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7月21日 ケンブリッジ大学・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊@大妻講堂

土曜日逢魔が時、三番町閑静なお屋敷町。

御厩谷坂をぶらぶら下っていくと 大妻通りの交差点に黒い光沢ある生地のガウンをまとい、朱色の譜面ファイルを胸に抱えた集団が突如現れました。
2列に並んで整然とそしてエレガントに歩む姿。

番町で、番町でですよ、制服をまとった英国聖歌隊が移動するのを目撃してしまいました。


ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊御一行様の会場入りでした。

日本ツアー初コンサートを聴いて参りました。
英国聖歌隊がジョギング圏内にいらっしゃるなら、ぜひ行かねばということで、激務だった泊まり勤務明けではありましたがでかけてまいりました。

大妻女子大講堂の舞台上、天井いっぱいに届くゴージャスなパイプオルガンが鎮座しておりました。オルガンをバックに14人のトレブルと、17人のchoral scholars、オルガン奏者さん、アシスタントさん、指揮の先生が勢ぞろい。

聖歌隊の皆様が朱色の譜面ファイルを斜め45度の角度で胸に掲げる姿勢がかっこいいです。

バードのミサ
キリエの冒頭の音でぞわっときました。
重厚なテナー・バスに メタリックなカウンターテナー、涼しげなトレブルが生み出すしっとりとした荘厳な響き。
アカペラ5声、あれ、どう分かれていたんだろう。
Agnus deiのソロアンサンブルの緻密さと清らかさ。トレブルソロがそれはきれいでした。
BoyceとByrd区別がつかにゃいなんていっている場合じゃないぞ、ワタシ。

アルト・テナー・バス3名のかっちりとしたテルツェットが華やいでいて、そのあと合唱が入るパーセル、メロディーラインが立ち上る朝霧のようなハウエルズ、祝祭感ある晴れやかなマシアス。
前半のプログラムはあっという間に終わってしまいました。

オルガン・ヴォランタリーはJ.S.バッハのトッカータとフーガ。
「実は~この曲、バッハの作品ではないかも、という説がありまして~、でもオルガン曲としては有名ですので・・」のオルガニストさんのスピーチ兼曲目紹介が楽しかったです。

フランクの天使の糧、トレブルユニゾンが揺らめくよう。
耳を澄ますとナチュラルビブラートのかかる美しい声のトレブル君がいます。
たぶん2列目の左から2-3番目の少年ではないかと。
後半のソロはウィンチェスターコレッジ、Cantores Episcopiメンバーのサミュエルさんですね。
透明感があって、響きの素晴らしい歌声でした。
パレストリーナの和声に陶然とし、モーツアルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスは、フレーズの移ろいに、震災で、多くの人々の命を守ろうとして職務中に犠牲となった見ず知らずの人々の面影が浮かび切なくなりました。
晩祷2曲はがらりと宗教色が濃くなりました。
ラストのコダーイのミサ曲が新鮮な響き。

あっという間にプログラム終了。

アンコール1曲目はアカペラの赤とんぼ。
リードボーカル兄さんのクリスタルのような声とアレンジにほれぼれ。
ラストはchoral scholarsのお兄ちゃんたち(The Gentsというんだそうです。)によるビートルズナンバー。アルバムサージェントペパーに収録されているチャーミングな佳曲with a little help from my friend、アカペラヴージョンでした。
選曲に 震災を経験した私たち日本人に対しての気遣いを感じ そのさりげなさにほろり。
一人一人が乗り出すように生き生きと歌う姿、それぞれの声楽家としての優れた資質、素晴らしいです。
激ウマ&楽しかったです。
さてトレブル君たちは、譜面ファイルを胸抱いたまま、聴いているんですけど。
譜面ファイルで口元かくして隣のことおしゃべりしたり、ぼおっと会場を見渡したり、こっそりリズムに合わせて体動かしていたりと多様。
歌が終わると生真面目な表情で客席と一緒に拍手していました。(かわいらしかったです)

