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M.E.Cencic Auf Flügeln des Gesanges 

マックス様のCD聴くのはご無沙汰です。

Cencic Auf Fluuml;geln des Gesanges 
ジャケットの右半分の文字部分の背景は金色に輝いているんですよ。本当は。

FlügelnとFrühlingを思いっきり勘違いしていて、こちらのアルバムをメンデルスゾーンの春の歌特集と思い込んでいました。
ああ、やだやだ、教養無くて。
とはいっても、春の歌だけでも、3曲入っています。

初めてきくメンデルスゾーンの歌曲集。
いくつかの作品集からの抜粋です。
フェリックス10代の作品から、死後に出版されたものまで。アットランダムに収録されています。

録音は1993年頃でしょうか。
ジャケットには「Boy Soprano」の文字がありますが、Boy sopranoによるメンデルスゾーン歌曲集として聴くか、マックス様のメールソプラノ(時代)の歌曲集として聴くかは聴く人次第。
ピアノはノーマン・シェルター先生、ウィーンでの録音です。

収録曲は

1. Auf Flügeln des Gesanges  Op.34-2 歌の翼に
2. Es weiß und rät doch keiner Op.99-6 それを知る者はもひとりもいない
3. Frühlingslied Op.34-3 春の歌
4. Sehnsucht Op.9-7 憧れ
5. Der Blumenstrauß Op.47-5 花束
6. Frühlingslied Op.47-3 春の歌
7. Neue Liebe Op.19a-4 新しい恋
8. Sonntagslied Op.34-5 日曜日の歌
9. Romanze Op.8-10 ロマンス
10.Frühlingsglaube Op.9 春の信仰
11.Bei der Wiege Op.47-6 ゆりかごの中で
12.Frühlingslied Op.71-2 春の歌
13.Die Nonne Op.9-12  尼僧 
14.Schilflied Op.71-4 葦の歌
15.Der Mond Op.86-5 月
16.Das erste Veilchen Op.19a-2 初めてのスミレ
17.Nachtlied Op.71-6 夜の歌
18.Andres Maienlied Op. 8-8もう一つの五月の歌(魔女の歌)

歌詞の意味がわからなくても、メンデルスゾーンの音楽はすっと心に入り込んできました。
洗練された、上品で美しい音楽。
惹かれます。憧れます。
メンデルスゾーン姉弟、マックス様と、その才能を神様に特別に愛された人たちの音楽だな、そんなことを思いました。

ライナーノーツには歌詞が掲載されていたので、それを見ながら聴く楽しみも満喫しました。、
うぉ~マックス様のドイツ語ってきれいだなぁとうっとり。
しかぁし。
相変わらず内容はちんぷんかんぷん。
今回も大好きサイト様にお世話になりました。
格調高い邦訳を眺めながら、マックス様とメンデルスゾーンの歌曲の世界を堪能させていただきました。
ありがとうございました~。

モーツアルトっぽい可愛らしい曲もあるし、え、これがメンデルスゾーンなのと思うような曲もあり多様です。
気に入った曲をいくつか。

1.歌の翼に
普段、ボーイズのせかせかした歌ばかりきいていてので、テンポがゆっくり、フレーズがながいなぁと感じました。
情感のある歌に、夢見る心地にさせてもらいましたよ。 

2.それを知る者はひとりもいない    
こちらOp.99は、メンデルスゾーンの死後に出版された作品集だそうです。
なんだか意味深なタイトルですが、恋の歌なのかな。
しのぶれどぉ いろに出でけり わが恋ひはぁ~の百人一首が浮かんでしまいました。
百人一首の下の句は「あんた、ばればれだす、」的なオチだったと思いますが、こちらでは、空高く飛ぶ二羽のひばり
の姿にその想いを昇華・投影させていてドラマチックです。
後半の転換部分の鮮やかで劇的です。
そしてこの部分のマックス様の歌がイイです。

4.憧れ はファニーの作品。
叙情的で、繊細な曲です。
フェリックスのop.9に入っています。

メールソプラノ時代のマックス様というと、天地創造でのパワフルサウンドが強烈過ぎて、実はあのような歌い方が持ち味と勘違いしていました。
こちらの曲をきいて、そのしっとりと静かな歌が美しすぎて気絶するかと思いました。
ピアノ、ピアニッシモの美しさは気品にあふれています。
おそるべき17歳。

