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金と銀

先週、久しぶりに新宿のタワレコに行ってまいりました。
そして、ウィーン少の廃盤CDが普通に店頭に並んでいるのを発見して驚きです。

執念 違うな、妄執の果てに海外やらオークションで手に入れた少年合唱のCDを ひょっこり店頭で見かけると「!」と思ってしまいます。
少し前のことですが、ふらっと立ち寄った某駅前のとある専門店で ヌイイのフォーレクとか、モンセラートのキャロルの祭典、レーゲンスのドイツミサ曲を見かけたときは「!!!!」状態でした。

タワレコの店頭で見かけたのは「金と銀」3枚→数えた、「2000年のミレニアム・ライブ」→こっちは2枚。価格はちょびっとディスカウントされていました・・・・・・・・・・・・でも、どこから出できたんだ?
そういえば、今年のコンサート会場でも普通に販売されていました。

アルバム「金と銀」のタイトルはレハール作品名と頭ではわかっていても、ワタシが思い浮かべるのは、まさしく天使のようだった 例のふたごシスターズ きんさんとぎんさん。
キュートだったなぁ・・・・

そのようなこともあって、先週末からこちらのアルバムをずっと聴いていました。

wskgoldundsilver
アマゾンリンクはこちら

こちらのアルバム録音は93年10月25-29日、ウィーン・コンツェルトハウスにて。
EMIからのリリース、発売が94年3月23日とありました。

93年10月というのは、ウィーン少の録音がたくさん残っている時期です。
モーツァルト、バッハ、フォーレ~神への祈り
たとえば、↑のトラック1,4,7,10,12は11日から13日。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
↑も同年10月、ただし日付不明のライブレコーディング。

ついでに翌月14日にはRastattでモーツアルト戴冠ミサ、15日にはStrassbourgでバッハ カンタータ21番のライブレコーディング。
Christmas with the Vienna Boys' Choir
あれ、えらくファンシーなジャケットですねぇ。
もともとはCappriccioからのリリースです。こちら


うはぁ~、多忙だったんですねぇ~。


さて「金と銀」の収録曲は

1.ブリテン「キャロルの祭典」来たれクリスマス    
2.ブリテン「キャロルの祭典」かくもうるわしきバラは   
3.ブリテン「キャロルの祭典」この嬰児
4.ブリテン「キャロルの祭典」子守歌    
5.ブリテン「キャロルの祭典」神に感謝を
6.コダーイ 天使と羊飼い
7.W.A.モーツァルト 歌劇魔笛より ふたたびようこそ
8.J.S.バッハ/グノー アヴェ・マリア  
9.レーガー マリアの子守歌
10.J.シュトラウス ワルツ「酒・女・唄」    
11.J.シュトラウス ワルツ「千一夜物語」    
12.J.シュトラウス ワルツ「オーストリアの村つばめ」    
13.レハール ワルツ「金と銀」    
14.レノン/マッカートニー ミッシェル
15.レノン/マッカートニー イエスタディ   
16.春の小川    
17.牧場の朝    
18.海 
19.冬景色


ピアノ伴奏は1-5,9,11-19がT. Boettcher先生、7,8,10がV.Borrits先生。

繊細さと軽やかな優美さは90年代(中期まで)の特徴だと思います。
こちらのアルバムに登場するコア(おそらく94年来日組がメイン)は91年録音の「エーデルワイス・ドレミの歌」のコアとも、95年の「菩提樹」のコアとも全く違う個性をもった声です。
ストレートかつ硬質な響きです。メタリックでクール。うん、好きだわ。

ブリテンのキャロルの祭典、「来たれクリスマス」のソプラノパートに耳がロックオン。
「来たれクリスマス 」での目が覚めるような鮮やかさ、「この嬰児」でのめくるめくような華やかさ。瑞々しくパリッとしたソプラノ。ぐいぐいと押しすすんでゆくような勢い。
キレのあるクリアなサウンドです。


コダーイ「天使と羊飼い」冒頭はソプラノとアルトの2重唱。
アルトソロがクールでかっこいいわぁ。
若干エコーが効いたサウンドのせいか、コンサートホールで聴いているような感じです。
ヘッドフォンで聞いていると床のきしむようなノイズまで拾っていて臨場感あります。
どきどきですわ~。
元気よさと、勢いのありまくりのソロと合唱だった2008年と比べるとはまた違った仕上がり。
遠吠えのようなソロの音量が調節されていて、合唱とのバランスがよいし、入り組んだ各パートのアンサンブルがゆらぐことなく作り上げられています。ごたつきやもたつきがなく、すっきり。
すごいなぁ。