セントジョンズの歌声はドイツ系合唱団でいうなら、洗練されたソフトな響きという点でクロイツコアに近いと個人的に思っていました。
指揮者が変わって初めて聴くと、深みのある力強くその澄んだ歌声とハーモニーにすっかり魅了されました。

東京が世界に誇るコンサートホール、サントリーとオペラシティでどんなサウンドで聴かせてくれるのでしょうか。
週末が楽しみでなりません。



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7月8日ウィーン少最終公演@越谷2

休憩時間が終わり舞台に全員が並んで、先生が鍵盤に手をおいたまさにその瞬間。

舞台の真ん前をかがみながらあうふぶぃぃだぁぜええええんと壇上のシューコアの皆さんにご挨拶かまして退席されていったおば様が。

いろいろ椿事おきまくりの2012でした。

ハンガリー万歳はさくっと小粋に(意味不明)ケンシ君の案内MCで今年最後のドナウ川音楽紀行の始まり。
ヤニック何をしているのはさらにテンポアップしPresto(推定)でした。
よく口が回るうえに、しっかり巻き舌どぅるるるが入るのはさすが。
「はんがりー、のうたです。」とマクシミリアンG君の曲目紹介ではじまった ジプシーがチーズを食べるとき。
歌詞を変えてました。タフガシカシカンだったような。
クロアチア民謡 ではイエレミアス・バスティアン・クリストフ・マティアス君のソロアンサンブルがマットな感じ。もうソプラノ2名の美しいことといったら・・・。
 
セルビア民謡は先生を挟むように左手側フロリアン、右手側にウラディスラフ君がピアノを担当。
(この3人の後ろ姿がこのコアらしくてよかったです。ちょっと感激。)
ジャンベがダーフィット&マクシミリアンG君。リズム感抜群、ノリノリでしたね、この日は。
歌はイエレミリス・ニコラス・マクシミリアンH・イヴァン・マティアス・パウルにケンシ・レゼップ・エンリコ君の大所帯。
粘っこく、勇壮な雰囲気でしたよ。

夢見るトドラは舞台センターにディエゴ・イヴァン・パウル・エンリコ君のソロアンサンブル。
この4人のストロングボイスによるアンサンブルがパワフル&ソウルフル。
残りが2コアに分かれて上手・下手の花道に2列でならんびました。今回のホールは舞台両袖に花道がついていて、その後ろ壁がコンクリート打ちっぱなしなので その音響効果で教会風のサウンドでした。
しかもそれぞれわかれたグループに照明が当てられ、後光がさして見えました。
いいわ、サンシティさん
(ついでにプログラムを印刷した用紙がぺらっぺらのA4コピー用紙じゃなくてクリーム色の厚紙なのはナイス、そして曲名に欧文タイトルを併記したのはエクセレント!)

♪コッパーヴコッパーヴではじまるウクライナ民謡。8人のソロアンサンブルが渋い。
ドナウ川音楽紀行のしめはルーマニア民謡。
タンバリンをヤコブ君、トライアングルをアニアン君。
トライアングルがよっぽどうれしいのかそわそわと落ち着きなし。その様子とは裏腹、けっこう上手でしたよ。
その挙措で今回一番会場を沸かせていたのはアニアン君だったかもしれません。

有名な映画音楽を歌います、のMCは今回はパウル君が担当。
あれ、いつの間に覚えたんだ?
チムチムチェリーでのアルトソロアンサンブルでは、パウル君どうも調子がでなくて歌詞がすっこぬけたり、音程が不安定だったり。そういえばいつものノリノリの動きも少ない。
どうした、パウル君。

虹の彼方には先生のピアノがそっと入るパターンに戻ってきました。
アカペラがとても良い仕上がりだったのになぁ・・。ぽろん、ぽろん、とメロディーに合わせたピアノの音を聴いていると。ツアー前にプログラム曲に決まって、譜面をみながら初見で歌わせてみたときのことが先生の胸に去来していたのかな(妄想)・・いや単にそろそろパワーダウンしてきただけかも。

