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My Beloved Spakeをようやく聴きました

9月も今日でおしまい。
連休明けの出勤が憂鬱で、こちらを聴いてパワーもらっていました。


my beloved spake
アマゾンでは品切れですか・・
UKアマゾンリンクはこちら
MDTのリックはこちら

Winchester College Quiristers君たちのアルバムは過去たくさんリリースされているのに、Winchester College Chapel Choir単独では珍しい公式録音。
指揮はマルコム・アーチャー先生。
2008年6月学校のチャペルで録音され、今年4月にリリースされました。

こちらのアルバムには、「声そのもの美しさ」、「確実な声楽テクニックと声をコントロールする能力」、「音楽理解し表現する力」 の3つが完璧にそろったトレブルだったHarry Severが変声後、バスパートに参加しています。
コナーが20世紀最後の天才トレブルと謳われているのに対抗して、ハリーは21世紀最初に登場した天才トレブルだと思うのですけど・・私の中では。異論はあるかも知れませんが、そういうことにしておいてください。はい。

しか~し。
収録曲をみてElgar, Byrdの名前に安堵を覚えましたが、Hadley, Vaughan Williams, Ireland, MacMillan, Howells・・英国の現代作品にはむむとなりました。
あの~どなたさんですか状態の先生方もいらして、いつぞや聖ポールの現代英国作曲家アンセム集をきいてギブアップした苦い思い出が一瞬よみがえりましたが。
Brahms, Mendelssohn, Rheinberger・・にムフ。え、ドイツレクイエムですか?

収録曲は
1.Hadley My beloved spake
2.Brahms Wie lieblich sind deine Wohnungen
3.Mendelssohn If with all your hearts from Elijah
4.Elgar Light out of darkness
5.Vaughan Williams O taste and see  
6.Ireland Greater love hath no man  
7.Byrd Ave verum Corpus
8.MacMillan A New Song
9.Brahms Geistliches Lied
10.Plumstead A grateful heart
11.Howells Like as the hart desireth the waterbrooks
12.Walker I will lift up mine eyes
13.Sumsion They that go down to the sea in ships
14.Rheinberger Abendlied
15.Gardiner Evening Hymn
treble solo Sam Lupton(5),Robert Cross(6,11)

まず。
私立学校付属の学生合唱団がここまで歌うでござるか、すごいでござると驚きました。
合唱が変わった?というのが最初の印象。
待てよ、彼らの合唱を前に聴いたのは香港ツアーでのクリスマスコンサートDVD。
こちらですね。
Christmas With Winchester College Chapel Choir [DVD] [Import]

それとは比較するのは難しいですけど、英国聖歌隊系としては珍しく勢いありまくりのかなり力強い合唱です。合唱はもちろんオルガンもそして指揮も全部男子。男子がいっぱい・・・当たり前か。

伴奏はシンプルにオルガンのみ。
オルガン伴奏の合唱は、時として合唱を聴いているのかオルガンを聴いているのかわからなくなってしまうことがありますが、こちらではアカペラの一部を除き、オルガンががっしがっし、これでもか~と入ってきても、合唱はちっとも負けていません。

My beloved spakeでは冒頭のオルガンに続く力強いユニゾン、2部に分かれるところのがっつり合唱で脳みそ吹っ飛ばされるかと思いました。
ウィンチェスターコレッジチャペルクワイアへようこそ~花火どっかんっていう感じです。
Light out of darknessの合唱の鮮やかなダイナミクスに涙が出るかと思いました。

ハリーがいると思うだけで、普段は真面目に聞かないバスパートにお耳がロック・オン。
そのお陰でブラームス作品を堪能いたしました。
まず、全体を聴く→ソプラノパートを聴く、ボーイズがんばってるね~むふふ→バスを聴く・・でも最後にはいろんな旋律が交錯したり、ハモッたりしてどのパートをきいているかわからなくなる→もう一度聴くを くりかえしてました。
そうしているうちにじわじわヨハネスワールドに引き込まれていくのでした・・。

Wie lieblich sind deine Wohnungen 、Geistliches Liedともにドイツ語のテクストで歌っています。
綺麗にまとまってはいますが、ドイツ語の発音が少し弱いかなぁ。
でもGeistliches Liedのラスト、Amenコーラスは聴き応えたっぷり、あまりの美しさに昇天です。

合唱の力強さに男らしさを感じ、若々しいテナーも伸びやかだし、とりわけ骨太で重厚なバスがはつらつとして、透明感があって美しいです。これはハリーとトーマス・ジェスティがいるからなのよと、勝手に決め付けています。
テナー・バスには懐かしい面々が。(お久し振りですねぇ)
Something’s comingに参加していたSamuel Wesley、Hear my prayerに参加していたTom Jestyがバスパートにいました。
あとSomething’s comingのレコーディングに参加していたQuiristers2001-2002シーズンのメンバー2名ほど。
Cantores episcopiのメンバー君もアルトパートにいます。

Quiristers君総勢16人も、これまたきびきびとした歌い方です。
ドイツ系の粘り気やしつこさもなく、かといって英国聖歌隊で聴くようなふんわりとした歌い方でもない、フェニックス少年合唱団に近い きりっとした感じです。
ソリスト君もなかなか良かったですが、16人のユニゾンで謳われるTrack3  If with all your hearts やtrack10 A grateful heartで、ぴたっと決まるユニゾンにゾクゾクしてしまいました。
Rheinberger Abendlied はアカペラの美しい曲ですねぇ、・・
こちらは6声なんですね。トレブル君たちが2部に分かれていました。
低音トレブル君たちの声が思いのほか心地良かったです。うん。いい曲だ。

