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イートンカレッジ聖歌隊東京公演@池袋を聴きました。

イートンカレッジ聖歌隊聴いてきました。

eton chapel cho 2010-1


日参サイト様で、年度末から年度始めにかけて日本ツアー中ということを知りました。
そして一般公開の東京公演が2日金曜日。

疾風怒濤の年度末の疲れがいっきにでてはいます。
とはいっても着任して間もない右も左もわからない職場では、即戦力にならない今ならチャンスかもぉ・・・とばかりに、18時30分開演のコンサート@芸劇に参戦です。
皇太子様が臨席され、会場は70%強埋まっていました。
年度始まり金曜日の夕方、結構入るもんだなぁと。

イートンカレッジ聖歌隊と邦楽グループの演奏プログラムが始まりました。
面白いコンサートでした。

まず邦楽グループの演奏から。
筝七星さんという日本の若手邦楽奏者さんたちの演奏がこれが楽しかった。
芸大邦楽科生田流筝曲専攻科の卒業生によるグループだそうで、黒+紺の和装で舞台に登場したのは若い方でした。
みなさん立ち姿が美しく、姿勢がきりっとしいています。
プログラムによると古典曲と現代曲の2本立て
尺八1、筝2台、三絃5棹しかも弾きながらの地唄が渋かった1曲目。
筝7台による琉球民謡による現代曲が素晴らしかった2曲目。
深みと艶のある低音、軽やかで輝かしい高音と変幻自在な筝の音色気に入りました。

奏者さんたちの楽器、つまり三絃から筝の持ち替え・・これには驚きましたよ。
オケでいったら、ヴァイオリンとチェロの持ち替えみたいなものではありませんか?
チープな発想ですみません・・邦楽世界の奥の深さを知りました。
というのもプロの邦楽をきくのはじつは初めて。
日本人に生まれながらこれはちと恥ずかしいことかも、とこの年になって思いました。

演奏に集中する若い奏者さんたちの姿を見ていると、日本古来の伝統を継承する重み、彼らの背中に芸を伝えてきた人たちの息遣い、皆様の背後にお師匠さん、そしてそのお師匠さんのお師匠さんと脈々と続く気配を感じました。
そんなこと感じるのはワタシも日本人だからでしょうか?

日本人DNAが刺激されまくったところでイートン聖歌隊の登場です。

入場からして芸術的でした。
舞台左右の扉から、最後列である5列目が右、4列目が左、3列目が右、2列目が左、最前列が右と左右交互に入ってくるのですよ。
舞台の上を歩くたび赤のカソックがゆらゆらと揺れて、目に焼きつきました。
ゆったりと歩く姿がこれまた様になっています。

西欧の方々ってどうしてあんなに歩く姿が美しいんでしょう。
しかもコドモの頃から。
ウィーンもそうですけど、クロイツコアやトマーナの皆様が舞台を歩く姿って絵になりますよね~。
少し前、西新宿のやたら長い地下道で、前方を歩く西欧人男性の数メートル後方で 歩き方を盗もうと真似した事がありますが、難しかったです。・・・話がずれた。

4、5列目最後列がテナーとバス、3列目はアルト、最前列と2列目がソプラノ、前の方が下級生、後ろのほうが上級生。
みなさん、落ち着いた品のある佇まい、意志の強そうなきりっとした顔立ち、一目でずば抜けたエリート君たちなんだなぁ・・と。
そして皆様が手にしているのは革製?の緑色に金文字入りのファイルで、中には金色の房状の飾り紐が付いていました。→全席自由、どのあたりの席にいたかわかっちゃいますねぇ~(笑)
ファイルというより紙バサミのようで、単にいろんな楽譜を挟んでいるだけの模様。
曲ごとに譜面の入れ替えをしていました。
譜面を入れ替える仕草がまたエレガントでした。

サービスで日本の歌が入るものの基本的にはアカペラかオルガン伴奏付の英国聖歌隊らしいレパートリー。
うわあいリアル英国聖歌隊+オルガン付を池袋で聴けるなんて超嬉しい。
ほくほくしながら聴いていましたよ。

プログラムは

I was glad H.Parry
Beati quorum via C.V. Stanford
赤とんぼ
Incognitos上をむいて歩こう/All you need is Love
And I saw a new heaven and a new earth E.Bainton
Wie lieblich sind deine Wohnungen J.Brahms
Incognitos Fix you (Cold Play)/I want you back (jackson5)
Litanies J.Alain
Faire is the heaven W.Harris
荒城の月
The Lord bless you and keep you J.Rutter
Coronation anthem:Zadok the Priest G.F.H andel
Tomorrow shall be my dancing day J.G ardner
The Founder’s Prayer Henry ley
アンコール:さくらさくら

以下簡単な感想を

I was glad H.Parry
英国聖歌隊のアルバムでよくお目にかかる曲ですが、オルガン伴奏付でリアルに聴いて大興奮しておりました。
芸劇のオルガンは久しぶりに聴きました。
奏者さんとアシスタントさんの2人がかり。
迫力満点ですわ~。

スタンフォード
アカペラでおそらく6-8部に分かれていた気がするのですけど、アルト(ボーイアルト+カウンターテノールの混成チーム)が良かったです。
スタンフォードの作品はCDではなくてリアルに聴くと迫力↑ですね。
細かいパートに分かれても音が痩せないのは天晴れでした。

赤とんぼ
テナー、バス、トレブルのソロが登場していました。
アレンジがいかにも英国聖歌隊風で新鮮でした。とりわけ出だしのテナーソロ、しとやかな雰囲気でよかったです・・まだティーンエイジなのになぁ。

