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Escolania del Escorial Asi Cantan los Chicosを聴いていました。

日常生活のなかで、ふと何かに触発されて過去、とくに子供時代の記憶がよみがえってくることってありませんか?
ものすごく断片的だったり、取り留めのない記憶で、自分でもあれこんなこと覚えていたのかと、軽く驚くようなこと。
こちらのCDで、なぜかそんな体験をして少しだけ新鮮な気分を味わっていました。

Asi cantan los chicos

カテゴリーとしてはスペインの作曲家による「こどもの歌」集になります。
2006年録音、2007年12月リリースだと思います。
ヘスース・グリーディ(1886-1961)、ガルシア・アブリル(1933-)に加えてサルスエラまでとひねりの聴いた選曲です。
こちらの団体らしいわぁ。
身構えて聴く必要はなく、おどろくほど気が抜けるほど素朴で、聴きやすしとても楽しいです。

収録曲は
Así Cantan los Chicos. (Guridi)
1. Escena 1
2. Escena 2
3. Escena 3
Seis Canciones infantiles.(Guridi)
4. Cazando Mariposas
5. Otra vez la Primavera
6. La Princesa Cautiva
7. Cuando sea Abuelo
8. El Idioma Extranjero
9. La Vacación
Colection de Canciones Infantiles.(García Abril)
10. Romancillo de la Luna
11. Canción de las dos Noches
12. Sale el menguante del Mar
13. En el agua del Arroyo
14. Pala y Pico
15. Poemilla Humilde
16. Tu Reloj
17. Tres Marineros
18. Ese Ramo de Coral
19. Villancico del Boticario
Los Chicos de la Escuela.(Valverde y Torregrosa)
20. Preludio
21. Paso-Doble
22. Dú-Vals
23. Jota
24. Coro de Murmuración
25. Final

グリーディによるAsí Cantan los Chicos.(このように少年たちは歌う)は1915年作だそうです。
さわさわと初夏の風に揺れる若葉のようなさわやかな印象の曲。時々2部合唱。可憐でどこか懐かしく、どこか切ない旋律にぐっと引き込まれてしまいした。歌詞の意味かわかればもっと違う聴き方ができるのでしょうけどね。残念だわ。

続くSeis Canciones Infantiles(こどもの6つの歌)は、短い標題の付いた曲です。どうしたことか延々とユニゾンですよ。可愛らしく表情豊かな歌を聴いていて思わず、自分自身がこどもだった頃(つい最近のこと、→ウソはいけません)に見た風景がよみがえってきてしまいました。曲とは全く無関係なのになぁ。

遊び疲れて眺めた夕暮れの空、原っぱの草の匂い。プールの塩素の匂い。雪の積もった通学路、つららが反射する太陽の光、ひんやり冷たいけど、舐めてみると思いっきりマズいつららの味(当然)、つつじやクローバーの蜜の味、渋柿のしぶさ、下校途中、雪の降りしきる神社の境内での雪合戦・・・
実に他愛無い記憶。

ガルシア・アブリル先生は、スペインの現代作曲家、映画音楽も手がけられるそうです。次も子供の歌集。曲数は多いのですが、短くて1分少し、長くて3分半。
素朴な旋律を またもやユニゾンで歌うのですが、こちらもふんわり心地良い旋律が楽しめます。
こども時代にトリップできます。

ラストは Los Chicos de la Escuela.
タイトルを邦訳すると「スクール・ボーイズ」もしくは「小学校の子供たち」
ウィーン少の昔懐かしいオペレッタみたいですよ。
調べてみるとなんとスペイン風歌劇、サルスエラだそうで。

歌あり、セリフありと面白いし、さっきまでのまじめ~でおとなしい~感じのユニゾンがウソのように個性豊かで、リアルな彼らの姿を彷彿させます。面白い。

C.Arniches と J.Veyánが作った台本にQ.Valverde と T. L.Torregrosaコンビが音楽をつけて1903年のクリスマスシーズンに披露されたらしいです。
ライナーノーツにはちっこい字でキャプションがあるのですが、こちらもがっつりスペイン語。
歌詞を調べるにあたり、zarzuela専門ページにお世話になりました。
このCDのレビューもあります。もし興味のある方はぜひご覧になってください。

Paso-Doble
タイトルの意味がわからないのですが、なんだか休み時間や自習時間の小学校の教室にもぐりこんだみたいな気分になってしまいます。
登場人物は3人のコドモ、Perico、Robustiano、 Morcilloとクラスメート。おとなしく自習していたのがいつの間にか教室が戦闘状態に・・ありがちですね。
Perico役のソリスト君が、オトナっぽい声でオペレッタの歌いまわしが非常にウマイ。
おそらく、Escolanía del Escorial の看板ソリスト、Francisco J. R. Braojos君でしょう。
温かみのある品のある声で、他のユニゾン曲からも彼の声が聞こえてきます。
大騒ぎの教室も、見張り役のあ、やばい先生だっ・・の声で、全員着席何もかったように「2+2は4、・・」と勉強を始めるラストはウケました。こういうのって万国共通なんですね。

Dú-Vals
恋仲のTeresa、Manuelの密会(おそらく両親から許可がもらえないといった感じです)を、こっそり覗くRobustianoとPericoという設定なのようでして、Teresa、Manuelのあつう~い恋の歌を、RobustianoとPericoのボーイズコンビがひそひそ声でツッコミを入れています。
ボクのテレッサ、ワタシのマヌエル~ っていうような感じの歌ではじまるのですが、この恋人役もボーイズが担当です。
これがまたちっとも色っぽくなく、おそろしくぶっきらぼうかつストレート。大笑いです。こういう そっけなさが少年合唱の面白いところだと思います。

情熱の国らしく、Teresa、Manuel二人のキスシーンもあるのですが・・といっても ぶっちゅう、ぢゅゅうう~ という効果音だけですが。これに「うぉぉ、チュウしたぞおぉ」と異様なテンションで盛り上がるボーイズ。もう笑いがとまりません。

ラストのTeresa、Manuelの2重唱がなかなかキレイですよ。
ウィーン少の十八番だったデニス夫妻を思い起こさせます。

Jota
おいしそうなフルーツがたわわに実った果樹園でのワンシーンですかね。
それを狙うボーイズ、いただこうとした瞬間に持ち主に見つかってこらああっつと怒鳴られ、そんな感じかなぁ。曲調がかなり面白いです。
ラストは、再度PericoとRobustianoが登場するのですが、どんなシーンか解読しにくいです。
ボーイズの笑い声が楽しそう・・・内容が分かればなぁ


Escolanía del Escorial の歌はふんわりと柔らかく、どちらかというとあまり強い主張がないタイプと思います。
よくまとまった合唱が楽しいし、優しい雰囲気の音楽と相性がとてもよいです。

実はこちらの団体が使うピアノの音色が好きです。
瑞々しくさわやかな音色。
ライナーノーツにはShigeru Kawaiの楽器とあります。うわぁ、河合楽器のピアノ使ってるんですね。なんだか嬉しいなぁ。このピアノの音色と彼らの歌、とても相性が良いです。

あ~楽しかった!

タワレコの通販(ジャケットの写真が違いますが)、もしくは銀座山野楽器本店のCDコーナー、Pascalさんのお店、diverdiこちら などで入手可能です。


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you tubeにありました。
グリーディのCazando Mariposas 英語のサブタイトルはHunting butterflies


それから Los Chicos de la EscuelaのPaso-Doble



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