Hail Holly Queenは途中でダンス入り、手拍子しながらダーヴィッド君とイヴァン君が客席を煽ります。
舞台の上を歩きながら歌うのですが、イヴァン君のつぶらな目につい目が行ってしまいました。
ラストの高音フェイクはカスパー君、がびろびろんとした声で担当。
ヤギの鳴き声おばあちゃんシスターのようでウケました。

上を向いて歩こう、歌詞も迷走せず、上出来。口笛に指笛も加わって、にぎやか。
見上げてごらん夜の星を、リリカルな昭和の雰囲気とホールの感じがマッチ。
涙がこぼれそうになったときは酒に走らず、夜空の星を探します。あ、すみません。

みなさん、お楽しみいただけましたでしょうか~?とここで毎回先生の口上があるのですが、今回はそれに続いて、今日が2か月半にわたる日本公演最終日であること、そして卒団する4年生にとって団員生活最後のコンサートになること、を告げました。
先生の説明のたび、客席からは暖かい拍手とほおおとか、あらまあ、というリアクションが。
ああ、そうか。
ウィーンはもう年度末を迎えて長い夏季休暇に入っているんだ・・。

4年生前に、と日本語で告げたあと、少し早口のドイツ語でスピーチ。
おそらく子どもたちに聴かせるためでしょう。
先生の言葉に促されカスパー・マティアス・ケンシ・レゼップ・ウラディ・エンリコ・シモン君たち7名が前に並ぶと、先生は一人一人と固い握手を交わしていました。
最初に握手をしたカスパー君は目が真っ赤、先生を見上げる顔はいまにも泣き出しそうでした。
よくこらえたなあ。
となりのマティアス君は先生の顔をしっかりみつめ、ニコリと微笑みました。
そういえば。
この日、ソプラノトップのマティアス君は曲によってアルトの端っこへ移動したりしていました。
4年間ソプラノだった(と思われる)マティアス君に、将来にむけて違う場所から歌うことを体験させたかったのか、単に本人がもうじき、卒業だしー、せんせぇ、最後くらいは同級生の揃ったアルトで歌ってみたいって言い出したのか、さあどちらでしょう。

客席からの拍手は絶えることなく、掛け声もあちこちから起こっていて、サンシティはシューコアのミニ卒業式&謝恩会の会場となりました。
舞台の上の様子を見ていると、ありがとー、楽しかったよー、お疲れ様ー、おめでとうー、頑張ってねー と声をかけたくなる気持ちになりますよね?

プログラムラストの美しく青きドナウ、先生のたっぷりしたピアノ前奏からはじまり、ふくよかな合唱も聴きおさめ。
ピアノの最後の音がホールに消えないうちから客席から拍手が沸き起こり、掛け声もおこりました。

大きい拍手の中、7名は舞台そでへダッシュ(笑)・・休憩時間中舞台そで(客席から見えてしまいました)でじゃれあっていたのは秘密にしといてあげます・・あ、書いちゃった。
アンコール1曲目はSigna ist ins're Freud。
7人のいない合唱はやっぱり物足りない。
ソロを歌うパウル君はどのコンサートでも安定して、きっちり歌う少年なのですが・・今回に限り少々不安定。
それでもきちんと持ち前の少し甘いメゾ声で歌い切っていました。
その様子を見ていると、インタビューでの受け答えを聴いたり、読んだりする限り多感な少年のようです。いろいろ思うこととかあったのかしら?それとも安定しない気候で体調今一つだったのかしら?

