体が閉鎖しちゃってるもんなあ。はあ。

アナログのふくよかな音の広がりが残っているし、スクラッチノイズや音がとがりすぎず、なかなか秀逸なリマスタリング。

お買い得です。

何と言っても持ち歩けるんですものねー。

iPhoneに入れて聴いてると勝手にシャッフルされて翻弄されまくりましたが、調べてみると別にiTune でなくても試聴できるサイトがありました。

げげ、アマゾンジャパン

しかもiTuneよりお値段安い。
悔しいのでリンク貼っておきます。

http://www.amazon.co.jp/Abendlieder/dp/B007EGR0L0






古い記事に目を通してくださったり、拍手をくださった方、ありがとうございます。
ぼつぼつと続けてまいりますので、また遊びにいらしてくださると嬉しいです。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

hiromian

Author:hiromian

日々のこと、少年合唱のこと、少しずつアップしてまいります

calendar
<09 | 2017/10 | 11>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
最新コメント
リンク
このブログをリンクに追加する
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。