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Hoche Masse In Der Wiener Hofburg

カルダーラのミサ・レータレ〜ウィーン・バロック黄金期のミサ曲

422997-2.jpg
アマゾンのリンク

1989年11月ホーフブルグでの録音とあります。
ハラー先生指揮の下、団員さんと元団員のお兄様たちコルス・ヴィエネンシスが大集合。
そして古楽グループの管弦楽。
そいうえば、ウィーン少+コルス・ヴィエネンシスのお約束コンビと古楽アンサンブルの公式録音は、このあとありましたっけ?
古楽器アンサンブルはCapella Caldara,ヴァイオリンパートにG.Lezbor先生のお名前がありました。
古楽に精通された方なら、ライナーノーツに掲載されたメンバーのお名前を見てあら、とか ほお と思われるような方のお名前があるのかもしれませんね。
筋目の正しい品のある演奏されておりました。
忘れてはいけない、ソリストは、現役団員だったマックス様、元団員のE.ヤンコビッツ先生、そしてエクルヴィッツ先生です。
カウンターテノールがフランスのJaen Nirouetさん。オルガンがHaselböck先生と豪華な顔ぶれです。

本題に行く前に(ってまだ続くの?)そう。
このジャケットにピンときた方多いですよね。
こちらの祭壇前に団員さんが整列したジャケット写真は同じくPhilipsからリリースされた「ミサ・ソレムニス」のDVDジャケットとまんま同じなのであります。
89-90年のメンバーでしょうか?
たしかLDやセルビデオのジャケットは違うんですよね。
レーベルも同じだし、同じ時の録音かなと思わせますけど、孤児院ミサは同じ年の10月3日の録音、男声パートと管弦楽チームが別団体です。
このあたりのことはまた後日。

さてアルバム。
宮廷附属聖歌隊スタイルでウィーンの宮廷を彩った先達たちの音楽を残したい。
宮廷音楽楽長だったフックス、副楽長だったイタリアからやってきたカルダーラ、フックスの前任であったジアニ。
輝かしい18世紀初頭のオーストリア宮廷を彩った音楽のはじまりです。

18世紀の作者不詳のIntradaで幕開け。
ティンパニーと金管アンサンブル、ナチュラルトランペットとトロンボーンの奏でる賑やかな音楽に晴れやかさを感じます。

Caldara「Missa Leatare」
イタリアからウィーンの宮廷に見事トラバーユに成功した(ネット情報の受け売り)カルダーラのミサ曲。
ものすごい数の作品を残されたとか。
このミサ曲、CDのライナーノーツをみてうげ、Kyrie、Gloria、Credo、Benedictus、Agnus Deiの5曲がなんとtrack数21となっています。(ライナーノーツの解説には24パートに分かれていると記載)

Kyreが3trackに分かれて録音されています。1センテンス1曲。
あまりお目にかからないスタイルですよ、ね?
マックス様のソプラノソロで曲がはじまり、そのあとマックス様とヤンコビッツ先生のソロ2重唱そしてフーガのような合唱がまろやかに続きます。

カントールの応唱をはさんでGloriaだけで9track、Credoは7track、とテキストの1パラグラフ1曲で、これでもかこれでもかと様々なアンサンブルが登場します。
カウンターテノールとオルガン+トランペット、ウィーン少とコルスの合唱、ソプラノ・テノール・バスのソロ3重唱、ソプラノソロとカウンターテノールの2重唱。ソリスト4重唱・・まだまだいっぱい。
Capella Caldaraの管弦楽が明るい色調で、鮮やに、軽やかに様々な音楽があらわれます。
そのモチーフも美しさや華麗さに、と思っていると、っというまに次の曲へと移っていきます。
カルダーラは曲の中でモチーフを何度も繰りかえしたり、いじくりまわしたりということはあまりせずにさっさと次の曲へ移っていくのにはびっくり。
自由奔放にあらわれる楽想と華やかさ、なぁんて書くとモーツアルトが思い浮かびますが、モーツアルトが生まれてウィーンで大活躍するのはカルダーラの死後数十年もあとのことです。
管弦楽の扱いもとても洗練されていて、ヴァイオリンのソロアンサンブルはステキだし、ナチュラルトランペットの晴れやかな旋律とか、表情豊かな優美な弦楽アンサンブル、ティンパニーの使い方など聴いていると管弦楽だけでも楽しいです。

Benedictusはソプラノパートのみ。
これが意表をついていてリピしまくってしまいました。
まずはボーイズパートのソプラノソロ、同じ旋律を模倣し2、4、8人とシンプルに増えて行きます。
教会の祭壇から立ちのぼるその歌声は清らかです。
前半で盛り上がったあとだけに、残りのAgnus dei,はわりとあっさり。え、もう?って感じです。

マックス様を含めたウィーン少、コルスヴィエネンシスはカルダーラのミサ曲のみでした。

マックス様はトレードマークのビブラートを控え目にして歌っていて、あれ、おとなしいなぁなんて思ってしまいました。しかしながら相変わらず(?)、大人のソリストたちと互角で大活躍されております。
かなりの技巧を要するであろうカルダーラのミサ曲はマックス様なしでな成立しない録音だったのかも、なんて思ってしまいます。
それにしても、まあ、当時のマックス様のお忙しかったこと。
団員としての活動以外にもソリストとしてひっぱりだこ、こちらのレコーディングに入る前に春の声が入ったソロアルバムを録音していたんですよね。
短い期間にすごいんだなぁと恐れ入ってしまいます。
余計な事ながら、カルダーラ存命中の宮廷附属聖歌隊にこれほどハイレベルな13歳ボーイソプラノソプラノ・ソリストっていたんだろうか、とまで思ってしまいましたよ。

せっかく珍しい曲の録音なのに ウィーン少のソプラノやアルトはとてもキレイなのになんだか遠いところで一塊的です。
そう肝心の合唱がもっさりなサウンドに仕上がっているのは残念。
なんとなぁく多目的ホールで聴いているような印象です。なんで、もうちょっとクリアで解像度のよい音質でレコーディングできなかったのよう、とエンジニアさんに文句をいいたいところです。

Ziani の曲Alma Redemptoris Materは弦楽アンサンブルとカウンター・テノールのソロ曲。
最近のカウンターテノールの声に慣れてしまうとJaen Nirouetさんの声は、固くなんだか踏ん張っているような印象、大変失礼ですがカルダーラの作品を聞いてしまうと、あれ、地味だな、と。

J.FuxのPlauditie,sonat tubaは弦楽アンサンブルとテノールソロ
エクルビッツ先生の渋い声が聴けるのは嬉しいのですけど、いかんせん張り上げ系であれ?状態。
武骨で生真面目な印象、ワタシのなかのイメージ(70年アーノンクールのマタイで印象に残った端正で透明感のあるエヴァンゲリスト)と違い戸惑いが。
ちょっと荒々しい雰囲気です。

リリースから20年。
古楽人気も華やかな昨今だからこそリマスタリングなり、再販なりしてくれないですかねぇ・・。

演奏団体の情報ないですけど、おそらくこのアルバム、カルダーラのミサ曲からの1曲が↓と思います






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