雪が消え去れば・・は卒業する7人がチェックのシャツに制服のスラックスとエナメルシューズで登場、
客席大爆笑、大喝采。
ウィーン少のコンサートでこんなにウケている客席初めてです。
サイズの小さいシャツをむりくり着ているウラディ・エンリコ君たちがどったんばったんと踊るのでホールは笑いの渦。
普段ダンスを担当しているケンシ君やカスパー、マティアス君のきびきびとしたダンスも見納めかぁ。そういえばシャツの襟をたててシャツを着こなしているカスパー君おしゃれさんですね。
ケンシ君のシャツは自前でしょう。(アーツさんのブログ6月4日2枚目;卒業する4年生が勢ぞろいした大阪城公園の写真参照)
レゼップ君は涼しげに踊っていました。
先生のピアノもラストで煽ってました。わはは、先生、あれは卒業生にはきついです。

エヴァのポルカはピアノをフロリアン君に任せた先生がアニアン君の隣にたちすっかりメンバーと化してました。
しっかり歌にも参加。
あ~なんだか見覚えある風景だなと記憶をたどると、5月のファンクラブの集いで25人にまじってちゃっかりひな壇に座っていたヴィルト先生の姿に重なります。
さてカスパー君のソロではじまるこの曲。
舞台センターに立ち、本人が歌いだすと、いつもと声が違う。地声まじり。後列から、もったいぶった登場が毎回おかしいパウル君がならぶとこちらもしっかり地声・・あらら。
レゼップ君がさあ、みんなで手拍子を!と客席にアピールしたのは二人の様子を感じ取ってのことだったのでしょうか。暴走する手拍子と、揺れまくるテンポの伴奏を一人でもくもくとこなしていたフロリアン君、大変だったろうなぁ。フロリアン君が弾くピアノ音がとても綺麗でしたよ。

アンコールの最後は南アフリカ民謡。
ソプラノとアルトの端っこにプレエフェクトさん二人が加わり2012シューコア全員集合。
舞台そでからはツアーに帯同していた日本人スタッフの女性が優しい表情でみなさんを見つめていました。
会場からのあたたかい拍手で、歌が始まりました。
客席も舞台の上からもフェイク入りまくり、大盛りあがりのなか、コンサートは終了。

舞台そでにもどったみなさん、前列は大きな画用紙をもち、後列はカラフルな何かをそれぞれ持って再登場。
それぞれが画用紙を掲げると、そこには
「ま・た・お・会・い・し・ま・し・う・よ・!」ww
そしてカラフルなテープがぱあっと客席に向かって投げ込まれました。

卒業生を残してみなさん手を振って退場していき、日本ツアーは大盛況のうちに終了しました。

先生のスピーチは「日本の皆様ありがとうございました。」と締めくくられていました。

こちらこそ楽しい時間をありがとうございました。


RIMG0687.jpg RIMG0688.jpg


目を通してくださった方、そして この2か月間たくさんのアクセスと拍手をありがとうございました。



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7月8日 ウィーン少最終公演@越谷

雲がさっとはけて青空がまぶしい日曜日の午後。

どこかしら懐かしいつくりのホール、そして今回も年齢中央値が高めの会場は9割は埋まっていました。
舞台上にはスタインウェイ。

「あら、まあ、よくきてくださったわね、ウィーンの僕たち。ずっとお待ちしていたのよ、ささ、ゆっくりしていってね、」的な雰囲気を醸し出していて 打ち解けてくつろいだ雰囲気のなかツアー最終公演が始まりました。

客席の照明が落ちて、舞台が明るくなります。
懐かしいつくりのホールゆえ、可動式の壁の隙間から整列している様子が見えます。
演奏者も聴衆も本番前でいちばんわくわくする瞬間です。

むかって左袖からヤコブ君、右袖からケンシ君を先頭に舞台の上にさっそうとあらわれました。
ヤコブ君が胸を張って足早に舞台を歩く姿結構好きでした。
勢ぞろいするとめずらしく全員がニコニコしていました。
それが知った顔を見つけてなのか、翌日にはウィーンにもどれるのがうれしいのか、これからのコンサートにわくわくしているのか・・胸中にあるものを推し量ることはできませんでしたが、にこにこしているのは年齢相応で可愛らしかったです。
クールフェイスのニコラス君も穏やかな笑みをたたえていました。

