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フィリップ・ジャルスキー&アンサンブル・アルタセルセ@7月23日紀尾井ホールを聴いてまいりました。

海外演奏家の公演が立て続けにキャンセルになったり、キャストが変更になったり・・となると、コンサートのお知らせがあっても、実際に来てくださるのかしらと、すっかり開催を危ぶむ癖がついてしまいました。
そんな状態でしたので、サモンさんからのお知らせメールが無かったらマジで逃すところでした。

フィリップ・ジャルスキーの3度目の来日公演。

チケット争奪にしっかり乗り遅れながらも、土曜日のコンサートを楽しんでまいりました。

ツアー初日の会場、こぢんまりとしたホールの客席は7-8割方は埋まっていました。
外国の方が多く、またフジコ・ヘミングさんのお姿も。
偶然、ホール前でタクシーから降りられたところを拝見しましたが、独特のオーラがありますねぇ。
オトナ感いっぱい、ちょいセレブな雰囲気漂う初日でした。


以下音楽性皆無の感想。

当日は例年の夏にしては涼しかったのだけど、基本的には亜熱帯ジャパン、湿度の高い盛夏のコンサートとなるとデリケートなガット弦張った弦楽器のチューニングは大変なんだろうなあ・・なんてことを思わせる感もありましたが、第1部の宗教曲は硬いながらも、ジャルスキーさんの声は華やか・あでやか。
神様大喜び、ワタシも大喜びです。
透明度がたかく、輪郭のすっきりした声で聴くヴィヴァルディは面白かったです。

一部のトリを務めるのがNisi Dominus、大好きな曲になりました。

生で聴く歌のあまりの見事さに圧倒されたのか、モテットからフライング拍手とブラボーの連続でした。
フライング拍手は 音楽を聴く楽しみでは重要な要素である、楽曲と楽曲の間やホールに消えていく音の余韻を楽しみたい方には無粋極まりなかったでしょう。
ホールを包み込むような歌声の美しさ・迫力・技巧に驚かれた方にとって、おお、これは凄いとつい拍手しちゃった、ブラボーって言っちゃったとなると、まあこれもライブ(コンサート)の楽しみ方かなのかなと。
「コンサートっちゅうのは一期一会」学生時代のオケで指揮をしてくださっていたかわいしょうちゃんセンセの言葉を思い返してしまいました。

ワタシはモテットが終わってもお隣の外国の男性が拍手しなかったので、あ、そうか宗教曲は拍手お控えくださいまたは禁止だったっけと混乱してしまってました。

クラシック音楽の聴き方は難しい。


第2部の世俗曲はジャルスキーさんの魅力たっぷり。
歌詞とかわからなくても、歌の世界にひきこまれました。
勇壮な青年になったり、恋い焦がれる若者だったり。
音楽の表情がはっきりしていて、うっとり。

ヴィヴァルディの豊饒な音楽を奏でるアンサンブル・アルタセルセとジャルスキーさんの歌の世界はとりわけ弱音が美しくて凄く素敵、とても贅沢な気分になりました。

2部の目玉(?)唯一の器楽曲グロッソ・ダモールのヴァイオリンソロは楽しかったぁ。
技巧もお見事でしたけど、どう?楽しいかい?っていうような遊び心がたっぷりの演奏の連続で、席の後ろのヴィヴァルディ大好き西洋人兄さん(推定)の「うふっ♡」という反応に ワタシにはヴィヴァルディが舞台の上でスキップしているのが見えましたよ。


さて、ジャルスキーさん。
細身の体躯でブラックスーツにグレーのシャツがこれまたオサレ。
2部では遠目でも白のシャツ(間違ってもワイシャツじゃあない)にお着替えしてました。
舞台に立つその姿は、足長いし(ルパン三世のようだ)、顔ちっさ。
歌うときはジャケットの前を開けたままだったのでコロラチューラでの激しい呼吸筋の運動に目が釘付け。しかし舞台から退出するときには片手でジャケットのボタンをささっとかけていました。