ブラームスのドイツレクイエムから
ウィンチェスターコレッジのCDを聴いて以来大好きになった曲。
次々と花が開いて行くようなイメージが湧く美しい曲、英語訛りのドイツ語でさらに柔らかい雰囲気でした。
今回は40名の合唱、迫力はありますが、ホールが大きいせいか、ところどころで若干ごたつき感も。

Faire is the heaven
これはウエストミンスターカテドラルのCDを聞いて以来お気に入りの作品、うねるような旋律が印象的です。
指揮者の先生を堺にしてダブルコア仕立てというのか、8パートに分かれていました。
前列むかって左端にいたトレブル君、英国の伝統トレブルヴォイスがびんびんと聴こえてきましたよ。
艶があって聞き惚れてしまいました。

荒城の月
ピアノ伴奏付でしたが、こちらもがっつり英国テイストでした。
日本の古城というより英国の古城というか・・いったことないです。

The Lord bless you and keep you
Rutter先生の甘く優しさにがにじみでるような曲、合唱にほんわかしましたよ。

Zadok the Priest
オルガンの華やかなこと、そして力強く勇壮な合唱。迫力満点でした。
後半各パートに登場するやたら細かいパッセージがびっちりと合っていたのには驚きました。
結構難しそうだのぅ~なんて聴いていたら、
お隣の席から「メサイヤだね」という声・・・・似ていなくもないか。

Tomorrow shall be my dancing day
なんでここでクリスマス曲が入るかなぁなんてのは無粋、トレブル君たち楽しそうでした。

The Founder’s Prayer 
彼らの持ち歌らしく、譜面を閉じて歌っていましたが、しっとりと重みのある合唱が素晴らしかったです。
ここにも伝統が。

アンコールは筝七星さんたちとのコラボでさくらさくら。
ジャパネスクとUKテイストの入り混じったcoolな演奏でした。
ちょうど満開を迎えたさくらを西口広場でみかけたので、嬉しくなってしまいました。
桜が満開の時期に日本を訪れた彼ら。
若い彼らにはどんな印象が残るのかなぁ。

英国作曲家の作品を歌い終わる度に沸き起こる拍手はスルーでしたけど、ラストで、全員いっせいのお辞儀が一糸乱れず、圧巻でした。
さわやかで美しかったです。
学校には空手とか柔道のクラスもあるんですか、思ったほど。
舞台の上でも集中力を切らすことなく、落ち着いた佇まいで歌う姿は年齢以上の落ち着きがありました。

プログラムによるとメンバーはほぼ合唱経験者、しかも英国内の大聖堂付聖歌隊出身者が6割いるとのこと。
普段は因数分解・微分積分とか化学の実験とか物理の公式なんかと格闘している(おそらく彼らは軽々とそういったものをこなしているんだろうけど)学生さん達とはいえ、きっちりと音楽教育をうけトレーニングされている歌い手さんですから、やっぱりウマイです。
全体を通して、硬質でがっちりとした合唱でした。
各パートがバランスよく配置されていて聴きやすかったです。
トレブルパートはボーイソプラノとしては年齢が上の生徒さんばかりなので、しっかりとした声、強靭な感じ。
ふわふわと揺らぐような感じはありませんでした。

コンサートホールの残響とはまったく違うチャペル内で合唱を聴いてみたいなぁと思いました。


さて、途中に入ったIncognitosはメンバーによるクロスハーモニーグループの演奏でした。
しかも2回目のIncognitosは筝七星さんたちのアンサンブル付。

クロスハーモニーグループ9名のポップスは楽しかったです。
シルクハットはなかったものの、カソックを脱いで、白の蝶ネクタイ+燕尾服姿。
中にカラフルかつキッチュな柄のベストをお召しになっていました。

クロスハーモニーはトレブル君2名が入って総勢9名。
これがまた中・高生のグループとは思えないほど闊達で生き生きとしたアンサンブルでした。
高音担当の下級生の2人と上級生の身長差はどうみても20センチはありそうなのですけど、2人ともしっかりと溶け込んで堂々としています。
兄さんたちと時々アイコンタクトをとったりにっこりしながら歌う姿は立派です。

コールドプレイの名曲Fix youでリードボーカルを取ったテナー君がめっさウマイ。
本人とプログラムをガン見した結果、たぶん、ジョシュ・クーター君ではないかと。
バスパートにいたサム・ランドマン君(推定)って2005年キングスカレッジに在籍していた方?

どの曲か記憶が飛んでいますが、短いソロを歌ったアルト(多分カウンターテノール)アレックス・チャンス君の声が細めのはっとするほどきれいな声で、もっと聴いてみたかったです。

ついでにメンバー表をみると、アレックス・ロバート君とかクイントン・Beer君(カナ表記わかりません)の名前が。
あら、この方はセント・ジョンズカレッジのChoristerだったではありませんか。
イートンでスカラシップを獲得したのは知っておりましたが、まあ池袋でお目にかかれるなんてなんて幸せ。
クイントン君はバスパートの最後列にいたと思います。

eton chapel cho-2eton chapel cho-3



初の英国聖歌隊体験、とても楽しかったうえに期待以上でした。
日参サイト様、情報をありがとうございましたぁ。

さて、来週後半は忙しい。
木曜日の渋谷→金曜日の上野→土曜日の有楽町経由の横浜。
金曜日までは桜もって欲しいなぁ。




コメント

fix you

hiromianさん、お忙しいところ何度もすみません。

よかったですねーー
あー私も行きたかったなー でも、平日夜にでかけるのは極めて難しいため、知ってたにしろ行けなかったので、こうして臨場感あふれるレポートを読ませていただけるだけでもありがたいです。

Close harmony groupまでやってきたとはすごい!
Fix Youは、Cantoresと比べていかがでしたか?

ついでながら、、、

古楽器とボーイソリストのすぐれものCD発掘これからも超楽しみにしています!


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