快活なグローリア、ラスト直前にに入るソプラノ後列のメロディーが印象にのこりました。
パウル君とマティアス君のソロデュエットのラウダムステ、マティアス君の少しビブラートのかかる声が艶めいてそれはきれいでした。肌理の細かい声っていうんでしょうか(意味不明)ツアー中すべてのAプロでこのソロをこなしたパウル君、でだしで声が震えてしまいました。少し目が潤んでいたような・・。
クオニアムはすっきりと。歌詞がクオニアム・サンクトゥスだったんですねぇ。赤っ恥

ここでいつもなら先生が口上を述べるのですが、今回はカスパー君が担当。
先生ですら噛みまくる(すみません)フレーズをすっとばし、コンサートをお楽しみくださいと締めくくる臨機応変な冷静さ。コンサートの流れを切ってはいけないのです。

Pureri Concinite 4部合唱、アルト1はカスパー・パウル・アユス君の3人だけ。
山あいの町に教会の鐘が鳴り響くような歯切れのよいハーモニー、すでに何度も聴いているのに、ハーモニーが降りかかってくるようでした。

アニアン君の曲目紹介ではじまったモーツアルトのカンタータ。
ピアノ前奏で勇壮なフレーズのあとに現れる優雅な3連譜の旋律が印象に残っています。
ヤコブ君のレスタティーボの華であるHört!@譜面(何書いているんだか)五線譜から飛び出たAの最高音がぴぎゃっとなっちゃっいました。
舞台センターで直立不動の本人はあわてることなく、そのあと持ち直しレスタティーボが終わると客席から拍手が沸き起こりました。
越谷のお客さんすごいです。
そのあとたっぷりとした合唱はいつになくまとまっていたし、マティアス君のレスタティーボは詩情にあふれていました。
テノールソロ曲をソロ+2-3部児童合唱ヴァージョンへモーツアルトの作風をのこしたまま編曲したヴィルト先生すごいかも。

野ばらはマティアス・パウル・ディエゴ・ヤコブ・シモン・アニアン君のソロアンサンブル。
透き通るような3声。6人の後ろで奏でられるピアノ伴奏が、瑞々しく、歌と一緒になって立体的なサウンドに聴こえます。
伝統曲はプログラムに入れてくれるとうれしいです。
客席なごんでます。
なごみすぎてヴンデバーと掛け声かけたおば様が・・。

カスパー君がよいしょっとピアノの蓋を持ち上げ支柱にのせて全開にしてはじまったおお運命の女神よ。
冒頭のエンリコ君の銅鑼とピアノの始まりに時相のずれがでてしまいました。あらら。
エンリコ君のどらの音を膝で止める妙技は今回も快調・・器用だなぁ。
歌のほうは子音の発音がどぎついくらいはっきりしていて心ざわざわ。
。カスパー君の歌う表情につい目がいってしまいました。相変わらずたっぷりとしたダイナミクスでラストのロングトーンの咆哮のあと客席からどよめきが。

きまぐれで残酷な運命の女神から逃れられないとしても 高らかに歌おう、生を享受しよう・・そのメッセージに胸が熱くなりました。

ダーフィット君が曲目紹介。「オーストリアの民謡を3曲歌います、はじめはヨーデル。」(左手をぶんと振る)

今回のMCはマイクをもった先生が、さあ、だれにしようかな、もうセリフは覚えたでしょ、っていう感じで団員さんを見渡します。
その雰囲気に客席わくわく、当たった子がしゃべりだすとぶふふふと笑いがこぼれます。

ヨーデルはHoe,Hoe,掛け声とメロディーの対比が鮮やか、そして重厚感あるハーモニーとたっぷりとしたアーティキュレーションが楽しい。
アルトのふくよかな声とまとまり、過去のコアにない魅力でした。

