スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Felix Mendelssohn Bartholdy ~Psalmen und Motetten~を聴きました

↑アルバムタイトル長いので省略しちゃいました・・
正式なアルバムタイトルは Felix Mendelssohn Bartholdy ~Psalmen und Motetten Oratorium CHristus op.97~です。
FELIX MENDELSSOHN BA


音楽の解釈、モダンとかピリオドとか奏法の違いでは説明しきれない何かがある。
トマーナ&ゲヴァントハウスのバッハはなにかが、違うと感じ始めた今日この頃。

そして発見。
バッハ作品だけじゃなくてこのコンビのメンデルスゾーン、格別です。
CDマガジンの故障という事情があるにしても、ほかの団体のメンデルスゾーンの演奏を、受け付けなくなるほど聴きこみました。

こちらのアルバムは2007年11月と2008年9月トーマス教会でのライブレコーディング。


収録曲は
Psalm Singet dem Hern ein neurs Lied op.91
1. Singet dem Herrn ein neues Lied
2. Der Herr lässt sein Heil verkündigen
3. Jauchzet dem Herrn, alle Welt
Wie der Hirsch schreit nach frischem Wasser op.42
1 Chorus: Wie der Hirsch schreit
2 Aria: Meine Seele dürstet nach Gott
3 Recitativo: Meine Tränen sind meine
4 Chorus: Was betrübst du dich
5 Recitativo: Mein Gott, betrübst ist meine Seele
6 Quintet: Der Herr hat des Tages verheissen seine Güte
7 Chorus: Warum betrübst du dich meine Seele
Jesu, meine Freude
Aus: Sechs Spüche op.79
1. Im Advent. (5)
2. Frohlocket, ihr Völker(1)
Christus op.97
Geburt Christi: Recitative: Da Jesus geboren war zu Bethlehem
Geburt Christi: Trio: Wo ist der neugeborne Konig der Juden?
Geburt Christi: Es wird ein Stern aus Jakob aufgehn
1. Am Neujahrstage. (2)
2. In der Passionszeit. (4)
3. Am Karfreitage. (6)
4. Leiden Christi: Recitative: Und der ganze Haufe stand auf
5. Leiden Christi: Ihr Tochter Zions
6. Leiden Christi: Chorus: Er nimmt auf seinen Rucken
Aus: Sechs Spüche op.79
Am Himmelfahrstage.(3)
Verleich uns Frieden gnädglich


アルバムの始まりは♪Singet dem Hern ein neurs Liedとバスソロが力強く歌いだす詩編98.
地の底から湧き上がるようなフレーズにダブルコアのコーラスが呼応して立体的な音楽になっていく様子は心が震えます。
2曲目はソロアンサンブル、ソプラノソロがしっとりとして上手い。
目が覚めるようなソプラノときりっとしたトマーナのアルトがこれまたかっこいいです。
ハープと金管楽器が加わっておおいに盛り上がる3曲目。右左とコアが旋律を掛け合って壮大に展開していく。
聴いていると高揚感というか、漠然とした勇気が湧いてくる曲です。
1844年、ベルリン宮廷新年のお祝いの曲だそうで・・どうりで。


実は。
こちらのブログ、検索ワードが比較的多いのが「鹿が谷の水を慕うように」なのです。

検索の果てにこんなところにたどり着かれた方、申し訳ございません。

谷川の水を求める鹿のように 神様、わたしの魂はあなたを慕う

日本語に訳しても、とても美しいなあと思います。
ラテン語歌詞のパレストリーナの詩編42もいいのですが、メンデルスゾーンの詩編42も実に美しい。
博識なメンデルスゾーンはきっとパレストリーナの作品にも目をとおしていたのかも・・なんて想像してしまいます。
静かに音が重なっていくクラリネットとファゴットに導かれ、ヴァイオリンとフルートの奏でる前奏は、木漏れ日あふれる谷川を描いた絵画のようです。♪Wie der Hirsch schreitアルトのふわりとした歌いだしが優しい雰囲気で、音楽に惹きこまれます。
トマーナのアルトパートっていいですね。どの年代も落ち着いた声で大好きです。

カンタータ様式の作品とあって、ドラマティックな雰囲気の曲です。
譜面と、詩編42の詩をみながら何度も聴いてはみましたが、2曲目以降はどうも世界と音楽のベクトルがなんというかしっくりこない、つまりメンデルスゾーンの後年の作品を聴いてしまうと、ロマンティックで華麗すぎるような印象を持ってしまいました。
メンデルスゾーン&トマーナ&ゲヴァントハウスのファン失格だ・・。
ソプラノレスタティーボ+合唱のソプラノ・アルトだけが入る3曲目の、テナー・バスのコーラスではじまる4曲目、6曲目はテノールとバス4声のソロアンサンブルとソプラノソロの5重唱はとてもきれいなんです。

こちらの動画は、2009年1月のライブとのこと。2曲目のソプラノアリアとレスタティーボが聴けます。3曲目のトマーナの合唱がちょろっと入るところでカットにがああん・・、

