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野ばら&ます-シューベルト,モーツァルト,シューマン&ブラームス-

野ばら&ます~シューベルト,モーツァルト,シューマン&ブラームス
野ばら&ます~シューベルト,モーツァルト,シューマン&ブラームス

1975年と78年にRCAからリリースされた2枚のレコードのカップリング。
3年前に再販されましたね。

収録曲は
シューベルト
1.ます Op.32 D.550   
2.小さい村 Op.11-1,D.641   
3.セレナード(聞け、聞け、ひばりを)D.899   
4.野ばら Op.3-3, D.257   
5.自然の中の神 Op.133   
6.森の夜の歌D.913
7.神、わが頼み(詩篇23)Op.132,D.706
8.うぐいす Op.11-2(D.724)     
9.セレナード Op.135 D.921    
10.羊飼いの乙女 D.513   
11.反抗 Op.105-1,D.865)
モーツアルト 
12 愛らしいふたつのひとみがK.439
13 黙しながら聴こう、欲深い私の運命を K.437
14 いとしの光、うるわしの光よ K.346
15 もう見られはしない K.549
シューマン
16 流浪の民 Op.29-3
ブラームス 若返りの泉Op.44 第2集より 4つの歌曲
17 今。バラは花盛り
18 山々はするどくそそり立ち
19 急流にしだれる柳は
20 そしてお前が墓地をたずねると
ヨーゼフ・ドレクスラー
21 喜歌劇 百万長者の農夫から すてきなお兄さん

オタクとしてはどの部分が75年、78年か気になるのですけど、手持ちのアルバムといつもお世話になっているサイト様の情報をまとめると、
track1-6がHarre先生指揮、Farnberger先生がピアノ伴奏,1978年1月11-13日の録音。
track7-21がGillesgerger 先生指揮、Theimer 先生のピアノで、1975年4月26日から30日にかけての録音となります。

この75年録音のレコードは「流浪の民/ウィーン少年合唱団」のタイトルで1975年11月25日に国内で発売されております。


ます・聞け、聞けひばりを・野ばら はソプラノソロ曲です。
ライナーノーツの解説には「児童によるソロ」と書いてあります・・・あたりまえだって、と思いましたが、
何度も聴くうち、少年特有の声で歌われる音楽にも豊かな世界があることに気づきました。
ソリストがそれぞれ違うように聴こえます。
「ます」のソリスト君はのびのびとした生きのよさがあり、ちょっとハスキーな声のソリスト君の「聞け、聞けひばり」は、なんというかアンティークな味わいがあります。そして抜けるような声のあどけない可愛らしい声系のソリスト君と「野ばら」の世界はマッチしています。
野ばら78年君、高音で少し声がしわがれてしまいますが、それもいいですー。




ます君、ひばり君、野ばら君、どれもいい味です。

合唱曲の「小さな村」、「自然の中の神」、「森の夜の歌」、いずれも難しそうですねぇ。
どちらかというと硬質な声ながらも、豊かな音の広がりをもつ合唱なのですけど。
「自然の中の神」はミサ曲の雰囲気があります。
ベートーベン的な力強さや雄大さを感じます。
4部合唱ですか、ボーイズの4部合唱は伝統ですものねぇ。アルト1.2が力強くて清清しいです。

ここから75年版となります。
録音時期には日本ツアーを行っていたコアがいるので、ウィーンにいたコアが参加しているのでしょうね。
「詩篇23番」は、かなりゆったりとしたテンポで、抑揚があっていろんな意味で表情豊かです。
そのせいで、宗教曲というよりも歌曲に聴こえてしまうのですが、純朴で味わい深くこれもあり。
個人的には92年組のバージョンや、ウェストミンスター大聖堂のバージョンのほうが好きです。

セレナードはアルトもしくはメゾソプラノソリスト君がクールですし、バックのコーラスは低音がゾクゾクするくらい大人びていてかっこいいですわぁ。
この曲よく耳にするんだけど、音源で遭遇する率低いかも。
少し前の公式のゲストブックには、1928年には初の録音もしましたよ、とあります。
ううう、聴いてみたい1928年のセレナード・・

