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Erbarm' es Gott  Bach/Pergolegi

Erbarmes Gott
Erbarm'es Gott

こちら1994年に販売されたアルバムのリマスタリングです。
2007年に販売されました。
お買い求はぱすかるさんのお店でで。

演奏は聖フローリアン少年合唱団のソリスト2名と、Wiener Barocksolistenのミニマル古楽チームだけ。
実質的にはボーイアルトのソロアルバムです。
録音は1992年9月 と1993年6月、St. Florian内の Altomonte Saal 

収録曲は
J.S.Bach Alt Arien aus den Passionen
1. Du lieber Heiland du. マタイ受難曲 第5曲レスタティーボ
2. Buss und Reu マタイ受難曲 弟6曲アリア
3. Erbarme Dich マタイ受難曲 弟39曲アリア
4. Erbarm' es Gott マタイ受難曲 弟51曲 レスタティーボ
5. Können Tränen meiner Wangen マタイ受難曲弟52曲アリア
6. Von den Stricken meiner Sünden   ヨハネ受難曲弟11曲目アリア
7. Es ist vollbracht       ヨハネ受難曲弟58曲目アリア

Giovanni Bttista Pergolesi Stabat Mater
8. Stabat mater dolorosa.
9. Cujus animam gementem. (Soprano solo)
10. O quam tristis et aflicta.
11. Quae moerabat et dolebat. (Alto Solo)
12. Quis est homo.
13. Vidit suum dulcem natum. (Soprano Solo)
14. Eja, mater fons amoris. (Alto Solo)
15. Fac, ut ardeat cor meum.
16. Sancta mater, istud agas.
17. Fac ut portem Christi mortem. (Alto Solo)
18. Inflammatus et accensus. (Alto Solo)
19. Quando corpus morietur.

前半は、J.S.Bach Alt Arien aus den Passionen

うわあああい。
マタイ、ヨハネ受難曲のアルトアリア、えっつ、アルトぉ・・・

両受難曲とも、合唱だけはボーイズという音源は多々あります。
ソリストまでボーイズという音源は限られてきてしまいます。
たとえば。
アーノンクール+CMVの1970年録音のマタイ受難曲。
ソプラノソリストはウィーン少のソリストが起用されていましたが、アルトソロはカウンターテノールでした。
1989年、レオンハルトとテルツのマタイ受難曲も同じだとさっき気づきました。
テルツだったらボーイアルトでいくのではないかと思ったんだけどなぁ。
マタイではボーイアルトのソロ起用ははないのかも。

一方 ヨハネ受難曲は1965年のウィーン少のソリストを、1985年にテルツを起用したアーノンクール+CMVくらいしか思いつきません。
ボーイソプラノ・アルトの起用には最近風当たりがきびちいみたいですしね。

さて、アルトソロは聖フローリアン少年合唱団のソリストGregor Bauernschmiedt君。
ファルンベルガー先生指揮のWiener Barocksolistenの演奏です。

グレゴール君はどの音域でも滑らかで、透明感と清潔感のあるボーイアルトです。
不自然な力みが一切無く、長いフレーズをしっかりしっとりと歌っていますよ。
テクニカルでも安定しています。
うわああ。
低い音域での声の広がり、響きが豊かです。高い音域に移っても声が細くなることがまったくないのですよ。
まあ、あまりに高い音だとくにゃりとしちゃいますが、いいんです。
ソプラノパートが本業じゃないんですもの。
こちらのアルバムではアルトを歌っていますが、実はグレゴール君って、アルト専任ではあっても、どの音域も歌えます的な音域の広いソリストだったのかなぁ。

アルバムタイトルとなっているマタイ受難曲の51曲目のレスタチーボ、付点のキツイ器楽伴奏にのって語られるそれは、オクターブの音の跳躍もはさむのに、とても力強く説得力があります。
続く52曲目を聴く度、なぜか歯を食いしばっています。
とてもシンドイことに出くわしたときの気分とでもいうのでしょうか・・引き込まれます。
弟7曲目のヨハネのアリア、ヴィオラ・ダ・ガンバの伴奏に乗せて歌われる前半は息が詰まるほど切ないし、中間部の盛り上がりを経て、前半部分の再現で終わる構成自体もドラマチックですが、丁寧に歌っており、それぞれの場面できっちりとメリハリのあるボーイアルトを聴かせてくれます。

富士には月見草がよく似合う(でしたっけ・・汗)by 太宰
に倣って。
バッハには少年の声よく合うby hiromian

後半はペルゴレージのStabat Mater.

