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Max E. Cencic Live in Tokyo '94 Vol.1を観ました

どこからともなく金木犀の香りがふんわりと漂う10月。
職場と隣のオフィスビルを隔てる生垣が金木犀と気づく入職半年目。

突如、さて半年前は何してたかいなと思い起こしてしまいました。
そう、桜が満開の上野は東京文化会館の楽屋入り口で マックス様のサイン欲しさにデマチしていましたっけ。

シアワセな春の記憶は永遠です。

さて春のコンサート会場でオトナ買いしたVHS、半年の時間を経てようやく視聴にこぎつけました。

1994.5.3 vol1

1994年5月3日、浜離宮朝日ホールでのリサイタルのライブ映像です。
翌日も同じホールで別のプログラムを披露し、そちらは第2巻として販売されています。
浜離宮朝日ホール、室内楽専用の非常に音響の良いホールだそうで、その繊細な響きとマックス様の声がマッチしています。

舞台に姿を現したマックス様は、びしっとした純白のシャツにタキシード姿。
お似合いです。
端正な佇まいには当時16歳という年齢以上の落ち着きと風格を感じさせます。

会場で聴かれた方も、そうでない方も1994年5月3日の浜離宮ホールにタイムトリップ。

この日のプログラムは以下の通り。

1 W.A.Mozart Motette Venti, Fulgura, Procellae
2 W.A.Mozart An Chloe K.524
3 W.A.Mozart Voi, che sapete che cosa e amor k.492
4. F.Schubert Sehnsucht D.879
5. F.Schubert Wohin? D.795-2
6. 浜千鳥
7. おぼろ月夜
8. 浜辺の歌
9.宵待ち草
10.赤とんぼ
11G.Verdi Saper vorreste
12 G.Verdi Volta la terra fronte
13 G.Verdi Merce dilette amiche

ピアノは小林道夫さん。
シロウトが聴いていても、さり気ない素晴らしい伴奏をなさっておられます。

モーツアルトVenti, Fulgura, Procellae
VHSの映像ハンディはあっても、音は最高に美しいです。
どうしたらこんなにキレイな声がでるんでしょう。
ホールの残響もよくコロラチューラたっぷり、滑らかに、流れるような歌とピアノが、グルービーで快感なのですよ。
1曲目の終盤カデンツア、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!  最高音っつ、会場で思わず起きた拍手を右手ではしっと制止する小林先生かっこいいっす
3曲目のアレルヤを聴いて、大興奮・・あ、いけないモテットでした、すみません、神様。

ああ、これが今流行のハイビジョンだったら ・・なんていうわがままは申しません。

クロエ&恋ってどんなものかしら
クロエでのはちきれんばかりの瑞々しさ。大好きサイト様で今回も邦訳をチェックしたところ若者の一途な恋の歌だそうです。浮かれたり、沈んだり、若者の恋は忙しい。
聴いていて、ドキドキ。
フィガロの結婚の恋ってどんなものかしら、は慎重かつ丁寧に歌っておりますが、ケルビーノの顔がちらっと覗いていました。
この曲、聴くのは楽しいけど、歌うほうは難しそうですねぇ。
ふつう16歳男子がソプラノで歌う曲ではありません。 

シューベルト あこがれ と いずこへ 
たっぷりとした声量、豊かな表現。ついでに手の所作がこれまた美しい。
このメールソプラノの時代にシューベルトの美しき水車小屋の娘全曲録音残して欲しかったです。

ここから日本の歌です。
モダニズムあふれる大正・昭和初期の西洋の音楽に、がっつり日本語歌詞。
マックス様の表現力は日本の叙情歌も軽々。語学の壁は無いんですよ、きっと。

浜千鳥  
月明かりの浜辺、打ち寄せる波際で親鳥の姿を求める浜千鳥の情景、これを聴くとワタシは月夜に照らされた浜辺ではなく、今年のハイドンコアの静々とした、たおやかなハーモニーに物音が絶えた客席が浮かんでしまいます。ハイドンコアの歌も素晴らしかったなぁとノスタルジー・・。

朧月夜 浜辺の歌 宵待ち草 と続き
赤とんぼ には参りました、
クールな歌声から紡ぎだされる歌の世界に引き寄せられます。
マックス様は、絶対に姉やにおんぶされて赤とんぼが飛び交う里山の夕暮れをみたことあるにちがいない・・あ、そんなはずないですよね。すみません。

「浜辺の歌」と「赤とんぼ」は92年リリースのアルバムにも収録されているところをみると、お好きなのかしら?

ヴェルディの仮面舞踏会のアリア
強靭なソプラノは、ばっさばっさと切れ味抜群です。
オペラに造詣が深い方が聴くのと、仮面舞踏会と聴いて少年隊ですかぁ(古っ)と思ってしまうワタシとでは印象が全く異なるのでしょうけど・・
切れ味最高のソプラノ、そして透明度の高いきらめくソプラノ、精度100%のテクニックで繰出される歌の数々は、永久保存版です。
現在のカウンターテノールとしての華々しいキャリアと、経年変化という付加価値のあるマックス様の今の歌と比較すると、華奢な感じはありますが、絞り込んだストレートな声は純度が高く、その精神は16歳にしては高邁すぎます。→書いていて自分でも意味不明・・

アンコールはシチリア島の夕べの祈りから
89年にウィーン少の団員として来日した時のコンサートでこの曲を歌ったと伺っております。
さらっと歌ってしまうのには驚いたです。

マックス様のボーイソプラノからメールソプラノへのシームレスな移行は偶然なのか、秘伝の何かかがそこにあったのか・・いずれにせよ稀有なケースであることに間違いないです。
たしかこの前後では ウィーンで大勢の合唱団やオケをバックに天地創造、メサイヤ、モツレクなどでソプラノソリストとしてかり出されていたんですよね。
はんぱ無く忙しかったですね~。

VHSに付き物の劣化を恐れずに2度も再生しましたが・・
HDDレコーダー経由で再生すると、映像判別動作とかいうけったいな機能のせいで、テレビ画面のマックス様が貴公子のような姿⇔5頭身のコミカルな姿と伸びたり縮んだりとせわしない。
しまいには目をつぶって聴いていました。
・・・これには参りました。

マスターテープをデジタル化してください、販売元様ぁ。




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