13.尼僧もファニーの作品。
Op8,9というのは、1825-1828年頃の作品集だそうです。
1809年生まれのメンデルスゾーン弟はまだティーンエイジ。
一方お姉さんのほうは4歳上。
この頃の弟の作品もいいのですが、この2曲を聴く限りでは、姉さんのほうが作品として一歩も二歩も進んでいるような気が致します。
ファニーの作品もっときいてみたくなりました。

5.花束・6.春の歌 
あでやかで華やか、マックス様の極上の力強い最高音が聞けます。
7.新しい恋 
躍動感ある歌と、強靭なソプラノにくっらくら・・真夏の夜の夢にでてきそうな音楽、おへびさんソングを思い出してしまいました。
8.日曜日の歌 
歌詞と音楽がちょっとユーモラスな感じで、あ、あたしのことぉ~と思ってしまいましたよ。
いずれも、華やかで、瑞々しく、いかにもメンデルスゾーンらしいわぁなんてきいていると、
葦の歌・や月で戸惑いが。

そして

17.夜の歌
ではその世界にうるうるです。
 
絶望の中で、さんざん泣きつくし、涙も枯れ精神的にも肉体的にも虚脱したまま過す夜。
眠ることなんてできないと思っていたのに、カーテンの隙間から漏れる太陽の光でふと目がさめ、いつの間にか眠りに落ちてしまったことに気づく瞬間。
そんなご経験ありませんか?
曲の盛り上がり、Gott loben wollen wir vereintはsf付、最高音のAフラットで歌いだされる瞬間が、ひりひりするくらい痛いく切ないです。そして、Bis daß der lichte Morgen scheint・・・と終わる最終部分は絶望の中にあっても、神々しいくらい美しいです。
執拗にシンコペーションを刻むピアノの旋律が、重苦しく痛切。
メンデルスゾーンの生前に出版された最後の歌曲集は、この歌で終わります。
凄みのある歌をマックス様が密やかにそして繊細に歌っていますよ。

ラストもう一つの五月の歌(魔女の歌)
マックス様の、こういうおどろおどろしくて魔女がブイブイいっているような曲はとても楽しいですよ。

今週頭に聴き始めて、美しい曲と、すこしまろやかさのあるマックス様の歌に聞き惚れていました。
でも、メンデルスゾーンの歌曲には、どうしても、とらえどころのなさというのか、踏み込めない何かがあるのです。
ここから「立ち入り禁止区域」みたいな。
漠然とした「もやぁっ」でいっぱいになりました。

そこで、作品集ごとに聴いてみました。
少年時代の終わり作品から、青年時代の作品、晩年(といっても30代後半)の作品。
あかるく無邪気な作風が、華やかで落ち着いたものにかわり、計り知れない苦悩と絶望をにじませた音楽、と、それぞれの作品集のカラーというかニュアンスの違いがすこしはっきりして、ちょっとすっきり。
そして、メンデルスゾーンの歌曲は、プロフェッショナルな歌い手さんのために書かれた作品というよりは、同じ芸術嗜好をもつハイソな人々が集まり、歌って、弾いて、聴いて、楽しむための作品だったのかなぁとも思いました。・・本来なら全曲聴かなくちゃいけないんですけど。

多くの詞を提供したメンデルスゾーンのご友人、クリンゲマンさんのことを含めて、いろいろ知りたいことがでてきて、ネットを巡回しても、資料が少なく、わからないことばかり。
昨年が生誕200年のメモリアルイヤーだったのに~。
しまいには「17歳のメールソプラノ時代に、メンデルスゾーンの歌曲をレコーディングされていますが、なぜメンデルスゾーンを取り上げたのですか?」と、マックス様にインタビューしていました。はい、もちろん夢の中で。

結局、なんだかんだこちらのCDに1週間振り回された私を、ライナーノーツ裏のこちらの写真が慰めてくれました。

Cencic Auf Fluuml;geln des Gesanges 2



えーと。
春の上野でお目にかかれるのを楽しみにしています。







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