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ヘンデル メサイア(モーツアルト編曲)ロイヤルハウスオペラ@9月18日NHKホール

国内にいながらにして メサイアを本場のオケと合唱団で聴く事ができる機会って滅多にないですものね。
しかもモーツアルトの編曲版だし。
晴れやかな休日のNHKホールのマチネ、客席は9割がた埋まっていました。

20100918.jpg


メサイアは日本でも人気がある演目。
熱く語れないので、簡単に長ったらしい感想を。

実はワタシは演目のメサイアではなく、ロイヤル・ハウス・オペラ管弦楽団と合唱団ではなく、そしてパッパーノでもなく、ソプラノソロの「スーザン・グリットンさん」目当てでチケットを取りました。

英国聖歌隊の至宝(と思っている)キングスコートのパーセルのアンセム集全11巻。
基本はウェストミンスター大聖堂やニューカレッジ、後半では聖ポールのコナー・バロウスといった当時の精鋭トレブルがソプラノソロを歌っています。
しかし曲によってはソプラノソリストにスーザン・グリットンさんが起用されていて、その清楚で透明感ある歌声がお気に入りとなっています。

そのスーザンさんが来日しメサイアのソロを歌う、これは聴きに行かねばと鼻息荒く会場に乗り込んだ観客ってどれくらいいるんでしょうかね。

第1部
ぎっしりと実の詰まった繊細な音がホールに広がっていきました。
弦楽器は基本ノンビブラート奏法、ヘンデルの時代にこの楽器ってあったけ?の編成でした。
あれぇ、あれぇ、メサイアってこんなにきらびやかで、軽やかな音楽だったけと?
美しい言葉に美しい音楽がちりばめられ、華やかに展開していく。
シロウト耳にはどことな~くこの春聴いたムーティ御大のモーツアルトを髣髴させるんですよ。

リアルメサイアを聴いたのは2006年のアーノンクール+CMV+アルノルト・シェーンベルク合唱団の日本公演。
あちらはドイツ語(だったと思う)、古楽スタイル、どの版か忘れた、しかもアーノンクール→これ重要。
しこたま感動したのは覚えているんですけど、そんなにメサイアLoveでないので細かいことは記憶が薄れています。
それでも、ぜんぜん違う~


お目当てのスーザンさんの声はアルバムから20年近く経過したせいもあり、あぶらの乗り切ったふくよかな歌声でした。
古楽の方と思い込んでいただけちょっと拍子抜け。アリアはでもきれいだったなぁ。
耳をひきつけたのはアルトソロのキャスリン・ウィン=ロジャースさん。
品格のあるアルトで、たっぷりとした声量と細やかな表現ににうっとり。
バスソロはブラインドリー・シェラットさん。こちらの方も良かったです。
以上英国人ソリストの起用でした。
テノールのソリストパク・ジミンさんは、第1部では声にあまり伸びが感じられず、なんていうかピッチが上ずり傾向。
遠めで眺めてもなんだか青白いお顔をなさっていました。体調が思わしくなかったのかなぁ。
翌日の椿姫ではノリノリの演技で安定した美しいテノールを聞かせてくれたのに。
テノールソロが生命線の第2部ではパッパーノさんからもっとがんばれ~、的な指示がでていましたよ。

休憩をはさんだ第2部で突如、爆発的に音楽が変わっていました。
これには驚いたです。
命を吹き込まれ生き生きと見事に流れだした音楽の豊かなこと。
そして優しいこと。
ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団の合唱が緊密で素晴らしかったです。
合唱団の皆様は女性前2列、男性後ろ2列とならんでいたのですが、全員黒のトップスに黒のボトムのシックな装いでした。
そうそう、合唱団のテノールパートに聖ポールの名ソリストだったジェレミー・バッドさんのお名前がクレジットされていましたよ。
ジェレミーさん、渋谷でこんにちは!→どうでもいい情報ですよね、スミマセン。

イエスキリストの降誕がどれだけ人々を歓喜させ、そしてどれだけ待ち望まれたのか、という内容から一転し、数々の奇蹟を目の当たりにしたはずの人々から罵られあざけられ、人々の思惑によって命を奪われることになった、その哀しみ。
迫力あるソロと合唱が次々に現われ、その迫力と力強い管弦楽アンサンブルに客席で圧倒されました。
弦楽器セクションの艶々とした音色、本領発揮。
そしてハレルヤコーラスで2部が締めくくられました。

ソプラノアリアではじまる第3部はドラマティックに、祈りの音楽へと導かれています。
終曲の合唱は大きな抑揚を持ち、言葉がわからなくても聴くものの感情を大きくゆさぶるものでした。

ぶらぼう~っ


大満足です。






ところで、メサイアといえばハレルヤコーラス。
やっぱこれは起立して聴かないといけないものなんでしょうかね?
ぶぁかたれ、何ゆうてるの(怒)、という方すみません。

この日2階席ではハレルヤコーラスの前にスッと起立する観客の方がおられました。
音楽とその内容に対しリスペクトする意味合いで起立して聴かねばならない、あるいはハレルヤコーラスは起立して聴きたいという個人的な好みなのか、はたまた起立する人がいるからついでに・・。
起立という行動の裏にある思惑はいろいろ。

アーノンクールのメサイアでは、ピアニッシモですべるようにはじまり 徐々にボリュームアップしていったハレルヤコーラスで、ざざざっと血が騒いだ記憶があります。
いまだにあんな体験したことありません。
以来、ハレルヤコーラスの始まりとと前の曲との間をじっくり耳に収めたいし、曲間で起立するとことで客席で音楽以外のことに気を取られるのがなんとなぁくイヤなので着席して聞くようにしております。

不届き者めが!と言われるかもしれませんが・・・。

パッパーノさんのハレルヤコーラスは、王道を行く晴れやかな力強い演奏でしたよ。




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