ツィラー谷からはシモン君の指揮。
あれま、同じ曲を先生・エンリコ君の指揮で聴いたけど、2人とは違う雰囲気でした。
これまたエレガントな指揮とスタイルで、それについてくる皆さんもあっぱれです。
ケンシ君、バスティアン君、アニアン君、パウル君の順番でワンフレーズソロに合唱が挟まれるのですが、パウル君のソロのラストがお父さんからお母さんに切り替わっていたように思いますが。
アニアン君、うれしくてしかたないのか全開で喜んでました。プログラムのプロフィール写真の2枚目ぶりとは打って変わって、素朴な感じで、若い御嬢さんたちに大人気でしたねぇ。

森のハンス、手拍子はイヴァン&カスパー君。
のびのびとした民謡は何かとすさんだ1週間でくたびれていたワタシには沁みました。

ふるさと フレーズのつながりが格別にきれいな今年のコア、アカペラでその美点がはっきりします。
日本語歌詞をそれはきれいに発音していました。♪夢は今もめぐりて のあとのアルトのハミングが柔らかい。3番歌詞の終わり近くでイヴァン君がさらっとしたオブリガートが入れました。ほんの数小節だったんですけど、ああ、もうイヴァンったら。
忘れられないふるさとになりました。

花 ディエゴ・バスティアン・ヤコブ・パウル・マクシミリアンH・ニコラス・イヴァン・ダーヴィッド計8人のソロアンサンブルと合唱の掛け合い。きらきらとした春の風情が文語の歌詞に載せて浮かび上がってきます。バックのアルトコーラスが実は聴きものだったんですね。

昔のアレンジと比べショートカットバージョンだった皇帝円舞曲が往時の姿でもどってまいりました。
ロマンチックなピアノ前奏のあと第1ワルツが、マティアス君のソプラノソロスキャットでした。同じ旋律を2部でPPから始まったのは鳥肌もの。ソプラノオブリガートはダーフィット君。スキャットの前にすっとテンポが落ちてワルツのリズムに彩を与えます。

トリッチトラッチポルカは先生が譜面の裏に書いたメッセージを全員に見せてから始まりました。
途中に手を打つぽんっていう音が効果的でした。

後半テンポアップしていたようないないような。 


この勢いで後半に続く。




 

6月17日 ウィーン少Aプロ@オペラシティと

コンサート会場で配布されるA4サイズの曲名だけ記したプログラムまたはアンケート用紙が、ワタシのメモ用紙。(アーツさんごめんなさい)それが行方不明、汗、だけどようやくカバンのポケットに発見し、えー今更ですが、17日オペラシティ最終公演の感想を。


ぴりぴり。
ロビーにいるアーツさんのスタッフの緊張感が今日は高いな~とあたりを見回すと、日曜日のマチネコンサートにはそぐわない仕事モードのブラックスーツの方々が規則的に立っていらっしゃる。
気配を消してはいますが、会場入りする人やロビーのお客さんにさらっと走らせる目線やその立ち姿から、ああ、今日は皇室の方がおこしになるのね、警備の人数からしておそらく皇太子様あたりかな~(無駄な観察力)などと考えながら席に着き、振り向くと2階席1列中央に一つだけ空席が。