魔笛のdreiknabenは日参サイト様情報ではStephan Preyer君, Thomas Lerer君, Alexander Gregor君とあります。 Stephan Preyer君といえば以前の日記でも書きましたが90年代前半に活躍したソプラノソリストの一人。
B.Weil/Orchestra of the Enlightenmentによるシューベルト ミサ曲シリーズでの第5番A-flat(D678)のソプラノソロ(93年5月)、
Schubert;Mass in Ab
そのほかにも、カンタータ21番(93年11月)のソプラノソロなどに名前が残っています。
メタリックな涼しげな声で、ワタシの好きなソリストの一人です。

さてStephan Preyer君ですが、94年4月2日にはじまった日本ツアーメンバーにその名前はありません。
魔笛のこの曲は94年のツアープログラムにあり、セルビデオではまさしくお人形のようなハンス君、マルクス君とアルトソリスト君たちが歌っている映像が残っています。
・・・となると、Stephan Preyer君はもともと他のコアのソリストだったのか、来日ツアーを前に団を去ったのか、未だにナゾ。そういえばThomas Lerer君の名前もないなぁ。

アヴェマリアのソロはメタリックな涼しげな声のソリスト君。Stephan Preyer君なのかなぁ?
細かいところで若干不安定なところもあり、ブレスも大きめですが、なぜか聞き入ってしまうんですよね、毎回。

マリアの子守歌を歌うソリスト君は、上記のソリスト君と声質が似てはいるんですが、若干まろやかさと温かみがあります。来日公演でソプラノソリストだったMarkus Paleczekでしょうか?
来日のときの歌声はもっとソフトな感じに聞こえるのですけど・・・Markus Paleczek君、94年公演のビデオにモーツアルトのアレルヤを歌う映像がありました。
ううむ。なかなかすごいでござる。

合唱を聴いていて、ふと思ったのですが。
ストレートな声とまろやかな声、軽やかなビブラートのかかる声などが、溶け込んで、つややかな響きをもつソプラノパート、どこかで聴いた気がするのですよ。あ、そうか、Sacred Songsだ。

ミッシェル、イエスタデイいわずと知れたビートルズ初期から中期の名曲。
両曲ともソプラノのリードボーカルにアルトのソロがほんの少々加わります。
リードボーカルはアヴェマリアのソリスト君と同じかなぁ。メゾの音域が清々しく、いかにも少年らしい声と歌い方。本家本元と比べればわりとあっさり歌っています。
面白いのが突如す~っと入って、す~っと消えていくアルトソロ。いい味添えています。

珍しいシュトラウス作品が3曲。
「酒、女、唄」、「千一夜物語」キーが高いのか、高音でソプラノが時々ぎりぎり絶叫系になりかけますが、アルトがキレイですよ。
「オーストリアの村ツバメ」は弟ヨゼフ・シュトラウス作品。8分52秒と長めです。
イントロダクション、第1ワルツから第5ワルツのあとに、コーダという構成になっています。
来年のコンサートプログラムに登場です。
可愛らしい曲なので今から楽しみです!

アルバムタイトルとなったレハールの金と銀、もともとはもともとはこんな曲
うわぁ、こってこて。リウ先生、ちとやりすぎですよ。

アルバムでは、Anton Naider先生が歌詞をつけ編曲したものを歌っています。
歌詞の内容は、オーストリアへの郷愁と讃歌になるのかな。響きの美しい言葉がちりばめられた歌詞です。ワルツの旋律はキャッチーなメロディーで、どこか懐かしい感じ。
これを歌わせるって発想がすごいですよ。

ラスト4曲は日本の歌。
子供の頃さんざん歌い、馴染みすぎた唱歌ばかりですが、立派な小品に仕上がっています。
ウィーン少が歌う日本の歌については、いろんな意見があるようですが、ワタシは楽しみ派です。
あ、千の風になっては別でしたけど。
彼らの日本の歌をきくたびに、あれ、こんなにキレイな歌だったのかと、日本の歌を見直してしまいます。思いもかけず感激してしまうことすらあります。
童謡歌手や国内の児童合唱団が、はっきりとわかるようなストレートな日本語で歌うのを聴くよりも、ドイツ語訛りの日本語のほうが、かえって曲のもつ本来の美しさが引き出され、耳に馴染んだはずの旋律がとても新鮮に感じられます。アレンジもよかったりするし。
名づけてウィーン少マジック。
冬景色お気に入りです。

このアルバム、公式には廃盤です。
ただ、こちらに収録されてる音源は88年の美しく青きドナウ同様、EMIリリースのコンピレーションでアルバムで聞くことができます。
バラしちゃうと魅力半減、できればアルバム通して聴くほうがいいと思うのですけど。





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94年プログラムにあるレコーディング風景のショット、このときのものかなぁ?
1994program1.jpg1994program2.jpg

*P35 94年コンサートプログラムより

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