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6月3日 ウィーン少Bプロ@サントリーホール①

日曜日マチネー、2週間ぶりの東京公演。
客席は2階席右ブロックがら空きで7割程度の入り。
う~ん。残念だなぁ。

剛のAプロ、柔のBプロ・・でした。

パーセル 来たれ汝ら芸術の子よ
今年はエリザベス女王の即位60周年のメモリアルイヤー。
エリザベス女王からさかのぼること12代まえの女王様の30歳のお誕生日に作られた作品。
Come, come, ye sons of art, come come away のくっきりとしたユニゾンから、柔らかいレガートのtune all your voices and instruments playが女王様に敬意を表しているよう(書いていることがもうおかしい)。2度目のto celebrate、to celebrate triumphant dayのフレーズの付点がついてリズミカルです。2部に展開して華やぎがさらに増します。合唱の最後の音のハーモニーがホールにふわっと残ります。そう、これが聴きたい~と興奮。

トランペットを吹き鳴らせでは舞台前方に7名(ディエゴ・バスティアン・ヤコブ・カスパー・パウル・シモン君たち)が登場し2部合唱。きりっとしたソプラノユニゾンです。このうち2名が初ツアー。16分音符のこまかーい音型をぴったり合わせているのには驚いた。
You make the listening shores reboundのフレーズが好きです、最後のglories of daysの歌詞でじいいんとしてしまいます。

かくのごとき祝福を与えしこの日は短い2部合唱。(3部に聴こえたのは気のせいでした)

ヴィオールをかき鳴らせはソロデュエットでソロはイヴァン&パウル君。
お互い全然違う方向を見て歌っていても、ぴっちり合うんだからすごいもんだ。
しかあしイヴァン君は調子今一つ、どうしたイヴァン君。
パウル君は高い音域から低い音域まで丁寧に歌っていました。
ヴィオールじゃなくてヴァイオールっなんだーと全然関係ないとこで目からうろこ。

見よ自然は喜び我等に示した。
♪See Nature, rejoicingではじまる華やかなフィナーレ、晴れやかでいい曲だなぁと思います。
中間部のWhat the Graces require~のメロディーラインがいいんだよな。

往時のスタイル、オール男子声楽、ソロは子どもあるいはカウンターテノール+古楽オケで聴きたいとずっと思っていますが、なかなか見つからないです。
あ、と思って手持ちのパーセルのアンセム集で探していました。(あるわけない)


ガルス pureri concinite
がっちりとアカペラSSAAの4声。
Pueriの歌いだしが、ソプラノ1,2、アルト1と2拍ずつずれて始まるのがわくわくしますー。
途中のapparuitの掛け合いがはじける様で楽しいです。
ろうたけた声の70年代の録音からすると可愛らしい雰囲気ありますが、スキルは同じ。いやはや伝統。(意味不明)

モーツアルト 聖なるマリア、神の母よKV273
小中学生男子の4声だけど、アルトがしっかりしている今年のコアでは映える1曲。
明るい声質とモーツアルトの旋律がマッチしてます。
モーツアルト21歳の頃の作品、すごーく簡単そうにさらりと歌っています。
普段歌いなれているだけあって、きっちりとした仕上がりに、あ~さすがだなぁと。

モーツアルトプリーズです。

ウェルナー 野ばら
合唱がきらきらときれいで、淀みないです。
半世紀まえのふるーい音源とか83年組のアカペラヴァージョンが定番となっているので、ピアノアレンジのため、可憐な野ばらというよりこれから七変化する紫陽花のようだなぁと、聴いていました。
2番コーラスのあと少しためがあったあと3番コーラス。
すーっとPでの終わり方が印象的でした。
最後の音がホールに消えないうちから客席から拍手が。
きっとウィーン少年合唱団といえば野ばらの世代の方かしら?うん、ナイス。


エレンの歌
ソロはヤコブ君。声はのびやか。イヴァン君のソロとはまた異なったテイストでした。
先生のピアノも味わい深いです。
シューベルトの曲だけどやっぱりブラームステイストたっぷり。

メンデルスゾーン 目を上げよ。
サントリーホールに25人の天使降臨
これが聴きたくてこりもせず今回もやってまいりました。
ケイタイがシャットダウンされ圏外となるコンサートホールにいることに毎回ドキドキしてるんです。
いけいけどんどん、パワーで参ります的なAプロとは違い、繊細なハーモニーがふわっとホールに漂います。
音量をおさえていても、そのハーモニーの美しさは絶品。
もう客席でうるうるして聴いてました。
実は。
少し前まで弦楽8重奏とか、最近はトマーナのモテット集(未完のオラトリオキリスト入りのやつ)をずっと聴いていて、メンデルスゾーンの完成された様式の見事さ・旋律の美しさに惹かれています。