あら、マックス様と逆だわ・・なんてどうでもいいですよね。

アンコール2曲でコンサート終了。

終演後のサイン会、長い行列にしっかり並び、サインいただきました。
会場で手に入れられたCDにサインをいただく皆さまに混じり、「これに、ゴールドのマーカーでサインください」とご本人の前に出したのはとある家電。
差し出された家電にびっくりなさいながらも、器用にappleマークを避けてサインしてくださりました。

ジャルスキーさんとアルタセルセのみなさま、ありがとうございました。




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Eustache Du Caurroy Requiem Mass and Motetsを聴きました

Eustache Du Caurroy: Requiem M
Choir of New College Oxford
B00006LIUJ


少年合唱ジャンルに足を踏み入れて知ったのは、ルネサンスやバロック時代の宗教曲&海外通販の楽しみ。
同じ神様に捧げられる典礼の音楽であっても、実は時代・地域で微妙な違いがあってその多種多様さはとても新鮮です。確実に音楽史を逆行中、いきつく先はどこか・・若干不安。
え~通販に関しては海外から届く荷物にドキドキ。カラフルな切手にわくわく。
最近ではニューカレッジから届いたCDの梱包を開ける瞬間、鼻を突っ込んでイギリスの空気を深呼吸しました。・・・ちょこっと賢くなれました。

そういえばニューカレッジを聴いていないなぁ、と聴いていないCDコーナーからひっぱりだしたのがこちら。
じつのところタイトルのレクイエムはちょっと、と躊躇しました。
で、聴いてみて旋律の美しさとハーモニーの見事さにあっけなくハマリました。
アルバムタイトルのMissa pro defunctisだけでなく短い宗教曲がこれまた聴きどころ満載。


さてEustache Du Caurroy、(ウスタシュ・デュ・コーロワ)フランスの後期ルネサンス時代の作曲家さん。フランス王室とゆかりがあり、まずは王室専用の聖歌隊員から音楽家のキャリアをスタートさせ、その後音楽家としてリーダー的存在になって当時のヨーロッパ業界では有名だったらしい・・演奏機会も少ないうえに、楽譜もかなり散逸してしまっているとのこと。

後期ルネサンスのポリフォニーをヒギンズボトム先生率いるニューカレッジが1996年9月に録音。
CRDレーベルのリリースは2002年。

残響豊かな録音で繊細なハーモニーが映えます。
カレッジのチャペルではなくて、フランスの教会で録音。
収録曲は

Veni sancte spiritus
Missa pro defunctis
Benedicanus Domino
Ave Maria
Ave virgo gloriosa
Salve Regina
Christe,qui lux es
Victimae Paschali

7曲から構成されるMissa pro defunctisはアンリ4世の葬儀で演奏されて以来長いことフランス王室の葬儀で演奏されていた音楽。
クラッシィな音楽をおそらく往時のスタイルで再現した格調高い演奏、おりなすハーモニーの美しくはかないこと。
ヒギンズボトム先生にしか生み出せない音色がまたいいのですよ。
兄さんたちの歌声のみのTrack13、14、15を除いてニューカレッジのトレブルパートが大人っぽく涼しげな声です。
トレブルパートがいなくても、ゆらゆらとしたハーモニーは甘やかで抜群に心地いいです。

最近の録音をきくとニューカレッジのトレブルパートはテルツ化した?と思うような声になっていてえらく驚きましたが、もしかしたら往時のトレブルパートの歌声ってこんな感じだったのかもと、思うようにしています。

ニューカレッジの90年代初期から中期の声って垢ぬけていて好きだなぁ。

粛々とポリフォニーが展開していく様はしっとりと心に響いてきます。
旋律がとても優美でふわっと漂うその様はスーパークールビズ。
アヴェマリアは聴いていると過ぎてゆく時間を忘れてしまいそうです。
たおやかなハーモニーの美しさはこの世のものとは思えません。

アルバムラストがこちら


その昔ヒーリングミュージックとしてグレゴリオ聖歌がずいぶんとはやったことがございました。うら若き乙女だったワタシもはやりに便乗してCDを購入し 真っ暗な部屋の中で再生したんですけど、おばけがでそう~と怖いよう、どこがヒーリングじゃ状態でした。

もし当時このアルバムを聴いていたらなぁなんて思ってしまいました。
まさか自分がルネサンス後期のポリフォニーにはまるなんて想像もつかなかった、です。






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