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I sing of a maidenを聴きました

I Sing of a Maiden

ウィンチェスター大聖堂のChorister君たちとウィンチェスター・コレッジのQuirister君たちの合同チームによるCD。Hill先生とTolley先生のビッグネームが並んでいます。
うわあ、なんてゴージャス!!
1997年5月から6月、ウィンチェスター大聖堂で行われたレコーディング。
残響のきれいなサウンドです。さすがヘラルドさん。

ライナーノーツには二つの合唱チームの長い歴史が簡潔かつ明快に記載されています。
歴史の波に翻弄されつつも今日まで脈々と続いてきた伝統には頭が下がります。
以前の日記にも書きましたが、Chorister君とQuirister君たちはウィンチェスター大聖堂近くにあるピルグリム校の生徒さん。
それぞれの所属先が違っても、校内で顔をあわせたり、同じ教室やグループで学ぶこともあるのかしら?
さらに、大聖堂チームとコレッジチームの活動は、本来別々なのにも関わらず、実は一緒にで、Lloyd-Webberレクイエムのヨーロッパプレミエ@ウィーンに参加したり、英国フェスティバル・ホールでのマーラー交響曲第3番コンサートに少年合唱として歌った実績があるそうです。
そして実は合同でのレコーディングはこれが初とのこと。(多分、これっきりだったような気がしますが・)

収録曲は。

1. C.Franck Panis Angelicus
2.R.Quilter An Old Carol
3. W. Harris King Of Glory
4. C.Franck Ave Maria
5. J.S.Bach Jesu, Joy Of Man's Desiring
6. J.S.Bach Bist Du Bei Mir
7. P.Mascagni Easter Hymn
8. F.B.Mendelssohn Lift Thine Eyes
9. J.S.Bach Ave Maria
10. P.Hadley I Sing Of A Maiden
11. J.F.Lallouette O Mysterium Ineffabile
12. G.Faure Pie Jesu
13. F.Schubert The Lord Is My Shepherd
14.G. Faure Ave Verum Corpus
15. E.Humperdinck Abends Will Ich Schlafen Gehn

以上少年合唱の王道とも言える定番曲・名曲のオンパレード。
聴きやすいです。

大聖堂チームとコレッジチームの合同録音とのことですが、曲によってチームを分けたのか、とにかく全員参加にしたのか不明です。ただワタシの耳には全員集合に聴こえるんだけどなぁ。
ライナーノーツの文面からすると全員参加による合唱とみてよいでしょう。
(もし違っていたらごめんなさいです) 
アルバムを通して聴いていると、まるでひとつの団体かと思うほど息のあったアンサンブルを聞かせてくれます。声質はほぼ同じ。わりと、さらりとした声になるのかな。これには驚き。

アルバム最初のPanis angelics, オルガンの前奏に続いて、可憐なトレブルソロを期待していましたが、ところがどっこい、ど~んと全員参加の力強いユニゾンでした。
こうなると全員ソリスト状態ですが、一糸乱れぬユニゾンは迫力満点。途中の2部合唱は(通常ではソロ+合唱)、それはもう天国的です。
2曲目のAn Old Carol もがっつりユニゾン。
この先延々とユニゾンなの~と一抹の不安をかき消してくれるのが3曲目のW. Harris King Of Glory。ユニゾンもありますが、2部合唱に分かれたり、ソロが登場したりしています。
ほんわかした甘めの旋律がいいわぁ。

・・・といった具合に 通常の英国聖歌隊ベストアルバムと異なるのは、ほとんどの曲を総勢36人(裏表紙のメンバーを数えました)のトレブル君たちだけでユニゾン、ときどき2部・3部で歌いまくるところ。まあ、すごいのなんのって。
36人のトレブルは大迫力です。
大聖堂にぐわんぐわん響いていたであろう合唱、時間をさかのぼれるものならこっそり潜り込んでレコーディングの様子を聴いてみたかったです。


カンタータ147のコラールや、グノーのアヴェマリアあたりで、さすがにトレブル36人全員参加のユニゾンじゃなくてもねぇ・・・と思ってしまいました。
とは言っても、Bist du bei mir, トレブル君たちの斉唱バージョンには軽く衝撃。
こんなの聞いた事ありません。
厚みがでても濁らず、どこまでも透明感がある合唱はお見事です。

マスカーニのカバレリア・ルスティカーナといえば、あの まったりとした間奏曲しか知らなかったのですが、Easter hymnも十分メロディアスです。
トレブル君たちのコーラスワークはなかなか楽しいのですが、高音がつまり気味になるのは仕方ないか。
イタリアオペラのソロ+合唱曲をコドモに歌わせるって、すごいかも。先生、いいんですか?

36人の天使による目をあげよ は圧巻です。まさに極楽浄土、思わず昇天するかと思いました。真珠の輝きのようなハーモニーにうっとりです。
見事な3部合唱、ソプラノパートだけでなくアルトパートを歌うトレブル君たちの声がこれまたいいのですよ。

アルバムタイトルであるI Sing Of A Maidenは2部合唱でしっとりと静かに歌われます。トレブル君たち、P,PPもイケてますね。

ももしかして、フォーレクPie jesuも36人でくるか・・・とどきどきしましたが、こちらはソロでした。
安心すると同時に肩透かしを食らった気分です。
ソリスト名はクレジットされていませんが、コルボのフォーレクにでてくるクレマン君のような儚い感じのソロです。若干危なっかしいのですが、それも魅力のひとつ。

シューベルトの詩篇23番はトレブルパート4部。多分唯一の4部合唱、英国聖歌隊には珍しいような気がしますが・・。
残念なのはテンポがゆるいせいか、途中でアンサンブルががちゃがちゃしてしまい若干手に汗握りました。
ソプラノパートはキレイの一言に尽きますが・・。
ワタシの中ではシューベルトの詩篇23番のベスト演奏はウィーン少の92年組かウェストミンスターの93年の録音です。

ラストはヘンゼルとグレーテル、「夕べの歌」のおいしいところだけを、あやういドイツ語で歌っています。とても可愛いわぁ。

ライナーノーツの裏表紙はカソックで全員集合。

winchester.jpg
最初ちらりとみて、なんだ兄さんたちもいるじゃないと思ったのですが、最上段のお三方がHill先生とTolley先生、オルガニストのFarrさんかな。
先生方も含めみんな笑顔の記念撮影、いい写真ですねぇ。


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