フランク 天使の糧
ソロはマティアス君。今回はトレードマーク(?)の金縁の眼鏡ではなかったです(どうでもいい)。
高音がすーっと伸びてきれいなソロでした。
バックのコーラスもう少しボリューム下げてくれるといいのになぁ。
まっすぐで落ち着いた歌に、今年のコアでこのソロを歌えるのはマティアス君だけだろうなぁなんて思っておりました。
この曲だけでなくてソロ曲の時はその後ろ姿をじっと見ているメンバーの表情が様々でつい目がいってしまいます。
ソロの歌詞に合わせて自分も歌っている気持になるのかなぁ。
この曲はくどく聞える大人テナーより、ボーイソプラノのほうが清楚な感じがあって好きです。
歌詞はラテン語なんですね。

コダーイ 夕べの歌、
アルト2、アルト1、ソプラノ2とPPのハミングが重なっていきます。
ソプラノ1が旋律をそーっと歌いだすところで今日もぞわぞわ。
真冬の晴天の夕暮れ時を思い浮かべます。
オペラシティーとは違うサントリーの残響でさらに、ハーモニーに透明が。
ppあるいはpppで終わる最後のハミングが忘れられません。

ジプシーがチーズを食べるとき
もともとは児童合唱、ググって初めてしりました。
♪とらがしかしかん、に聞こえる歌詞、原語表記ではTúrót ëszik a cigány、(EMIさんの8枚組CDの解説にありました。)
異邦人には聞き取れない、がちゃがちゃとした集団の会話のように聞こえますー。
duba, lëba,というソプラノの掛け声は切れ味ばっちり。
主題によって、歌の表情が変わる(完全とはいえないにしても)点では今年のコアは巧みです。

オーストリア民謡
ダンサーズ君たちはすたこらと舞台袖へと向かいます。
パウル君のソロではじまるSigna is insre freund 。
ワンフレーズのソロを歌うたび一歩前にでて歌い終わると列にもどります。

どのコンサートでも民謡シリーズになると、ソプラノ後列のバスティアン君笑みがこぼれていて、見ているとシアワセな気分になります。

万歳チロルの仲間
たのしげ~なヨーデル。アルトの低音がアルプスホルンの様な響き。
曲によって声の雰囲気ががらっと変わる今年のアルトは面白いです。
しかもアルト後列の落ち着きぶりは風格すらあります。

雪が消え去れば、太陽が顔を出す。
先生のピアノ前奏でカスパー、ケンシ、マティアス、マクシミリアンH君、のダンス隊が袖から登場し、客席から自然と手拍子が。
今日のお客さんノリがいいですねぇ。
ダンスチームは民族衣装はチェックシャツと胸当てのついたひざ丈のハーフパンツ。実はそれぞれチェック柄が違うのです。
普段は生真面目な顔で舞台にいるケンシ君、マティアス君が笑顔を見せています。今回はは5人とも歌いながら踊っていました。
客席大盛りあがり。

ここで名づけてサントリーの椿事が。
大きな拍手のなか「アンコール、ダンス、プリーズっつ」×4-5回の声が。
うわああ。
ステージの上のみなさん一瞬きょとんとしたあと、なごやかな雰囲気になりました。

しかあし、運命の女神様は待ってくれないのです

先生のピアノとエンリコ君の銅鑼一発でカルミナブラーナが始まります。
ホールの雰囲気ががらりと変わります。

運命の女神よ、と高らかなコーラス。
本の中に閉じ込められていた名もなき人々の容赦のない運命の女神に対する呟き。ささやきのような25人のユニゾンにぞわぞわします。ピアノ両サイドのチロルの少年二人パートトップが前のめりになってました。
歌詞を調べてみたら2節目はなんだかものすごーいこと歌ってます。

最後のパラグラフは時代と場所を超えた人類のうたですね。
25人の小中学生の声とは思えないダイナミクスとその迫力に上野で聴いたムーティーのカルミナの舞台が目まぐるしく頭の中でフラッシュバック。
フレーズ毎に足踏みを入れていた2010年組よりも 銅鑼のほうが効果あります。


気まぐれな運命の女神様になんか負けてはいけないのです。

大喝采の中1部はおしまい。

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