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ウィーン少6月14日Aプロ@オペラシティ 前半

ウィーン少のコンサートが好きな理由は、コンサートそのもの以外に、コンサートが終わった後の客席のざわめきの中で感じる暖かさです。よかったね~、楽しかったね~ 凄かったね~、綺麗だったね~、可愛かったね~、等々、客席から出口に向かう多くの人々の語る表情と言葉のあたたかさに、いつもほっこりしています。

ブラームス交響曲1番&4番、マタイ受難曲、モーツァアルトのレクイエム、サイトウキネンのエリア・・・といった重たい演目の演奏会の後は、演奏にめいいっぱい感動しながらも時としてheavyな未消化の感情が沸き起こってしまい、その結果、貧弱な頭を悩ましながら、あ~でもない、こ~でもない・・・と家路につくことが多いのです。

昨日までのウィーン少のコンサートは、どうしても人々シリアスな状況に立ち会わなくてはならない仕事をしている私にとって、日常の逃れることの出来ない緊張を解き放ち、心と体の奥底から暖かい気持ちを呼び起こさせてくれるコンサートでした。

しかし、今日聴いた演奏は、なんだか頭をがつんと殴られたような衝撃をうけたコンサートになりました。瑕疵のないパーフェクトな演奏だったかといえば、残念ながら今回もそうではありませんでした。小さなほころびも確かにいくつかありましたが、しかしそれは私にとって全くといって問題になりません。(言い切る)それ以上に何かが介在していたと思います。これに関しては時間をかけて考えていくつもりです。今日が最終公演だというのに 例年の最終公演につきものの感傷は、今回不思議と私の中には沸き起こりませんでした。PCに向かっている今もその衝撃は続いています。

・・・ってアホなクラオタのコンサート評のような文章になってしまいました。前置きはさておいて。

日差しの差し込むホールのホワイエにはいると、日曜日の昼下がりのコンサートを楽しみにしている大勢の人々とは明らかに異質の緊張感を漂わす方々の姿がみられました。それがSPだと気づくにはそれほど時間がかかりません。だって皆様、黒服をお召しでいらっしゃいますから~。ああ、きっと皇室の方がいらっしゃるのだなぁ~と思いながら席につきました。2階席前列をチェックすると、オーストリア大使のお姿が。大使が2度もコンサートにいらっしゃるなんてモーコアの彼らは幸せですね。とても。

今日でエンペラー様見納めとあって、一応場内での写真撮影はご遠慮ください・・のアナウンスにも関わらず、エンペラー様に近づきカメラに収めるお客さんの姿がたくさん見受けられました。これが他のホールだったら、レセプショニストさんたちが走ってきそうなものなのです。それもなくて、まるでサイトウキネンフェスティバルの最終日のような雰囲気でしたよ。エンペラー様は一段と光り輝いておりました。ちょっと嬉しそう?

開幕のベルが鳴り、明り取りの窓とホールの入り口ドアがすべて閉じられました。
しばらくすると拍手に迎えられて皇太子ご夫妻が2階席に現れました・・。ホールは一気に大興奮(あらあら、コンサートこれからなのよ~。)それでも舞台の照明が一段明るくなると、ホールのざわめきが少し遠のいていきました。

さあ、コンサートがはじまります。







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Dumont Salva regina
沸き起こる拍手の中、L2扉から団員さんたちが1列になって入場。先頭はヤコブ君。
今日のお席はセンターアルトよりの通路側、12日よりはっきりと団員さんたちそれぞれの歌声が聞こえました。あれ、ミヒャエル君の左手にはタンバリンが。しゃりり~んと音がでないようにしっかり楽器をもっていました。これじゃあ歌うどころじゃなかったね~。
ソプラノちびっ子たちのそれぞれのあどけない声― マサヤ君の声は細いですがとても綺麗でした。これからが楽しみですね。がんばって、応援してるよ― に続いて、ハリのあるソプラノボイスが近づいてきました。間違いなくシンタロウ君です。そばを通ったときは年甲斐もなく心臓バクバク、思わず顔を見上げてシンタロウ君を見てしまいました。クールそのもの。楽しそうですらありました。
行列のしんがりを務めるトーマス(小)君、今日はトライアングルをがっちり握っていました。歌はお休み。残念だな~トーマス(小)君の歌声好きだったんだけどな。舞台に上がってから、全員ユニゾンによるこの歌はどこまでも透明で、美しかったです。

舞台には22人全員集合です。みんな晴れやかな顔をしています。

カルミナ・ブラーナの抜粋
ナタン君の先唱で歌がはじまりました。ホールにび~んと広がっていく声に圧倒されました。あれれ~12日よりはるかにパワーアップしている・・恐るべし12歳3ヶ月。
トライアングルはトーマス(小)君、慎重に叩いておりました。トライアングル、結構難しい楽器です。鳴らしすぎず、鳴らさせすぎず・・その加減が難しく、さすが趣味はトライアングルと書くだけあって、トライアングルに手で触わって音を止めないという絶妙な技を披露してくれました。
途中の3重唱はナタン君・ミヒャエル君・ガブリエル君。
全体として色彩を帯びた豊かな合唱を聞かせてくれました。
3曲目のパーカス隊はフローリアン君・ミヒャエル君・ヤコブ君。
ヤコブ君は打楽器がお休みのところではしっかり合唱に参加していました、珍しいことにミヒャエル君は口を結んだまま・・・。いつも余裕~って感じのミヒャエル君のあれほど真剣な顔みたことありません。