あ~なるほど、今回のチケットが比較的早めにソールドアウトだったのもこれか~。

皇太子様は1部からきちんとコンサートを聴かれておられたのです。

東京最終公演+皇太子様のお出ましとなると、今回のコンサートはもりあがるのかなあ・・なんて思っているうちに開演となりました。
東京最終公演のAプロ。

ところどころ浮き足立ってテンポ巻き気味傾向ではありましたが、よいコンサートでありました。

最近、増毛!2000本一気に増えます!!のTVコマーシャルでグローリアの冒頭が流れるんだけど(笑)・・グルーブ感たっぷりのグローリア、いつになく丁寧だったソロデュエットのラウダムステ、マティアス&パウル君のコンビが一番落ち着きます。
クオニアウムの明るさ、やっぱりヴィヴァルディはいいなぁ。
ガルスのPueri concinite、各パートの歌いだしの音とかさなるハーモニーがまぶしい。
繰り出されるハーモニーの鮮やかなこと。70年代の録音より今年のコアの歌のほうが曲の雰囲気に合います。(オールドファンの失笑を買いそうですけど
ハイドン兄の おお人々よ はどこか牧歌的でありながら華やかな雰囲気にハイドンのピアノコンチェルトを思い出してしまいました。フローリアン君、どこをアレンジしたのかなぁ。ファンクラブの集いで「あなたがアレンジしたの、すごいわぁ」と話しかけたら照れていました(と思う)。

さてこの日一番感動したのは、ヴィルト先生編曲のモーツアルトカンタータ。
ヤコブ君のレスタティーボも情感あってよかったけど中間部のマティアス君のソロが見事でした。
とても落ち着いた力強い歌と声のボーイソプラノの声の美しさ。
先生のピアノも合唱そのもの表情豊かです。
You tubeできいたテノールソロよりいいです、断然
リアルファン友に見せてもらった、キャノンスペシャルナイトの特別プログラムにはメンバーの出身国(おそらく国籍;外国籍の子は3-4人くらいだったような・・とどうでもいい情報)とそれぞれの将来の夢が紹介されていました。マティアス君の欄には「ウィーン少年合唱団の音楽監督」ってあったのをみてしまいましたよ。
がんばれ未来の巨匠

夜の明るみはウェルナーの野ばらへ差し替え。
6名のソロアンサンブルとリリカルなピアノ伴奏が映えます。
たしか全員合唱バージョンもあったのですけど、少人数のほうがコンサート映えするピアノ伴奏だなぁなんて。
そして並んでソプラノパートを歌うマティアス君とパウル君のユニゾンの美しさはやっぱりウィーンの伝統の声だな~と感心してました。歌い終わってマティアス君はパウル君との距離をさりげな~く詰めました。あ、やっぱりぃ。
おお運命の女神よ はダイナミクスがお見事だし、情感たっぷり。

雰囲気変わってオーストリア民謡はアカペラの響きがすがすがしい。
先生のピアノ入り曲もいいけど、いままできいたコアのなかでアカペラのハーモニーが澄んで(聴こえる)るのが今年のコアなんだ、と終盤にきて気づく次第。
エンリコ君の指揮で、ツィラー谷からでは自由自在なアーティキュレーションにきっちりついてくる団員さん。アンサンブル崩壊したいつかのコンサートが懐かしい・・てなこと言ってはいけませんね。客席手拍子参加で楽しげな森のハンス、マティアス君とパウル君の声がよく通ります。
すがすがしいふるさと。♪いかにいます父母の2番歌詞がsotto voceはじまるところで客席の心わしづかみ、案の定客席しいんと静まりかえってました。

シュトラウス作品2曲のあとは、ドナウ川音楽紀行。

2部のヤニックなにをしているのは駆け足テンポ、でもしっかり巻き舌どるるるは健在。
コダーイのアカペラは迫力満点、メゾのうたいだしの声が艶っぽくて好きです。カスパー&パウル君の声が目立ちます。
クロアチア民謡はソプラノソロ2名の高音が太陽の光を受ける水面の漣のよう。(意味不明)
You tubeでいくつか音源を聴きましたが、いい曲ですね。
行ってみたい、クロアチア。行った人たちみんな絶賛していました。いいなぁ。

ジャンベ2個のビートが聴いた勇ましいセルビア民謡、ユニゾンからコーラスが展開していくところがかっこいいです。タンバリンの効果もあって、踊りだしくなるような雰囲気、だけどコーダの前の長めパウゼでフライング拍手、あら、ごめんなさいって感じで客席ちょっと苦笑い。