ようつべには64年の古い音源、Terry Way君、それから83年組のスーパーソリスト・ルネ様が、なんとご自身でアップされたversionがみつかりました。

どれも捨てがたい魅力にあふれていますが、セレナード‘75いいなぁ。

合唱曲の「ひばり」・「羊飼いの乙女」・「反抗」、2部、3部、4部と変幻自在ですわ。
なんというか、元気いっぱいな合唱に聴こえます。
「反抗」の力強さはあっぱれなのですが、本来のオトナの合唱ではどんな曲なのかしらと、聴いてみて驚きました。
どっしりとした風格と滑らかさ、シューベルトの和声の美しさ。あわわ、全然違う・・。

こちらのアルバムを聞こうと思ったのは、50年代の録音にあったモーツアルトの社交リート集 Gesellige Liederの70年代バージョンが収録されているからです。
いやはや、こちらもウィーンの魅力たっぷりです。

伴奏はオリジナル通り、クラリネット2本とバセットホルン1と3部合唱です。
器楽奏者さんの名前もしっかりクレジットされていますよ。

50年代はソリスト3名かつドイツ語歌詞でしたけど、こちらは各パート2名(と思います)とイタリア語歌詞です。
お堅いイタリア語ですが、何を歌っているんじゃと、ライナーノーツの邦訳見てたまげた・・げげ。
ものすごおいオトナの歌ですよ。

オトナっぽい歌い方と すっきりとした透明感ある清清しい声とモーツアルトの旋律が合います。
くねくね、流し目+お色気たっぷり、思わせぶりな歌が好きな方には物足りないかもしれませんが、ボーイズのさっぱりした歌のほうがワタシは好きです。
クラリネットとバセットホルンの伴奏も洗練されています。
50年代のメゾソリスト君と比較すると、75年版のメゾソリスト君たちは、クリスタルな強靭な声の持ち主君たちです。「しっかり歌わせていただきます」とばかりに見事なアンサンブルを聞かせてくれますよ。

流浪の民75年版ですね。
なんとまあ、ソリスト陣の豊富なこと。アクセントははっきり、レガートは流れる如く、合唱にはメリハリあります。ソプラノの長いソロの軽やかで優雅なこと。ギレスベルガー先生の音楽ってしっくりくるなぁ・・。

ブラームス4曲。
比較的若い頃の作品ですね。短い曲なのですけど、流れるようにエレガントで美しい合唱です。
シューベルと作品とは対極にあるような印象をうけました。

ラストは すてきなお兄さん
きたーっつ・・ボーイアルトの競演です。
の~んびりとした若干ユルイ曲調ですが、旋律は親しみやすく美しいし、バックのコーラスも可憐ですよ。
ドレクスラー先生はシュテファン大聖堂の楽長を務め、J.シュトラウス息子にヴァイオリンと作曲を教えたとても偉い方です。→ネットを回って集めたウケウリ。それをグロスマン先生が編曲されたそうです。

アルトソリスト君たち2人、すごくかっこよく歌っています。
流浪の民でもソロを歌っていた声です。

鐘のような柔らかい響きをもつソリスト君と、芯のある硬めな声のソリスト君の掛け合いは楽しいです、
なによりもその真面目さにしびれるーっ。

歌のほうですが、ライナーノーツの邦訳の歌詞を見ると、なんつう歌なんだと爆笑です。
『すてきな兄さん、でもあなたは あ・く・と・う・・・』→もっと知りたい方はぜひCDを。
とても手に入りやすいCDですので。

この『すてきなお兄さん』、EMIのボックスセットにも収録されていますが「可愛い兄弟」と邦題が違いました。そのうえに、EMIのほうはLang先生指揮とあるので、50-60年代ですかね。

おこがましいですが、83年組の公演でも。






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The best of Drakensberg Boysを聴きました

