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Die Wiener Sängerknaben singen Lieder von Franz Schubert を聴きました

タイムカードの打刻が、日曜日午前0時30分出勤、午前2時38分退勤って・・今週も朝帰りの日曜日。

なかなか落ち着かない毎日に、ついブログも更新が滞りがちになってしまいました。

それでも古い記事に目を通してくださる方がおられるようで嬉しい限りです。

ありがとうございます


さて、超しょぼブログではありますが、ブログを通じていろんな出会いがありました。
心躍るような出会いばかりです。

5月にこっそりご連絡をくださったとある方からは信じられないような贈り物をいただきました。

のコダーイの音源とともに頂戴した「ウィーン少年合唱団シューベルトだけを歌う」(⇒勝手に邦題つけました)の音源です。
60年代初めの頃の録音のようです。



Die Wiener Sängerknaben singen Lieder von Franz Schubert

Leitung:Uwe Mund, Klavier:Heinz Medjimorec

1. Ständchen  D921    
2. Das Wandern       
3. Die Nacht       
4. Der Lindenbaum
5. Nachthelle  D892     
6. Wohin?       
7. Die kleine Schaferin (La pastorella)      
8. Ave Maria

たぶん、二度と聴くことができない絶品のシューベルト合唱・ソロ曲のオンパレード。

まずはゆったりとしたテンポのStändchen 。

ソロとコーラスの対比に夢中になります。
ソロが理想のボーイソプラノストライクど真ん中。
ボーイズのみの3-4部の合唱のはつらつとしたしなやかさで歌の世界が見事に展開されていきます。

宵の口、人々が寝静まる頃。
そっと愛しい人の住む家の窓辺に近づき、愛を告げる調べを奏でる。
どうか眠りにつかないで、まどろみのなかで歌を聴いて・・。
実際歌うのかは別としても、いまどき人さまの家の前でこんなことしたら寝ぼけた声のオヤジにどやされるか犬にほえられるだけなのだろうけど・・・坊っちゃんたちの歌にそしてその歌詞になんだか心臓バクバクします。

シューベルトの歌を聴く楽しみの一つはピアノの伴奏。
足音を忍ばせて、でもできるだけ早く、急いで、急いで、愛しい人が1日の安息の眠りに落ちる前に・・。ああ、ドキドキ。

シューベルトのセレナードD921の録音は、キュイバッヒャー・ランコビッチ・ブレン先生時代のものと70年代のタイマー先生時代にあります。

You tubeには、50年代70年代の演奏と 83年組の日本公演のブートがルネさんご自身によりアップされているものを聴くことができます。

あとはテリーさんの断片とか2006年のピーター君かな。

83年のルネさんのソロ素晴らしいです。
83年

ルネさんてソプラノばりばりだと思っていたのですけど、アルトの音域の艶と安定感がいいですね。

ただ。

いただいた音源のStändchenを聴いてしまうと、曲の印象が異なり、こうなんていうか ときめき度がイマヒトツというか、物足りなさがでてきてしまいます。

その原因はなんだろうかと考えていました。

シューベルトのセレナードは同じタイトルで数曲存在します。
グリルバルツァの詞によるセレナードにはD920 とD921のふたつがあります。
ソロ+合唱+ピアノの構成は一緒、歌詞も同じ。
D921はD920の改訂版。

いろいろググってみると、まずわかったのはシューベルトの亡くなる前の年、1827年7月の作品だということ。
それからシューベルトのお友達で声楽教師をしている女性が、教え子の24歳のお誕生日パーティーでプレゼント&披露するためにと依頼されて作られたといういきさつがあること。
どうやらシューベルトはオール女子だけで歌うようにと依頼されたのに、アルト(メゾソプラノ)と男声4部構成で作ってしまったとか。
その結果、合唱女声版がD921,男声版がD920だそうです。