ブルガリア民謡は舞台に3つに分かれたチームの立体的サウンドはオペラシティと相性抜群。
音量おとして歌うところでぞくぞく、弱音がとりわけ美しいです今年のコア。
こちらもブルガリア女声合唱ヴァージョンをYou tubeで聴きましたが、ヴィルト先生のアレンジでウィーンテイストになっています。コンサートホールの音響の違いが楽しめる曲ですね。
ウクライナ民謡は哀愁ただよっていい雰囲気、コンサートから時間がたって頭のなかでリピートしてました。

ルーマニア民謡はどこか懐かしい雰囲気、フレーズの終わりに登場するイエレミアス君の律儀なトライアングルが聴きもの、ついでにツアー終盤にきてお辞儀にも個性が出てきているなか唯一、先生とコピペ同じ角度でお辞儀しているのはイエレミアス君のみ。

チムチムチェリー、今月末はロンドンオリンピックが始まりますね。
メロウなパウル&アニアン君のソロデュエットが味わい深いです。もっとボリューミーだったらいいのになぁ
虹の彼方にはピアノ伴奏を外してきました。
アレンジがちょいとジャジーかつアダルティな雰囲気、習志野では虹の彼方に行きそうな仕上がりだったのと比較するとちょっと艶っぽくなっていてびっくり。
Hail holly Queenではラストにダニエル君がフェイクに参加、これには驚いた。本人さらにテンション↑↑。

上を向いて歩こうはスィンギーで、客席がほっこりと温かい雰囲気になります(オーディエンスの平均年齢によりますが)。頭が揺れたり、ちいさく手拍子したり、足でリズムとったり。
この雰囲気がたまらなく好きです。
ながいユニゾンから♪しあわせは~そらの で2部へ展開、アルトがメロディーラインを歌うところにソプラノオブリガートが入るところがウィーン少ワールドです。
♪なみだがこぼれないように、のテヌート気味で歌うところがいいですねぇ。

見上げてごらん夜の星を 私たち日本人が歌うと♪ささやかぁ~なっつと、飛びつき音である「な」にへんてこなアクセントがついてしまいます。(たしか天海さん主演のドラマでもそうだった)。
それではと、音を抜くと、ささやか~にゃとなってしまう。案外難しい。かれらはふわっと音を抜いています。
どうやっているんだろう。
客席ほっこりしたところで、ゆったりドナウ川で遊覧モード、美しく青きドナウでプログラム終了。
ピアノのコーダとかぶるように拍手がわきおこりました。うん、今日のお客さんわかってるわぁ。

アンコールはエヴァのポルカ、フロリアン君のピアノが華麗です。客席のテンション↑となった雪が解けては、エヴァのポルカでカスパー君がソロをとったため、歌う姿、手拍子がこのコアでもっとも品があるニコラス君がダンサーズに登場。今回は先生はダンサーズをあおったりしません。あれはあれで面白かったんだけどなぁ。
ラストはアフリカ民謡、まあ、それはにぎやかでございました。

ロイヤルファミリーのおでましなので、ファンサービスがなかったのはちいと残念。
しかし。
休憩時間になんだか、いやぁな予感がして(たいがい的中するのです)、職場に連絡を入れてみると、案の定終わったら行かなくてはならない状態。
ホワイエの片隅で携帯電話でまくし立てている姿に向けられるレセプショニストさんたちの視線が痛かったです。
コンサートの余韻をひきずったまま職場に向かったので、別の意味でなんだか印象深いコンサートになってしまいまいした。


関東ではのこすとこは越谷のみ。
近畿・福岡でのコンサートはどうだったのかな~、時間があれば大好きなアクロスで聴いてみたかったなぁなんて。


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Author:hiromian

日々のこと、少年合唱のこと、少しずつアップしてまいります

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