日曜日の午後に、散歩しながらこのアルバムを聞きました。

The very best of drakensberg

実は、車を運転しながらとか、通勤の電車の中、デスクワークのBGMにと、何度かtryしたのですが、どうも、CDプレーヤー+イヤフォンから聴こえてくる音楽に、集中できない・乗れない。
ワタシとドラケンスの相性悪いのかもぉ、いいや、単に聴き手の精神状態の問題なのではないだろうか、うううんんと悩んでいました。
かといって聴くのをやめるにはモッタイナイ。

単に仕事モードに入っているときの自分には、合わなかった、ということに気づきました。

こちらのCDは彼らのベストアルバム。
アフリカの音楽から、ポップス、クラシックまで、色とりどり。

草原を渡る風、雨にけぶる大地、照りつける太陽の光。力強さと鮮やかさ・・そんな風景を想像させるスケールの大きな合唱です。
それにしても、どの曲も歌う喜びがびしびしと伝わってくる。
熱いです。
CDという小さなフォーマットにはおさまりきらない熱気と勢いに圧倒されます。
・ ・・・ちんまりと(しかもイヤイヤ)たまった書類をやっつけるルーチンワーク時には
聴けないのも納得です。

収録曲は

1.Lend a Hand to the Children
2. Shosholoza
3. Scandinavian Shuffle
4. Short People
5. Abakwami
6. Seaside Rendezvous
7. Koledarska
8. Die Christuskind
9. Eagle Empire
10. Tula Tula
11. Akadinda Solo and Drums
12. Click Song
13. Misa Criola: Gloria (A.Ramirez)
14. Imaliyam
15. Exsultate Justi
16. Molweni
17. Buruxa
18. Missa Luba: Kyrie
19. Taba tsa rona
20. Rudolf the Red-nosed Reindeer
21. Bawo
22. Umakot
23. Gloria (A.Vivaldi )
24. Queen of the Night
25. Regina Coeli (W.A.Mozart)
26. Quoniam tu solus Sanctus(A.Vivaldi)


ポップスとアフリカの民謡が底抜けに楽しいです。
とりわけ彼らのアカペラと手拍子によるアフリカの民謡などではヒトとしてのDNAが刺激されまくり、体温上がりました!
Exsultate Justiでは、なつかすぃーです。
スピルバークの映画「太陽の帝国」のエンドロールに流れていた曲ですね。
太陽の帝国といえば、C.ベールもとい、J.レインバートが歌ったSuo Ganが有名ですけど、ワタシはこちらの曲のほうが好きです・・って何気にリアルタイムしかも、映画館で観ていました。
実家に映画のパンフレットが残っていましたよ。

でも、
古い時代のシンセサイザー伴奏(多分)のヴィバルディやモーツアルトはしっくりこなかったです。
合唱は伸びやかでびっくりするくらい上手いのです。
後半のテクノっぽいヴィバルディにはトホホ。

ドラケンスのCDは、合唱団ホームページから購入しました。
色とりどりの切手とともに届きますよ。
今年は南アでワールドカップもあることだし、国内でも取り扱いあるといいですねぇ~
natalさ~ん。

アルバムには入っていませんが、ついPCの前で一緒に踊って・・・息切れしました。




Melody in Vienna

1週間、寒かったですね~。
久しぶりの厳しい寒さのせいか、仕事も妙に多忙になっちゃていました。
夜遅くに帰宅して時間があると、静電気による埃と格闘しながらも、レコード特有のほっこりとした音楽に温まっていました。

そして。
ついにEP盤に手を出してしまいました。

週はじめに南半球から届きましたよ。
ようこそ。
そのうちの1枚を聴いていました。

melody in Vienna

ジャケット裏には『Vienna Boys Choir&器楽伴奏』と、かなり大味な記載のみ。
録音に関するデータはありません。
聴いてた感じでは、おそらく、50年代以前、古いものは30年代なのではないかと思います。

盤面をみると、それなりの中古レコード。
針を落とす前のクリーニングに要した時間が、片面5分×2=EPレコードのTotal Playing Time でした。
仕方ないか。


もちろん収録曲も4曲のみ。

Mit Musik durchs Leben
Es wollt ein jägerlein Jagen
La Girometta
Schlafe mein Prinzchen

Mit Musik durchs Leben
フルオケ付の楽しげなマーチです。聞き覚えのあるようなないような曲でした。
伸びやかで、ストレートなによりもくせのあるあどけない歌声は、どことなく古い時代のパリ木に似ています。
声の感じからすると 録音としては少なくとも50年代以前?