さて。
バッハで恍惚の人となったワタシ、後半もたのしみだにゃと、テンション↑で聴き始めました。
しかあし。
2人とも若干不安定傾向なのに少々テンション↓。
どうしたんだっ。

古楽器チームがなんだかオサレなウィーン風のサウンド。
なんだかしっくりしないです。
詩篇51でのLetzbor先生の気迫あるがっちりしたヴァイオリンではなく、お花畑をひらひら蝶々が舞っているようなソリスティックなヴァイオリン。
もそっと緊迫感のあるスタイルのほうが好きなんですけどぉ。
う~ん。

Stabat Materの録音でソプラノソロを歌うのはFlorian Meixner君。
しっとりとした風情のあるきれいな声です。
ボーイソプラノを卒業する頃なのかな、若干ファルセット気味のうえ、ところどころゆらゆら、ふわふわです。
オクターブの跳躍のときに、どっこいしょっという声が聞こえてきました・・ウソです。
時々トリルを入れたりして、技巧派なんですよ。
おそらくピークを過ぎた頃の録音に違いないと決め付けています。

アルトパートのGregor君は、安定しています。アルトソロでははきはきとした明瞭なソロを聴かせてくれます。
上手いなあ。
ときとして音域ごとで声質が変わってしまいます。オクターブ+αのワープ跳躍で、神ががり的に安定していたかと思えば、低い音域で少しだけ声がひっくりかえっちゃったり。グレゴールっ どうしたんだぁ~
ラテン語のテクストのせいなのかなぁ。
声は聞き惚れるくらいキレイだし、歌に勢いはあるんだけど、バッハを聴いてしまうと滑らかさに物足りなさを感じます。
バッハに較べて幼いかなぁ。

2人のハーモニーは真っ直ぐで、真摯です。
聖母マリアの悲哀を通しキリスト受難を描くこの作品の世界を、14-15歳のボーイズがひたむきに表現している演奏だなぁと思いました。


いつの録音か気になるところ。
当初 93年6月の年度末の録音かなと思いましたが、
BCSD(祝復活)によると、フローリアン君のほうがグレゴール君より1歳3ヶ月ほど年上で、2人とも92年まで合唱団に在籍していたとのことです。
この情報が正しければ年齢的に、Stabat Materの方が録音が古いん(92年9月)じゃないかなぁ。
あ、どうでもいいですね。

ちょっくら勉強してみようとStabat Materの譜面をDLしてみました。
アルトの音域にびっくりです。
あのお~、ボーイアルトってこんなに音域広いんですか?
低い音は五線譜+ト音記号からはみ出た最初のBの音、一方最も高い音が五線譜から飛び出したGの音。
しかも五線譜あちゃこちゃでうにうにとした旋律のあとに、いきなりオクターブ越えに近い飛びつき音があったり、かなりえらいこっちゃですわ。

もしかすると、Stabat Materのボーイズソリストの組み合わせ全曲盤に、なかなかお目にかかれないのは、ソプラノ以上にアルトも難しいからではないかと。

ところで。
この再販されたアルバム、紙ジャケットのアートが、思わず目をそむけたくなるくらいリアリティがあります。
ライナーノーツには、この演奏にオルガン奏者として参加されたGansberger博士の解説と、絵画写真が収められています。
どうも、アルバムジャケットは、聖フローリアン修道院が所有しているキリスト受難の場面を描いた8枚の絵の一部みたいです。
でもね。
ライナー・ノーツの表紙はもっとすごいです。
単純なワタシは、グロテスクだとか怖いと感じる以前に、わたしら人間はなんとまあ取り返しのつかない、なんてむごいことをしてしまったんだろう、という気持ちになってしまいます。

Erbram'es Gott -Arien und Duette zur Passionszeit-のタイトルが示すとおり、キリストの受難がアルバムのテーマであることにはじめて気づきました。










ヨハネ受難曲のアルトアリアEs ist vollbracht
シュライヤーのボーイアルト時代の音源があるのですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Mmk-9CMvP6c
この動画からテルツ+アーノンクールの動画へいけます。

あ、ワタシはウィーン少65年のアルトソロが好きです。






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