Jesu, meine Freudeを経て 未完のオラトリオ Christusが登場します。

未完の断片を演奏するにあたり、ビラー先生はメンデルスゾーンの作品79;6つのアンセムをうまく配置して、キリストの喜ばしい降誕から順番に物語を作り上げてます。


作品79のIm Adventは晴れやかな8声のアカペラ、弾むような明るさです。続いてキリストの降誕を祝うWeihnachten Frohlocket, ihr Völker、この2曲のあとにchristusのキリスト降誕の3曲が始まります。

「キリストが生まれましたよ、さあ、東方からイエルサレムにきた3賢者が言いますよ、」というソプラノレスタティーボは華やいでます。
そのあとの3賢者のテルツェットがとてもいいです。
こちらの曲はテノール1とバス2のテルツエットとヴィオラとチェロ2本+コントラバスの弦楽アンサンブルという構成です。
ゲヴァントハウスの温かみのある音色が素晴らしいです。

印象的なのが途中から現れるコントラバスのピチカート。
色彩感あふれるオーケストレーションに涙がでてきそうになります。

繰り返しになりますが、このテルツェットが極上です。
トマーナのお兄ちゃんたちにはない、オトナの落ち着き。
このレコーディングにはトマーナの卒業生で構成されるアンサンブル・アマコルドが参加していますが、どこで歌ってるかわかんないのです。
たぶんこのテルツェットとじゃないかと・・。
子ども(この場合はキリストなんだけど)の誕生を喜ぶ歌に メンデルスゾーンもお父さんだったんだなあ・・と思うと胸が締め付けられます。

この曲を20年来の友人(同業&オケ友達)に聴いてもらったら、「温かい曲だね」と、ポツリ。
気持ちがあたたかくなる曲です。
今年のクリスマスにまた聴きたいです。

合唱そしてオケまでもがきらきらと夜空のきらめく星の光のようなEs wird ein Stern aus Jakob aufgehn。ため息がでるくらい魅力的な曲です。

6つのアンセムからAm Neujahrstage、In der Passionszeit., Am Karfreitageといきなり受難の物語へ突入です。
アカペラの色彩が豊かで、曲が進むにつれて沈鬱な雰囲気になっていきます。
トマーナさすがです。
テノールソロのレスタティーボのあとに、激しい受難の物語がはじまります。
Und der ganze Haufe stand aufでは後半に登場する十字架をと、民衆の叫びは何度聞いてもぞっとします。こういう表現がトマーナコア上手いなあと思います。
Ihr Tochter Zionsをへて、Er nimmt auf seinen RuckenはPaul Gehardtの詞とマタイでおなじみのコラールが登場します。
おそらく、受難の途中あるいは最後の部分になるのでしょうか。
テノール2とバス2の男声の4部にヴィオラ・ファゴット・チェロが深く重い雰囲気です。
バッハの世界と交わるこの曲にこみ上げるものがあります。

ここで作品97は終わってしまいます。
ビラー先生は6つのアンセムのAm Himmelfahrstageを入れてキリストの物語を閉じます。

アルバムのラストを飾るのが Verleich uns Frieden gnädglichです。
ゲヴァントハウスのチェロ奏者さんの奏でる音色とメンデルスゾーンの旋律がこの上なくマッチしていて、前奏の部分だけリピしまくりました。
メンデルスゾーンが低弦を歌わせると、官能的で男性的で、どきどきします。
コラールのような合唱も感動的です。


こちらのアルバムiTuneでもお買い求めできますよ。
だけど
充実したライナーノーツのついたCDのほうがお勧めですっ
ワタシはCD2枚買って、iTUneでもDLしました。(なにやっているんだか)


・・・と4月から半年以上聴いていたアルバムだけに無駄に長い記事になってしまいました(汗)
スミマセン




スポンサーサイト

Abendlieder mit den Wienersängerknabenを聴きました

iTuneでお買い上げしたこちらを聴いていました。


Abendlieder.jpg


60年代にフィリップスからリリースされたアルバムのリマスタリングになります。
録音年月日不明、 演奏者データはWienersängerknaben&F.グロスマン先生のみ。

元アルバムは7インチのAbendlieder mit den Wienersängerknaben。
こちらのアルバムは いま確認できる情報では62年リリースの第1巻と65年プレスあるいはリリースの第2巻のセットだった模様。
abendlieder mit den WSK1Abendlieder mit denWSK 2

上記画像は海外サイト様から借用しました。

1巻と2巻それぞれ8曲ずつ入っていて、曲目もかぶらないので本来なら16曲のはず。
後にWanderliederとカップリングされ、Wanderlieder/Abendliederのタイトル(そのまんま)LPとしてリリースされています。こちらのLPはジャケット違いで数パターン存在しています。
カップリングLPのB面Abendlieder、曲リストを調べてみたらこちら12曲。
ワタシがiTuneで手に入れたアルバムも12曲、7インチからLPになる段階で4曲オミットされてます。
嗚呼なんてこと。

収録されている曲は 星やお月様が見え隠れする夕べがテーマとあって、聴いていると高ぶった気持ちを切り替えてくれるような曲のオンパレードです。
どれも1分から3分と短い。