Es wollt ein jägerlein Jagen
モノラル中のまさにモノラルです・・音質が一番古い。
どんな歌なのかなぁと耳をすませているうちに終わってしもうた。

La Girometta
あれ、あの戦前1937年のジロメッタの音源と同じ?
50年代の音源をもっていないので、比較のしようがないのですけど→実は狙っています
何度聴いても楽しいです。

Schlafe mein Prinzchen
うわぁ。
情緒たっぷりのフリースの子守歌です。
あどけなく、かわいらしい声の歌に驚いてしもうた。
本当にこれがウィーンの歌声なんだろうか・・と。
情緒豊かで、ソプラノオブリガートがオペラのアリアのようです。
とろけるように甘く、優しく。

レコードの中から面白いものがでて参りました。
↓です

a card

いつの持ち主さんなのかわかりませんが・・。
角を切り落とした厚手のカードに、鉛筆で罫線がひいてありました。几帳面な方なのでしょうね。
そして丁寧に書かれたボールペンの青い文字。
それによると、

持ち主さんがウェリントンのお店でこのレコードを購入されたのが、1983年7月11日。
初めてウィーン少のコンサートを聴いたのが、1983年7月6日だったそうです。
座席番号とチケット代金まで記載されています。

83年にニュージーランド公演を行ったのが、どのコアなのかはわかりませんが、
コンサートの後に、レコード店を巡って、いくつかのEP盤を手にされたのでしょう。
83年当時おそらく、このレコードも中古だったと思うのですが・・。
いずれにせよこのレコードを聴いて 歌声の違いにえらく驚いたんだろうなぁ・・なあんて想像しています。





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皇帝円舞曲、南国のばら~ヨハン・シュトラウスをうたう~

ただいま、レコードの神様降臨中・・。
手持ちのレコードの中で、シュトラウスだしなぁ~とパスしていたこちらを聴いてしまいました。

sing J.Strauss

ジャケットはいつの年代のコアなんでしょうね~
sing J.Strauss2
↑接写してみました・・・

フィリップスレコード社 1980年リリースのアルバムです。
60年代の再販版でしょう。

収録曲は

1. 皇帝円舞曲 
2. 南国のばら
3. 朝の新聞
4. トリッチ・トラッチ・ポルカ
5. 芸術家の生涯
6. 千一夜物語
7. ウィーンかたぎ
8. うわき心

Wiener Sängerknaben,(→ここだけドイツ語なのはなぜ~)とThe Vienna Concert Orchestra
指揮がH.Froschauer先生、H.Furthomoser先生、G.Lang先生です。
録音日が1962年2月5-8日との記録が。

おおっ60年代前半の録音ですかぁ、演奏者のデータがしっかり残っている音源は珍しいかも。

先生方がどの曲を指揮されたかまでも、記載されています。
ビバフィリップ様!

Froschauer先生 皇帝円舞曲、朝の新聞、トリッチ・トラッチ・ポルカ
Furthomoser先生 南国のばら 千一夜物語
Lang先生 芸術家の生涯 ウィーンかたぎ うわき心

どの曲も管弦楽の入る序奏の前に、手の込んだ合唱付の序奏がつけられていて、そのアレンジにわくわく。
いずれもGrossmann先生のアレンジです。

皇帝円舞曲
ファゴットと低弦の前奏に続いていきなりソプラノパートのユニゾンの序奏です。
序奏2本立てです。
合唱は上品ながらも元気いっぱい、とても鮮明です。
シュトラウス作品の目玉といえば、主旋律のメロディアスな大きい跳躍音。
こちらを歌うソプラノパートは、軽々とそれをこなし、揺れるテンポもなんのその。
すごいな。
皇帝円舞曲といえば、途中に入る手に汗握るソプラノオブリガート。
こちらのソリスト君は、高ぁい音もつつがなく、余裕。
涼しい顔(?)でながーくオブリガっています。
そしてこのソプラノソリスト君、曲の最終音ではものすごい勢いのクレッシェンド部分で目立ちまくっています。
憎いねえ。