とはいっても、ウィーン少のすべてのヴァージョンはオールこども、つまり声域的には女声と同じなんだろうけど。

ほかの音源と印象が異なる理由は、アナログ音源だし、レコードの回転速度の調整といった問題を省くと、調性の違いだろうか? というのも、こちらのセレナードはキーが高い。Cis-dur→Des-durになっているんじゃあないかと。

いろいろ頭に詰め込んで聴きなおすと、納得。

ワタシこのソリストと合唱が好きなんだ
と。

あ、すみません。
後日ご紹介いたします。


美しき水車小屋の娘から、さすらい。
向う見ずな威勢のよさ、あばよってな感じで旅がはじまるのでしょう 。
オトナが歌うと「いやあ、昔は元気だっただよね、照れ」みたいな感じに聴こえてしまいますが、はきはきとしたソリストが巧みです。
すごいソリスト君ですよ。
参りました。

何気にシューベルトの夜が好きです。
ささやきのような音量で歌われるしなやかな旋律に 暗闇のなかに身を置いたときの ひんやりとした空気感、明かりを求めて空を仰ぎ見て、星のかすかな瞬きに目をこらす、そんな情景が浮かびます。

菩提樹
♪いず~みにそい~て・・と高校の音楽の授業で触れた曲。
清冽な印象があるのは文語調の日本語歌詞のせいでしょうか?
本当は違うのかもしれない。
じんわりとした翳り、あの菩提樹の傍にはもう近づくことができない、というアウトサイダーの痛みを感じるのですよ。ぼっちゃんの歌で。


夜の明かりに
ソプラノのキーの高さがギリギリな感じですが、そのぶん凛とした空気感を漂わせています。ガラス細工のようなソプラノにうるうるきます。

いずこへは、
キュイバッハー先生時代のソロ録音があり、こちら80年代までのレコードに生き続けています。
クセのある声が特徴、ウィーン少レコーディングのアーカイブに残る唯一のいずこへと思っていたのですけど・・。
こちらの歌を聴くことができて幸せです。
心打たれました。
説明は不要、↓をぜひお聞きください。


[高画質で再生]

F.Shubert Wohin? [バックアップ]


Die kleine Schaferin
どこかしらのどかな歌声と曲調にほっとします。
卒業生というかゆかりの作曲家の作品としてコンサートで登場し、音源も多いのがシューベルト作品。
50-60年代の完成度の高い合唱を聴いてしまうと、70年代くらいから、あれ、もしかしてシューベルトの合唱曲って難易度高い?という印象が・・。
本来の成人ヴァージョンと比較すると、音域とかアレンジのせいなのかな(以下省略)

とはいってもシューベルトの合唱曲って、ウィーン少が歌うとしっくりくるのはワタシだけかしら?
あの雰囲気(どういう雰囲気かっていわれると、説明にこまるけど)は彼らにしかでないんですよね。


アヴェマリア
他の団体と比較してもシューベルトのアヴェマリアって録音少ないですよね。
オーソドックスな歌とピアノ、聴き手としてはキタ―と盛り上がらなくてはいけないんですけど、冒頭のD921といすこへで興奮しすぎてしまい、生真面目で隙のない歌に放心状態です。
おそらく、白黒ビデオ「ウィーンかたぎ」の音源かなぁと思います。こちらの記事参照ください

さて。

このシューベルトだけを歌うのレコードは中古市場でもめったにお目にかかりません。
もし仮に見つけたとしても、曲目かぶりまくっているので、ああ、50年代の録音ねとスルーしてしまっていたのかもしれません・・どこかの中古レコードショップでジャケット見かけていたかも・・(涙)。

ウィーンのレコードではフィリップスのものは、(EP、10インチ、LP、CD)×リイシューとメディアの進化のなかにあっても実にさまざまな音盤に登場しています。
いっぽう、こちらのアルバムのようなEMIリリースは、なかなかそうもいかず苦戦している模様(願望)。
こんな素晴らしいアルバムも忘れ去られちゃうんです。
どうにかならないですかねえ。
ボーイソプラノの芸術作品なんですけどね。

Shi様、ありがとうございました。
 



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