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6月16日 ウィーン少Bプロ@オペラシティ(前半)

今年のツアーラストのBプログラム。
客席は9割埋まっていました。

よいコンサートでした。

パーセル
来たれ汝ら芸術の子よ
冒頭のユニゾン♪Come Come ye sounds artは結構低めの音域ですが、今年のコアはぱりっと歌っていました。ユニゾンのテーマから2部に分かれるところは花がほころぶよう。コンサートの幕開けにふさわしかったです。

トランペットを吹き鳴らせ
ディエゴ・ヤコブ・バスティアン・マティアス君たちのソプラノユニゾンの声が瑞々しかったです。
ソプラノユニゾンの歌いだしをアルトソロのメンバーが小さく口ずさんでいました。
本当に音楽の子だなあって思います。

かくのごとき祝福を与えしこの日
唯一マイナー調(に聴こえる)短い楽曲それだけに妙に印象にのこる1曲。
途中の♪What is justly~のソプラノ高音旋律が耳に残ってしまってます。

ヴィオールをかき鳴らせ
イヴァンとパウル君のソロデュエット。イヴァン君さらに風格増して安定感がありました。

見よ自然は喜びわれらに示した。
繰り返し現れるWith innocent revels to welcome the dayのフレーズも好きですが、なんといっても♪What the Graces require and the Muses inspireのモチーフは実はソプラノ後列4人だけが歌っていることが判明。この旋律と4人の声にどきどき。

こちらの曲、1496年メアリー女王2世30歳のお誕生日をお祝いするオードのひとつで、シュテッヒ先生は「音楽の喜びを歌うカンタータ」と紹介してました。
Nahaum Tate(らしいfrom hyperionの解説)の詞にインスパイアされた音楽だとすると、先生の解説に納得がいきます。
いずれにせよ喜びに満ちた作品だなぁと思います。

残念なことにお祝いの2年後に女王は亡くなられ、その後まもなくパーセルも36歳の生涯を閉じます。
450年近くが経過し、この二人はもちろん、リアルタイムで女王様の前で披露した人たちも、そばで聴いた人たちもすでに遠くになっている。
だけど、パーセルの残した音楽を聴くのちの世の私たちに その時代のきらきらとした晴れやかさを思い起こさせる強い力を持っている曲だなぁと思います。

ガルス Pueri concinite
歌いだしがばっちりと決まり、そのあとはめくるめくルネッサンスのポリフォニーがホールに響きます。
apparuitが乱れうち(?)する教会の鐘の音のようでした。

モーツアルト
ヴィエネンシスの兄さんたちがテナー・バスで入らないボーイズのみの4部合唱、軽やかで涼しげなモーツアルトです。K番号からするとモーツアルト20代初めころの作品。旋律や和声がすがすがしいです。どこかのんびりした雰囲気もお気に入りの曲です。もっと聴いていたいな~と思う1曲でした。アレンジもよければ演奏も素晴らしかった。

ウェルナー 野ばら
マティアス・パウル・ディエゴ・ヤコブ・シモン・アニアン君の6名のソロアンサンブル。
おそらく各パート2名の3部合唱だったと思います。パウル君とマティアス君がソプラノを歌っていていたんですね。真正面を向いてまっすぐな姿勢で力強く歌ってそうなマティアス君と、ななめ20度くらいを向いて揺れながら歌うパウル君それぞれの姿は対照的なんですけど、このソプラノがつやつやした声でそれはきれいでした。すこしこどもこどもした声のメゾがかわいらしかったです。3コーラスの終わりにボリュームをぐっとおさえるんですけど、ぞくぞくしました。

シューベルト エレンの歌 狩人よ憩え
先生のピアノ前奏で雰囲気ががらっと変わるのが、今年のコンサートの楽しみの一つ。
イヴァン君のソロではじまるJäger, ruhe von der Jagd!の力強さ。歌詞を調べてみたら3つのパラグラフからなる結構シンプルな構成。2つ目のパラグラフに入る前のピアノのモチーフで毎回ドキリとします。合唱をきいているとやっぱり50年代中ごろの雰囲気なんだけどなぁ・・って実際きいてはいないんですけどね。
やっぱりイヴァン君の肉厚なソプラノでないとこの曲は映えません。
合唱と先生、それからオペラシティの客席を19世紀ウィーンの森の奥にいざなえるはきっとイヴァン君だけです。

メンデルスゾーン 目をあげよ
Bプロの目玉は今日で聴きおさめ。
ふわっと沸き立つ旋律と和声の美しさ。各フレーズの終わりの丁寧さ。各パートのバランスの良さ。これを聴くことができて本当によかった。

天使のパン
ソリストはヤコブ君。
のびのあるさわやかな歌声でマティアス君とはまた異なった雰囲気です。コーラスとの掛け合いが丁寧で実は複雑な構造の曲だと気づきました(今更)。わりとこざっぱりとした仕上がりで、これも十分ありと思います。
会場からは大きな拍手が。

夕べの歌
ヤコブ君、定位置にもどったあとはそのまま曲目紹介、お客さん大喜び。
しかし、pp(推定)のハミング始まりで、客席からくしゃみ・・ああ、なんていうタイミング・・。
ハミングのハーモニーの美しいこと、そのハミングの上で情緒たっぷりの旋律が敬虔な祈りに聴こえます。
うつろっていく和声に聴きほれ、最後のブレスのあとふっと始まるpppのラストの部分でがっこぉ~んと2-3階席で物を落とす音がホールに響き渡りました。
ああ、涙。
コンサートにアクシデントはつきもの。とくに最近の音楽専用ホールの音響の良さが裏目にでてしまうんです。
横浜では、隣の席でおば様のバッグについたキーホルダーの鈴の音がコンサート中ずっとちりちり言っていたのに比べればまだマシです・・・思いだし涙。

ジプシーがチーズを食べるとき
ホールにアカペラ響きまくっていました。
このコアとオペラシティ・コンサートホールの相性抜群です。
今回はソプラノがグルーブ感あってどきどきしていました。

Bプロ前半ここまでのプログラム構成が好きでした。

オーストリア民謡

ささっと忍者のように5名が舞台そでに退出。
少ない人数で歌うは我らが喜びではパウル君のソロがすがすがしい。
フレーズの終わりに先生とアイコンタクトしてにっこりするのが可愛いです。
合唱がユニゾンから3部に分かれるところがツボ。

万歳チロルの仲間
雪が消え去れば太陽が顔を出す
5名のダンスに客席大喜び、自然に手拍子が沸き起こると舞台の上の皆さんにっこり。
歌いながらダンスしている姿は可愛らしいの一言。
ラストはピアノがアッチェレランドかけてダンスチームの足がもつれる寸前。
先生お茶目です。

おお運命の女神よ
チロルの少年が混じって歌うカルミナも今日が見納め。ギンガムチェックのシャツがズボンからはみでてしまったマティアス君は、歌う前にシャツの裾を押し込んでいました。
力強く粘っこい歌がホールにこれでもか、これでもかと響いていましたよ。


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