南国のバラ 
スキャットのPPで始まる序奏から盛り上がるところは、白黒映画のオープニング音楽のよう。
特筆すべきは合唱。滑らかでつややかなソプラノパートは気品にあふれています。
ああ、ワタシFurthomoser組(たぶん)好きかも・・・。
中間部のワルツではソプラノソリスト君とアルトソリスト君のデュエットが登場です。
ソプラノソリスト君、ほん少しだけ声が硬いのですが、theウィーン少の声です。いいわあ。

朝の新聞
こちらもまたソプラノユニゾンとFg+Obの込み入った旋律の序奏です。
はずむような元気のよい合唱。
ワルツの玉手箱状態のこの曲、途中にはアルトパートだけのワルツがあったり、そのアルトにソプラノパートが乗っかって、夢見心地。いろんなところでコーラスワークが冴えているのですが・・・長い。
ひたすら長い。先生、もしかして全部リピートしてる?

トリッチ・トラッチ・ポルカ
うたいだし冒頭の「Wie geht’s? 」「Wie steht’s?」がソプラノパートとアルトパートの掛け合いとなっていました。
面白い~。
聞いているとおしゃべりに夢中なおばちゃんたちの様子が目に浮かぶんですよ。
わりとボリュームのあるあの声で、みんなてんでばらばらに好きなことをしゃべっていて、うっかり耳に入ってきても内容や脈絡もへったくれもないあの会話。
で、思い出しました。田辺聖子さんのエッセイ集にあった「家刀自パワー」、まさに家刀自ソングだわ。

芸術家の生涯
最近のコンサートはもちろん、音源でもあまりお目にかからなくない作品ですが、のっけから釘付け。
ソプラノパートの少人数のハーモニーが儚い美しさです。
アルトが地声の混じった凛々しい系のアルトです。ビブラートをかけないヴィオラの音みたいです。
中間部のワルツは品があり、楽しげです。

千一夜物語
序奏のソプラノパートがゆらゆらとゆれるように美しいです。Furthmother組(→決め付けています)の大人びたソプラノパート好きだぁ。中間部のワルツの全員ユニゾン→2部合唱が華やか。
キレのあるワルツ、気づくとワタシ 聴きながらヨコユレしていました。

ウィーンかたぎ
斬新な序奏で、歌の裏でチェロパートが八分音符(多分)でうねうねとなにかしています。
♪うぃーーーーーーぬぁぶるうううううとぅ、とねばっこくひっぱりまくってくれて、もろツボです。
こちらではアルトパートがしっかりとして、男前アルトですわ。
ソプラノが少し幼い感じに聴こえます。

うわき心
♪じゃん、てりてり ちゃちゃちゃ、じゃん、てりてり、ちゃちゃちゃ・・・が永久にリピートされるので、レコー度に傷がついたかと思いましたが、違いました。冒頭の旋律はオケが担当しています。

親戚のおばちゃんがおやつ時に突然やってきて、ケーキをばくばく食べながら、マシンガントークの果てに「じゃあ、ダンナとオペラに行くから、またね~」と去っていく、というあの歌ではありません。
Grossmann先生の手による歌詞を聴く度に、きっと実体験に違いないなあんて思ってしまいます。
こちらは、歌詞があるのが中間部のみですけど。どちらかというと、心臓に悪い(小節の頭でソプラノパートがヘンテコ効果音をスフォルツアンドで、歌うのですよ)前衛的な愉しさをもった作品でしたよ。

