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Singet dem Herrn ein Lied/Motetten aus sechs Jahrhundertenを聴きました。

トマーナとテルツが参加したマタイを聴いて以来、トマーナの歌にはまっていました。
5月からずっと聴き続けているのがこちら。

Singet dem Herrn ein Lied/Motetten aus sechs Jahrhunderten
THOMANERCHOR LEIPZIG
thomana1994.jpg

録音は1994年6月。
新宿の中古レコードショップ偶然手に入れました。

収録曲は
 
1.Alta trinita beata (anonnymus;15.JH Italian)  
2.Timor et tremor(G.Gabrieli)   
3.Tristis est anima mea (anonnymus;18.JH)  
4.Surrexit Christus hodie Erstanden ist der heilig Christ (S.Scheidt)  
5.Ich weis, das mein Erloser lebt(H.Schütz)  
6.Exsultate Deo(A.Scarlatti)  
7.Kyrie eleison(F.mendelssohn-bartholdy)    
8.Ehre sei Gott in der Hohe   
9.Herr, nun Lassest du deinen Diener in Frieden fahren   
10.Jauchzet dem Herrn, alle Welt   
11.Denn er hat seinen Engeln befohlen uber dir  
12.Der Mensch lebt und besteht nur eine kleine Zeit op.138,1.(M.Reger)   
13.Morgengegang op.138.2   
14.Nachtlied op.138,3   
15.Unser leiben Frauen Traum op.138,4  
16.Kreuzfahrerlied "In Gottes Namen fahren wir"op.138,5   
17.Agnus Dei op.138,6   
18.Schlachtgegang "Mit Gottes Hilf sei unser Fahrt" op.138,7   
19.Wir glauben an einen Gott op.138,8   
20.Führe mich op.33,3 (G.Schreck)  
21.Vater unser op.72,2(R.Schwarz-Schilling)   
22.Gott wird abwichen alle Tranen (K.Thomas)  
23.Jesus Christus, unser Heiland op.39,2(G.Raphael)  
24.Singet dem Herrn ein neues Lied op.12(H.Distler)

15世紀から、トマーナで古くから歌い継がれてきた曲ではじまります。
教会の中で録音したのかしら、ナチュラルな残響が心地いいです。

つつましい清らかさで、古風な旋律が歌いだされるといっきに心躍ります。
爽やかな艶々とした音色のソプラノパート、少年らしい凛々しいボーイアルト、若々しいテナー・バスのハーモニーは匂やかで繊細です。

S.Scheidt作品(17世紀前半)の冒頭に登場するソプラノソロ(2名だと思います)、しっとりした雰囲気のユニゾンは、クールで美しい。
同じ声質のソリスト君になるのかな?
3拍子系+付点のリズムが印象的なソプラノソロと8声の合唱の掛け合いが迫力あります。
どこかで聞いたなぁと思い起こすと、レーゲンスブルクの古いクリスマスアルバムにありました。

H.Schütz(17世紀中期)ソプラノ、アルト、テナーではじまる冒頭から、いったいいくつに分かれてるんだと思うくらい厚みのあるハーモニーに展開していくのは圧巻。
シュッツっていいなぁ。
これ教会で聞いたら目回します。きっと

ウィーンの最近の公演でお馴染みのA.スカルラッティ(17世紀後半ー18世紀前半)。
こちらではテナー・バスが入ることで荘厳な雰囲気です。
輝かしいアンサンブルに、異教徒でも、めでたいっつ感があっていいわ~なんて思ってしまいます。
ソプラノパートが軽やかに躍動しています。

track7-11ではメンデルスゾーンのメロディーと和声の美しさを堪能です。
Ehre sei Gott in der Hoheはメンデルスゾーン死の前年に書かれたダブルコア仕立ての曲。
可憐なハーモニーにうっとり。
アーメンコーラスに入る前の華やかな和声の展開には卒倒です
Herr, nun Lassest du deinen Diener in Frieden fahren トマーナのつやつやとしたテクスチュアの合唱と、メンデルスゾーンの組み合わせはなんでこんなに合うのだろう、そんなことを思ってしまいました。
Jauchzet dem Herrn, alle Welt では滑らかなハーモニーが展開していきます。
Denn er hat seinen Engeln befohlen uber dir、いろんな旋律がレリーフのように浮かび上がっては消えて行きます。
は~幸せ・・・。

少年合唱ジャンルに足を踏みこまなければ、多分一生メンデルゾーンの声楽曲を聴く事はなかっただろうなぁ。

レーガーの作品138全曲が登場。

メンデルスゾーンの合唱曲で眩しいくらいの明るさとリリシズムを聞かせてくられたのに対し、がらりと雰囲気がかわり心の奥深くの懊悩を見つめるような内省的な音楽になりますよ、なんていうのかな、冬の足音が聞こえてくる晩秋の夕暮れ、みたいな。暗い色調に聴こえます。
ネットを徘徊して調べるとレーガー先生の晩年1914年の作品、しかも死後に出版されたそうです。
全曲2分前後と短く、聴きやすいけど、重苦しい。

この後は19世紀後半から20世紀にかけての作品。
SChreck先生の作品は紫陽花の花のように鮮やな色合いのに旋律が浮かんでは消え、浮かんでは消え・・アルトパートのしかりとした少年らしい声に、軽やかなソプラノパートが重なるところはため息ものです。
Shereck先生は1892年からお亡くなりになる1918年までカントールをお勤めになられたそうです。

Schwarz-Schilling作品
神秘的な雰囲気ではじまる音楽、妖しい雰囲気に満ちてます。
1973年の作品とのことです。

K.Thomas作品
こちらの先生も1957年から3年間カントールをつとめられています。
1957年といえば東独時代ですね。

G.Raphael作品
ドラマティックな構成ですな。
こってりとした音楽にそろそろお腹がいっぱいになってきました。

ラストはナチスドイツの犠牲者となってしまったH.Distlerの作品。
後半の躍動するような旋律は不思議な魅力を放っています。


以上、トマーナコアの長い歴史で音楽的にかかわりのあった作曲家の作品集で、(あえてバッハをはずしていますが)、そのせいか、どの曲でも真摯でキレのある豊かなハーモニーを聞かせてくれます。

それと同時に足掛け600年という時間のなかで 音楽自体が複雑に変化してきたことにあらためて驚きます。

様々な人々が現れ、時空の彼方へと去っていく中、ゆらぐことのないトマーナの歌声の響き。
それぞれの時代時代でどんな風に聴かれていたのかしら、なあんて思ってしまいました。


このアルバム、現在購入できるのはドイツのRondeauさんだけの模様。
こちらで一部試聴可能です。

Rondeauさん、親切なお店です。







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