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皇帝円舞曲、南国のばら~ヨハン・シュトラウスをうたう~

ただいま、レコードの神様降臨中・・。
手持ちのレコードの中で、シュトラウスだしなぁ~とパスしていたこちらを聴いてしまいました。

sing J.Strauss

ジャケットはいつの年代のコアなんでしょうね~
sing J.Strauss2
↑接写してみました・・・

フィリップスレコード社 1980年リリースのアルバムです。
60年代の再販版でしょう。

収録曲は

1. 皇帝円舞曲 
2. 南国のばら
3. 朝の新聞
4. トリッチ・トラッチ・ポルカ
5. 芸術家の生涯
6. 千一夜物語
7. ウィーンかたぎ
8. うわき心

Wiener Sängerknaben,(→ここだけドイツ語なのはなぜ~)とThe Vienna Concert Orchestra
指揮がH.Froschauer先生、H.Furthomoser先生、G.Lang先生です。
録音日が1962年2月5-8日との記録が。

おおっ60年代前半の録音ですかぁ、演奏者のデータがしっかり残っている音源は珍しいかも。

先生方がどの曲を指揮されたかまでも、記載されています。
ビバフィリップ様!

Froschauer先生 皇帝円舞曲、朝の新聞、トリッチ・トラッチ・ポルカ
Furthomoser先生 南国のばら 千一夜物語
Lang先生 芸術家の生涯 ウィーンかたぎ うわき心

どの曲も管弦楽の入る序奏の前に、手の込んだ合唱付の序奏がつけられていて、そのアレンジにわくわく。
いずれもGrossmann先生のアレンジです。

皇帝円舞曲
ファゴットと低弦の前奏に続いていきなりソプラノパートのユニゾンの序奏です。
序奏2本立てです。
合唱は上品ながらも元気いっぱい、とても鮮明です。
シュトラウス作品の目玉といえば、主旋律のメロディアスな大きい跳躍音。
こちらを歌うソプラノパートは、軽々とそれをこなし、揺れるテンポもなんのその。
すごいな。
皇帝円舞曲といえば、途中に入る手に汗握るソプラノオブリガート。
こちらのソリスト君は、高ぁい音もつつがなく、余裕。
涼しい顔(?)でながーくオブリガっています。
そしてこのソプラノソリスト君、曲の最終音ではものすごい勢いのクレッシェンド部分で目立ちまくっています。
憎いねえ。

南国のバラ 
スキャットのPPで始まる序奏から盛り上がるところは、白黒映画のオープニング音楽のよう。
特筆すべきは合唱。滑らかでつややかなソプラノパートは気品にあふれています。
ああ、ワタシFurthomoser組(たぶん)好きかも・・・。
中間部のワルツではソプラノソリスト君とアルトソリスト君のデュエットが登場です。
ソプラノソリスト君、ほん少しだけ声が硬いのですが、theウィーン少の声です。いいわあ。

朝の新聞
こちらもまたソプラノユニゾンとFg+Obの込み入った旋律の序奏です。
はずむような元気のよい合唱。
ワルツの玉手箱状態のこの曲、途中にはアルトパートだけのワルツがあったり、そのアルトにソプラノパートが乗っかって、夢見心地。いろんなところでコーラスワークが冴えているのですが・・・長い。
ひたすら長い。先生、もしかして全部リピートしてる?

トリッチ・トラッチ・ポルカ
うたいだし冒頭の「Wie geht’s? 」「Wie steht’s?」がソプラノパートとアルトパートの掛け合いとなっていました。
面白い~。
聞いているとおしゃべりに夢中なおばちゃんたちの様子が目に浮かぶんですよ。
わりとボリュームのあるあの声で、みんなてんでばらばらに好きなことをしゃべっていて、うっかり耳に入ってきても内容や脈絡もへったくれもないあの会話。
で、思い出しました。田辺聖子さんのエッセイ集にあった「家刀自パワー」、まさに家刀自ソングだわ。

芸術家の生涯
最近のコンサートはもちろん、音源でもあまりお目にかからなくない作品ですが、のっけから釘付け。
ソプラノパートの少人数のハーモニーが儚い美しさです。
アルトが地声の混じった凛々しい系のアルトです。ビブラートをかけないヴィオラの音みたいです。
中間部のワルツは品があり、楽しげです。

千一夜物語
序奏のソプラノパートがゆらゆらとゆれるように美しいです。Furthmother組(→決め付けています)の大人びたソプラノパート好きだぁ。中間部のワルツの全員ユニゾン→2部合唱が華やか。
キレのあるワルツ、気づくとワタシ 聴きながらヨコユレしていました。

ウィーンかたぎ
斬新な序奏で、歌の裏でチェロパートが八分音符(多分)でうねうねとなにかしています。
♪うぃーーーーーーぬぁぶるうううううとぅ、とねばっこくひっぱりまくってくれて、もろツボです。
こちらではアルトパートがしっかりとして、男前アルトですわ。
ソプラノが少し幼い感じに聴こえます。

うわき心
♪じゃん、てりてり ちゃちゃちゃ、じゃん、てりてり、ちゃちゃちゃ・・・が永久にリピートされるので、レコー度に傷がついたかと思いましたが、違いました。冒頭の旋律はオケが担当しています。

親戚のおばちゃんがおやつ時に突然やってきて、ケーキをばくばく食べながら、マシンガントークの果てに「じゃあ、ダンナとオペラに行くから、またね~」と去っていく、というあの歌ではありません。
Grossmann先生の手による歌詞を聴く度に、きっと実体験に違いないなあんて思ってしまいます。
こちらは、歌詞があるのが中間部のみですけど。どちらかというと、心臓に悪い(小節の頭でソプラノパートがヘンテコ効果音をスフォルツアンドで、歌うのですよ)前衛的な愉しさをもった作品でしたよ。

フルオケ付のウィンナワルツとポルカ、細やかなアレンジが非常に贅沢です。
The Vienna Concert Orchestraという団体、ティンパニーどろどろ、スネアドラムしゃかしゃか、シンバルじゃんじゃん、金管ばりばり、と全開です・・手加減なし、あはは、厳しい~。
聴いてみると、フルオケバージョンのため、合唱パートのアレンジがどの年代とも違います。
もしかしたら、詞も違うのかもしれませんね。
そして、オリジナルのテンポでの演奏です。だれることなく、うっかり聴いていると、もともとが合唱付の曲だと勘違いするくらい、オケと合唱が一体化しています。

昔は凄いことしていたんですねぇ。

合唱はアートです。
この高濃度な合唱をレコードで聴いて育った世代には、ミレニアム以降の来日公演でのウィンナワルツやポルカは味気ないかもしれませんねえ。
そう、ボーイズのみの合唱だということを忘れてしまうくらい、濃密です。

指揮者が自身率いるコアに合唱パートを採用しているのか、合唱団全体からの抜粋チームなのかわかりませんが、
聴いていると、曲ごとに合唱に個性があるし、もし前者だとすると。
Lang先生は61年組をFroschauer先生も64年組をそれぞれ率いて来日しています。
62年2月という録音時期からすると この前後に日本公演にいらした団員さんたちがレコーディングに参加しているのかもしれませんね。


60年代前半の魅力あふれる数少ないレコード、シュトラウス作品をフルオケ伴奏+合唱で演奏するという難易度の高そうなことを、ボーイズのみでさっくり行っています。
ただ、フルオケ付のシュトラウス作品は、もしかしてこれが最後の音源かも・・・。

さて。
こちらの音源はCD化されていましたっけ?




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