フルオケ付のウィンナワルツとポルカ、細やかなアレンジが非常に贅沢です。
The Vienna Concert Orchestraという団体、ティンパニーどろどろ、スネアドラムしゃかしゃか、シンバルじゃんじゃん、金管ばりばり、と全開です・・手加減なし、あはは、厳しい~。
聴いてみると、フルオケバージョンのため、合唱パートのアレンジがどの年代とも違います。
もしかしたら、詞も違うのかもしれませんね。
そして、オリジナルのテンポでの演奏です。だれることなく、うっかり聴いていると、もともとが合唱付の曲だと勘違いするくらい、オケと合唱が一体化しています。

昔は凄いことしていたんですねぇ。

合唱はアートです。
この高濃度な合唱をレコードで聴いて育った世代には、ミレニアム以降の来日公演でのウィンナワルツやポルカは味気ないかもしれませんねえ。
そう、ボーイズのみの合唱だということを忘れてしまうくらい、濃密です。

指揮者が自身率いるコアに合唱パートを採用しているのか、合唱団全体からの抜粋チームなのかわかりませんが、
聴いていると、曲ごとに合唱に個性があるし、もし前者だとすると。
Lang先生は61年組をFroschauer先生も64年組をそれぞれ率いて来日しています。
62年2月という録音時期からすると この前後に日本公演にいらした団員さんたちがレコーディングに参加しているのかもしれませんね。


60年代前半の魅力あふれる数少ないレコード、シュトラウス作品をフルオケ伴奏+合唱で演奏するという難易度の高そうなことを、ボーイズのみでさっくり行っています。
ただ、フルオケ付のシュトラウス作品は、もしかしてこれが最後の音源かも・・・。

さて。
こちらの音源はCD化されていましたっけ?




モラルト指揮のモーツアルトミサ曲を探しに。

モラルト指揮のモーツアルトミサ。
ウィーン少の50年代の貴重な録音です。

新宿のタワレコでリマスタリングされたCDを発見し、こりゃ便利でいいわぁと大喜びしていました。

しかあし。
かなり楽しみにして聴いたのに、再生途中から なんじゃこりゃ~っと怒りのあまりCDを割りそうになりました。
1954年のモノラル録音をリマスタリングしたものだから、そんなに音質を期待していたわけではありません。
でもね。
あまりにひどすぎる(涙)

何がそんなに悪いのかと、というと。
オケも合唱も高音部が ぴょ~っとか みょ~っ というひずみのひどい超音波サウンドになってるんです。
健気なソプラノソロの高音が、きゅいいいいんというありえない音の塊になってしまい、聞き取れないのです。

ついでに不親切極まりないブックレットをよく眺めてみると、とある疑惑が。
どの曲にもヴァルター・ベリーの名前がクレジットされています。
ウィーン少の合唱+ソリスト君目当てのワタシを無視して思いっきりヴァルター・ベリーを聴くためのリマスタリングではないかと。

確かに聴いてるとなぜか、テノールのソロだけは音が綺麗なのですよ。
しかも、ヴァルター・ベリーの声超素敵・・・・
気持ちはわかるような。

だめだめなリマスタリングではありますが、ところどころで聴こえるウィーン少の合唱やソロは優しげで、気品を感じさせます。
うわああん、かわいそうなソリスト君と団員さん。
やっぱレコード探そうかなぁ。

・・・と

昨夕、待ち合わせの時間に余裕があったので、新宿の中古レコードショップに行ってまいりました。
祝日前の夜とは言え、雨が降り出しているのに、お店のあるフロアむかうエレベーターにはすでに同士がたあくさん。
そして相変わらず、お店の中は兄様方であふれかえっていました。
ライバルのいない「宗教音楽」「バッハ声楽曲」のコーナーでの戦利品はこれ。
〆てCD2枚分のお値段ですよ。
コスパ抜群。
うっほっほーい
IMG_0051.jpg

とはいえ、残念な事にモラルト指揮のレコードは、今回は見当たらず。
・・・中古市場は足が速い。
ああ、遅かった。




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hiromian

Author:hiromian

日々のこと、少年合唱のこと、少しずつアップしてまいります

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