Lotti
重厚なコーラスになっていました。この曲がもつ翳りをしっかり感じさせてくれましたよ。シンタロウ君率いるソプラノパートがしっとりと旋律を歌い、内声部のメゾがハーモニーにさりげない彩りを与えています。メゾ隊大好きです。低音を担当するアルトもパーフェクト。。そしてそしてCodaに入る前のメゾが印象的な内声部を聞かせてくれました。

M.ハイドン アニマノストラ
この曲の合唱に入るまでの前奏が好きです。オーケストラもいいけど、エンペラー様のピアノの音色が印象的なんです。ソロはこのコアーの看板トリオ、ガブリエル君、ヨハネス君そしてシンタロウ君。前に並びながら、シンタロウ君はしっかりヨハネス君を見ました。
シンタロウ君のソロは12日よりはるかに安定して、芯のあるよく伸びる声を聞かせてくれました。今日はピッチが上ずることもなく余裕で歌っています。
途中にはガブリエル君&ヨハネス君のデュエット、ヨハネス君&シンタロウ君のデュエット、3重唱・・もりだくさんです。こうなるとソリストの競演って感じでワクワクしました。
ガブリエル君、二人と違い、力みがなくほわ~っとした雰囲気で歌っているのに、声量もあり、少年にしか出せない貴重なアルトボイスを聞かせてくれました。難しそうな上行音型に細かい音符のところも今日はもたつかずこちらも余裕で歌いこなしていました。
ヨハネス君が低音を、シンタロウ君が高音を歌うところでは、(こちらもかなり難しそうな音型)気持ちのいいほどびしっと決めていました。
メリハリのある合唱もこれまた素晴らしかったです。

アルカデルト アヴェ・マリア
シンプルな旋律のこの歌を、落ち着いた4部合唱で聞かせてくれました。フレーズの最後の処理が今までになく丁寧になされていました。2部のユニゾンから4部divisionするところは何回聞いても胸に染み入ります。Sancta maria・・・のハーモニーがドラマティックで、今も耳に残っています。最後のコーラスが終わって少しの間をおいてから始まるAmenが、柔らかくすぅっとホールに消えていきました。

本日のソロ曲~12日と同じ,魔笛からのDrei Knaben~
今年のDrei Knabenは可憐だった昨年のコアのそれ比べて、大人っぽく力強いハーモニーを聞かせてくれましたで。魔笛にこんなDrei knabenが登場したら、タミーノ、パミーナ、パパゲーノの大人たち、うかうかしてられないよ~大変だよ~・・・と訳のわからない突っ込みをいれながら、聴いていました。そのうち、あれ~魔笛の舞台がみえるよ~・・ってマイ・ワールドに踏み込む寸前でした。
はっと気づいて舞台をみると、あらら、ソプラノ後列のミヒャエルが冒頭からピアノを弾く先生をガン見。タミーノのソロが入る前はティモシー君のほうをちらっとみて、歌いだしたのを確認・・・タミーノようしbyミヒャエル君心の声。ソロはあの3人に任せておけば大丈夫!先生ガンバレ・・っていうような感じですぐにまた先生のピアノをガン見し続けていました。最後の最後で空調の風に譜面が飛ばされてしまいましたが、先生踏みこたえました。はぁよかった・・

ヴィルト先生のミサ曲
不穏・混乱を象徴するようなピアノでKirieが始まります。激しいとしか言いようのないキリエ。対立するかのようなソプラノとアルト・・その混沌とした世界に登場するのが シンタロウ君とガブリエル君の2重唱。シンタロウ君の高音が今日もぐわわわんとホールいっぱいに響きます。この曲でもガブリエル君のクールな低音部が◎。タケミツメモリアルでこれが聴けてよかった!サントリーだとまあるいサウンドになっちゃうもの。(シロウト耳の感想)。
のどかなシンタロウ君のソロで始まるグローリア。その牧歌的な旋律をソプラノ、アルトはさえぎろうとするかのように次から次へと登場してきます。その中で、シンタロウ君のソロには哀切な響きすら感じました。しかしその激しさは徐々に弱まり、エンペラー様の和解・調和を示すような和音が鳴り響き、終焉を告げます。そしてエンペラー様の単音が響く中ではじまるcodaは まるで教会の鐘がなる中で行われる静謐な祈りのようでした。
やや。このミサ曲全部通して聴きたくなってしまいました。
もちろんソロはシンタロウ君とガブリエル君、合唱はこのメンバーじゃないとね。ヴィルトせんせ~、!!・・・そういえば19時のNHKニュースで、皇太子ご夫妻の映像とともにこのシーンが流れていました。

ハイドン 天地創造
3人の天使はナタン君、ガブリエル君、ヨハネス君。エンペラー様も、合唱もそれはそれは華やかで賑やかでした。合唱、3重唱、合唱、3重唱それでもって合唱・・を繰り返し、感動のフィナーレへ。たたみかけるような合唱とオーケストラの低弦を彷彿させるエンペラー様のピアノに、一瞬自分が東京でウィーン少年合唱団のコンサートを聴いているという事実を忘れさえてさえいました。こんなに厚みのある合唱をウィーン少で聞いたのは初めてです。

パッター・ペーター・ポン
この早口ソングを合唱として楽しく聞かせてくれたのは、モーコアの皆さんが始めてですよ。モーツァルトが聞いていたら小躍りして舞台にでてきそう・・・

ハンガリー万歳
よい!の掛け声、はじめて聴いた時は 何ごとかと思ったのが今はよい思い出・・

後半へ続く。

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