緩徐なまったりとした曲だからこそ演奏者のレベルがもろでてしまいがち、しかも古謡や誰もが知っている音楽ばかりとなると、聴くほうもドキドキですが、そんなのは杞憂です。
さすが、グロスマン先生時代の彼らにはそんなのお茶の子さいさい、真摯だけどなんてことないように歌ってます。
すごいもんだ。
半世紀を生き延び続けている音盤たるゆえんは、その上質な演奏が物語ってます。

大人びた揺らぎのあるボーイソプラノはノーブルで近寄りがたい歌声、グロスマン先生時代の鍛え抜かれた歌と音楽に驚くばかり。
繊細でしなやか、コーラスアレンジも気品あふれてるしソロの起用もさりげなく、ぴったり。
少年たちのアカペラ+ときおりアコースティック楽器のシンプル伴奏で展開する、そんな豊かな世界が心地よいです。

しっとりとしたコーラス、ピアノのタッチが柔らかくノンビブラートのヴァイオリンのオブリガートが可憐なWiegenlied (Schlafe, Schlafe, Holder Süßer Knabe)、なめらかな3部のアカペラにあいまにホルンがさりげなく入っているDer Wächter Mit Dem Silberhorn 。ゆらゆらとしたソプラノ・メゾ・アルト各パートの声質が同じなのには驚いた。こどもが歌っているって気づかないくらい妖艶です。
はつらつとして歯切れのよい、Bona Nox (Gute Nacht) 。
Wandrers Nachtlied (Der Du Von Dem Himmel Bist)なめらかで深みのあるアカペラのあとにほんの短いソロが登場するんですけど、雲の隙間から見えた月の光の様です。
ハープの伴奏入りで一番華やかな雰囲気のSchlaf’kindelein,schlaf  1分2秒という短い時間の中にギュッと濃いハーモニーがつまってます。
基本はどこまでも澄んだハーモニー アカペラで歌われるAn Dem Mond (Guter Mond, Du Gehtst So Stille) 。

以上前半6曲が第1巻からの抜粋で、A面トップバッターである「nachtwächterlied」 とB面アルバムラストを飾る「Sandänlein」 がカットされてます。


Aba Heidschi, Bumbeidschiはピアノ伴奏つき。音域のせいかアルトが少し胸声系なので、前半とコアの雰囲気が違うような気がします。
アカペラ3部、しずかなKinder Geht Zur Ruh'! ソプラノがビブラートかかっていてます。
グロッケンみたいな楽器の伴奏で、たっぷりとした全員参加のコーラスが柔らかい雰囲気のWeißt Du Wieviel Sternlein Stehen? 。3人のソロアンサンブル(メゾ2、アルト1)のハーモニーがこれまたきれいです。
ふわっと声が抜けるところなんかはぞくぞく。そしてソロアンサンブルの後にさらっと入る 明るい声のソプラノソロの声に泣けます。
民謡にしては複雑な構成の曲のO Wie Wohl Ist Mir Am Abendはメゾ・アルトの魅力がたっぷり。オトナが入っているんじゃないかと一瞬思ってしまいましたよ。ちょろっとクラリネットがはいり デクレッシェンンドで合唱が消えていくのは圧巻。
3部のアカペラが月明かりが投げかける影のようなDer Mond Ist Aufgegangen ふくよかな温かみを感じさせる音楽にじんわり。3番コーラスのフルートオブリガートが華やかです
物寂しげなソロと合唱の対比が印象的なVerstohlen Geht Der Mond Auf このソロ大好きです。
メゾよりのソリスト君のしっとりとした声です。
ウィーン少のソリストには物悲しい旋律にぴったりというしかない、声の子がいるんですよね~。

後半6曲は第2巻からの抜粋で、こちらもA面トップのAbendlieder( Abend wird Es wieder)とB面ラストの
Der Dpate Abendがカットされてます。

上(最初)と下(最後)カットってスポーツ競技の採点みたい。なんでそんなカットをしたんでしょう?
収録されていない4曲はアナログの森に永遠にしまわれたまま。
フィリップスさん、どうにかしてください・・・といってもフィリップスレーベル自体が閉鎖しちゃってるもんなあ。はあ。

アナログのふくよかな音の広がりが残っているし、スクラッチノイズや音がとがりすぎず、なかなか秀逸なリマスタリング。

お買い得です。

何と言っても持ち歩けるんですものねー。

iPhoneに入れて聴いてると勝手にシャッフルされて翻弄されまくりましたが、調べてみると別にiTune でなくても試聴できるサイトがありました。

げげ、アマゾンジャパン

しかもiTuneよりお値段安い。
悔しいのでリンク貼っておきます。

http://www.amazon.co.jp/Abendlieder/dp/B007EGR0L0



続きを読む »

プロフィール

hiromian

Author:hiromian

日々のこと、少年合唱のこと、少しずつアップしてまいります

calendar
<10 | 2012/11 | 12>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
最新コメント
リンク
このブログをリンクに追加する
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。