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Romanus Weichlein Missa Rectorum Cordiumを聴きました

Weichlein: Missa Rectorum Cord
試聴可能なドイツアマゾンのリンク


G.Lezbor先生,聖フローリアン修道院附属少年合唱団&Radu Marianさん目当てでこちらのアルバムを聴いておりました。

G.Lezbor先生が夢中になっておられる(た)Weichleinの作品集です。

2006年9月、聖フローリアン修道院での録音とあります。

Romanus Weichlein(1652-1706)といっても、どなたさんですかぁ状態なのはきっとみなさん一緒のはず。
現代では ほとんど忘れ去られた作曲家といってしまえばそれまでですが、アバウトにいうとリンツ生まれのオーストリアバロックの作曲家。ウィーンの宮廷でカルダーラが活躍していた時代と活動時期がかぶりますが、同じオーストリアであっても活躍していたのは上オーストリア地方が中心だった模様。
音楽家の家庭に育ち、ランバッハ修道院の学校で音楽を学び、その後ザルツブルク大学へ。
学問を修めた後に 故郷にもどってランバッハ修道院で聖職者となったとのこと。
その後 聖職者件音楽監督という立場で、ザルツブルクのノンベルク修道院や南チロルに赴任したそうで、亡くなる1年前にブルゲンランドに赴きそこで生涯を閉じられたそうです。

収録曲は以下4曲。
 
Canon über das Post-Hörn
Eripe me Domine
Domine
Missa Rectorum Cordium


まず冒頭のカノンで大興奮
なんじゃこりゃっつ、超やばいっ!!!
修道院の院長先生35歳のお誕生日のお祝いにこしらえた作品なんだそうですけど、え、これが17世紀の作品なんですかいなとおったまげ。
ヴァイオリンの開放弦、スル・ポンティッチェロで力強く奏でられる重音、スピッカートだかサルタートの雨あられ状態の演奏に大興奮。→押入れ投げ込んだまま1年以上ばよりんをケースから出していないワタシ、もともとがなんちゃってなので適当によみとばしてください
こちらの動画は他の団体の演奏で全部ではないのですけど・・

ランバッハ修道院の音楽蔵書に残されていたOfficien fur die Karwoscheからの2曲。
Weichleinさんの若い頃の作品、もしくはザルツブルクでオルガン奏者をしていたご兄弟の作品ではないかとのこと。

Eripe me Domine
Raduさんの透明感のあるやわらかい美声が堪能できます。
ボーイソプラノとのユニゾンで、これまた不思議な響きです。
後半のamenコーラスはRaduさんのソロかな、敬虔な祈りに満ちた柔らかい雰囲気がいいわ。

Domine
前の曲と雰囲気のまんま。
こちらでは大勢(といってもソプラノ1と2が4名ずつ、アルトが5名)の合唱が入っていると思います。
時々聴こえてくるボーイズの歌声と通奏低音の伴奏がふんわりとしていて、とてもメロディアス。


Missa Rectorum Cordium

ソプラノソロがRaduさんと聖フローリアンのソリストMartin Wild少年。
アルトはMarkus Foresterさん(カウンターテノール)、テナーとバスがVokalensemble NOVAのメンバー4名。
6声ということはSSATTB?・・Vokalensemble NOVA1人多いぞ。
合唱はソプラノ1と2にそれぞれ4名、アルト5名。
ソプラノパートに今年単独で来日したアロイス・ミュールバッハ少年の名前がクレジットされています。

6声ついでにMarkus Foresterさんの声が聞分けられなかった理由はですね。

Ars Antiqua Austria の管弦楽器の音が立派すぎるのですよ。
とても引き締まったガッツり系のアンサンブルは見事なんですけど・・

しっとりとした2曲の後でトランペット+ティンパニどんどこと始まる華やかなミサ曲。
あっけらかんとしたファンファーレちっくなKyrieって初めてききましたよ。
ミサ曲なのに、強烈なビートの効いたダンサンブルナンバー(死語)。

GloriaではRaduさんと聖フローリアンのソプラノソリスト君の2重唱なんかが入る展開部にうっとりしていたら、ぶいぶいうコンティヌオにびっくら。
途中に現われるトランペット2本のアンサンブルはノーブルで思わず聞き惚れてしまいました。

それぞれの声部に同じ音域の楽器が 同じ音型で動くのが当時のスタイルといわれても、
管弦楽やティンパニにのあいま聴こえる合唱、聖フローリアンの合唱、遠くてよくわからない・・おおい、聖フローリアンの精鋭くんたちいぃ・・

Credo
バスのソロではじまり、テナー・バスパートが活躍しています。男声部はVokalensemble NOVAのメンバー4名。
力強い声で聖母マリアをさんざん称えたあとで始まるCrucifixusの節はミュートをつけたトランペットの音でユニークです。(不気味な感じではあります)ラストにはキリエに登場した印象的なトランペット2本の旋律が登場しAmenコーラスで幕を閉じます。

Sanctus
Raduさんの清らかなソロで滑り出したかと思うと、カノン風のHosanna in excelsisは圧巻。豪快です。
Benedictus
カノン風のHosanna in excelsisが再現されています。

Agnus dei
ソロアンサンブルの歌がじわじわと合唱に展開。
えらくのんびりした前半から、クレッシェンドで盛り上がっていき、ラストはDona nobis pacaemはこれまた聴いたことのない早口合唱合戦・・ラストはティンパニのロール付です。

リズミカルなメロディーラインや管楽器の扱いや弦楽器セクションのアンサンブルはシロウトでも聴いていて面白いし、音色が豊かです。
ライナーノーツには トランペットを加えた賑やかで華々しいのは 当時のザルツブルク宮廷スタイルとありますが、ワタシはもそっと歌を聴きたいんだけどなぁ・・・。


Radu marianさんの声は高級カシミアのようなしっとり感で、相変わらず性別不明ながらも非常に美しい声は華やかそのもの。相方を努める聖フローリアンのソプラノソリスト君も、端正に歌っています。アルトパートは埋没しかけていますが、こちらもきっちりとしたユニゾンを披露しています。
聖フローリアンの水準は高いですね。


Radu marianさんの歌声をもっとじっくり聴きたくなり、ついにイタリア通販を敢行しました。
いつ届くかな、楽しみ。




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