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Barocke messen und Arien aus dem Salzburger Dom

ああ、やっぱりオーストリア系バロックは落ち着くです。
こちらのアルバムを聴きました。

Barocke Messen und Arien

ドイツアマゾンのリンクはこちら
うわぁ、試聴できますよ。

St.Florianer Sängerknabenが参加しているこのCD、昨年になってやっとドイツアマゾンのマーケットプレイスで入手しました。国際発送します~というドイツ語はココで覚えました。


内容はザルツブルク大聖堂ゆかりの作曲家によるバロック音楽作品集です。

Stefano Bernardi Missa primi toni octo vocum Messe zu 8 Stimmen
1.Kyrie    
2.Gloria    
3.Credo   
4.Sanctus   
5.Agnus Dei

Abraham Megerle aus Ara Musica
6.Tristiria vestra    
7.Gaudete et exsultate   
8.Peccator et consolator

Heinrich Ignaz Franz Biber Missa ex B fur 6 Singstimmen u. B.c.
9.Kyrie    
10.Gloria    
11.Credo   
12.Sanctus   
13.Agnus Dei

録音は1994年11月と95年6月 聖フローリアン教会にて。
指揮はFarnberger先生、古楽団体はLinzer GambenconsortとBarockposaunen Consort Linzの名前がクレジットされています。
ライナーノーツは、作曲家に関する、貴重な情報満載、でもドイツ語のみ。

Stefano Bernardi (1577-1637)のミサ曲は、17世紀前半(ライナーノーツには1630年の文字が)の音楽になるのかな。
17世紀のザルツブルクでは、あちこちでイタリア風の建物の建造が行われ、17年には大学も開設がされるし、大聖堂がリニューアル完成が1628年だったそうです。街の活気や賑わい、凄かったんだろうなぁ。
建造物だけでなく、音楽もイタリアものをせっせと取り入れていたらしい・・以上ネットを巡回してて集めたウケウリ。

Bernardiさんもヴェローナ生まれで、イタリアで音楽修行を積まれた方なのだそうです。
さてミサ曲。
Kyrieからしてリズムが明快、何かの舞踏曲のようです。4声のDouble Choirと8声の合唱の違いがいまひとつわかりませんが、合唱団二つに聴こえます。雰囲気としては(プロが聴いたら全然違うと仰るかもしれません)以前聴いたラムフスキーさんのミサ曲→(こちらの日記)とかぶります。
器楽伴奏はあくまでも黒子役、ソプラノの旋律と呼応するような金管楽器の伴奏がどこか可愛らしいです。
同じ音型・和声を、ゆったりと交互につないでいて、パレストリーナや、ビクトリアの入り組んでどこがどうなっとるんじゃというハーモニーとは全く違うなぁと。シンプル~な感じです。
全体としてザルツブルクにバロック音楽がまさに花開かんとする、そんな感じです。
フローリアンのちょっと武骨、ごつごつとした合唱がまたあいます。

Abraham Megerle (1607-1680)のaus Ara Musica
17世紀どまんなかのザルツブルクではこういう曲が聴けたのですね。
こちらでは、ソプラノSiegfried Ertelthalner君、Martin Sturn君、アルトにMichael Moucka君,おそらくこの当時のトップソリスト君たちが登場です。

Tristiria vestra  
オルガンと通奏低音、そしてボーイソプラノ。
BCSDによるとSiegfried Ertelthalner君だそうです。
冒頭の甘く切ないソロで、とろっとなってしまいました。はらはらと落ちてくる花びらのよう。
ソロを歌うErtelthalner君は、空気に溶けていくような透明感のあるボーイソプラノですよ。看板ソリストだけあって、テクニックもボーイズとしては安定しているかな、多分?細かい音型、ゆるゆるこなしています。

Gaudete et exsultate   
オルガンと通奏低音、そしてボーイアルト。
Michael Moucka君の澄んだボーイソプラノが聴けて幸せです。

Peccator et consolator
オルガンと通奏低音、古楽器そしてボーイソプラノ×2
ライナーノーツを見ると、ConsolatorとPeccatorによる対話様式の歌みたいです。
こちらではConsolatorを担当するMartin Sturn君のはきはきとしたボーイソプラノがメインですが、O Mariaとだけ歌う、Peccator 担当のErtelthalner君のどことなく哀しみに満ちた声は印象的です。
ラストの2重唱はどこまでも柔らかくて、しなやか。
たおやかな愛らしい曲だわ、なんて思っていたら、Consolator 慰める者、Peccator 罪をおかした者・・・え、マジですか。

Biberの6声のミサ曲
Biber先生、待っておりました!
豪華絢爛、ここにてバロックの花満開です。
金糸銀糸に花鳥風月、それはもうあでやかで華やかなミサ曲に気分は殿様。

通奏低音の旋回するような音階にオルガンの前奏。
Kyrieを、テノール、ソプラノ、アルトがフーガのように重なっていく瞬間はゾクゾクです。
Gloria通奏低音とバスパートの低音に乗せて、ソプラノ・アルトが自由に駆け回るポリフォニーの世界で気を失いそうです・・6声っていいわぁ。

Credoになって、ソプラノと弦楽器の旋律がまるまる一緒なことに気づきました。
ああそうか。バッハの音楽とは違って、合唱と器楽伴奏が混然としています。
Sanctusあたりで、ようやくソプラノパートとかぶりまくっていたバロックヴァイオリンの音が聴こえてきましたよ。
終曲は厳かなAgnus daiから躍動感あるDona nobis pacemへの転換はどきどき。
Bernardiの武骨な合唱とはうってかわって、なめらかなソプラノとアルトパートがとてもキレイなのですよ。

Gloria,Credoあたりから、もしかして曲の基本構造同じ?なんていう突っ込みは不要、どこまでも明るく、豪快なミサ曲です。
異教徒、しかも聖フローリアンの合唱目当ての不埒な聞き手(→ワタシ)でも、ミサ曲特有の緊張感を感じることがありません。
Biber先生っ、楽しいです!

当時ザルツブルクの大聖堂でこの曲を耳にした人たちは 聖堂内いっぱいに反響する合唱に目を回したのではないのでしょうか・・なんちゃって。


こちらのアルバムは、ザルツブルク大聖堂ではなくて、リンツにある聖フローリアン教会での録音。
静かあにお休みになられているブルックナー先生、驚いただろうな~妄想。

聖フローリアンの合唱、きびきびとしていかにも少年らしさと品があります。

うわああん、生で聴きたいよぅ。





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