ハリーやトーマスが卒業しても、アーチャー先生率いる今後のウィンチェスターコレッジ目が離せません。
アーチャー先生ぇ、次はしっとりとした歌をきかせてください~。
あ、先生の作品もききたいです~。

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いろいろな盤があるけど・・・子守歌

img9028.jpg
ジャケットに整列した団員さんたちの姿もなければ、
収録曲に十八番のウィンナワルツも一切ないこのアルバム。
1972年頃のギレスベルガー時代極付けの名曲がそろった最高の1枚。冴え冴えとしたボーイソプラノはまさに天使の歌声」とある帯。

前半部はいいとして後半部の一文にちと赤面です。
ライナーノーツもなく、見開き1枚にウィーン少の短い紹介と写真のみです。
欧文タイトルはWiegenlied、リリースはAzzurra Music,2000年、 CDプレスはmade in Hong Kong.
ヤフオクや書店などでよく見かける一枚です。

じつはコレが、テイチクレーベルの「ウィーン少年合唱団の子守歌」と同じとは意外でした。
中古レコード・CDショップの店頭で、あら、まあ、かわいそうに・・・日焼けしちゃってと
手にしたこちらのテイチクレーベルのCD

img09026.jpg

実はオリジナルレコードのジャケットからして最初から夕焼け色だったのですよ。
ジャケットが団員さんとは一切無関係、幸せそうに乳児を抱く母親(眉毛の細さとカーブに時代が・・・)+手前にはお花。
どうしてこうなる?・・と!突っ込みたい事はいろいろありますが省略。
CDのリリース時期は3000円(税無)というお値段からすると 
昭和の終わりから平成の頭頃になるのかな?

一方レコードそのものは75年リリース、
ネットをくぐったところ中古レコードショップで「来日記念盤」の帯をみかけました。
同じレコードジャケットでも、販売元が違う盤もあるようでして、混乱です。

たとえば、87年もしくは97年、KochレーベルからKein Schöner Land のタイトルでているこちらの盤

koch.jpg

それから最近、オーストリアで丸い缶に入ってリリースされたCDは収録曲がまったく一緒。
(どうやらほかにもあるらしい)

となると、この音源は いろんなレーベルから、タイトルを変えて発売されていることになり、
私がてっきり再々販と勘違いしたAzzurra MusicレーベルのCDも実はれきとした 音源になるのかな、多分。

これだけいろんな盤が流通しているということは、版権+マスター音源はハンブルクのFonoteam社が所有しているということになるのでしょう。
それを裏付けるように、テイチクレーベルのCD解説の他、Koch、Azzurra MusicにもFonoteamの文字が記されていました。
むむ。そうなるとレコーディングもFonoteamの企画で行ったということ?・・・謎が深まるばかりです。


収録曲は17曲。カッコ内の数字はAzzurra Music、Kochレーベルの順番

1(17).Wiegenliedフリース(モーツァルト)の子守歌
2(16).Wiegenliedシューベルトの子守歌
3(15).Wiegenliedブラームスの子守歌
4(14).Sandmannchen/Brahms眠りの精 (砂小人)
5(13).Chor der elfen - Bunte Schlangen, zweigezungt/F.Mendelssohn妖精たちの合唱
6(12).Nachthelle/Schubert晴れた夜
7(10).Die Nach/Schubertt夜
8(4). Maria Wiegenlied/Regerマリアの子守歌
9(7). Abendsegen aus “Hänsel und Gretel/Humperdinck夕べの祈り「眠りの国に14人の天使が」
10(11).Innsbruck, ich muss dich lassen/Isaacインスブルックよ、さらば
11(8).Andachtsjodler und Mater et Filiaorff信仰深いヨーデル歌いと母娘
12(1).Kein Schöner Land in Dieser Zeitこの世にこれほど美しい国はない
13(2).Guten Abend, Guten Abend! Euch Allen Hier Beisammおやすみ、みんないっしょに
14(3).Der Mond ist Aufgegangen月はのぼりぬ
15(5).Zwa Sterndal am Himmelふたつ星
16(6).H&oum;lrt, Ihr Herr'n und Lasst Euch Sagenなぐさめに歌おう
17(9). Wachtlied und Karntmer Abendjodler古い歌とケルンテン地方の夕べの ヨーデル歌い (おやすみなさい)


前半6曲のピアノ伴奏はなんとHelmut Deutche教授。Track8.9はHarrer先生。
Helmut Deutche教授といえば、なんちゃってクラオタの私ですら名前を存じ上げている有名な方。
最近執念で手に入れた、ウィーンフィルの名コンサートマスター、故ヘッツエル先生のバイオリンソナタで伴奏をしていらっしゃいました。
鮫島有美子さんのご主人なんですね。

以下簡単な感想を

フリースの子守唄
昨年のパリ木コンサートでホールと耳をつんざくような鋭い声とその声量で驚きまくったオブリガート。子守唄ですってと心の中でつぶやいていたのは私だけ?
♪Schlafe mein Prizchen,schlaf’ein~の最後のf’einを長く歌っていて、切れ目がなく、優雅に聞こえる子守唄になっています。テンポはゆっくり目ながらルパートがかかったりはしません。
ウィーン少は合唱+オブリガート→メゾのソロ→合唱の2コーラスですが、唯一1コーラスが終わり、2コーラスに入る前にルフト・パウゼっぽいのが入り、こういうところが、ウィーンだわ~と思ってしまいました。
指導者が変わると音楽って変わるんですね~。
オブリガート君がこれまた気高い声でして、合唱を食うことなく、オブリガートとびつき最高音を 前の音とのつながりを意識してすっとあてるように(意味不明)歌います。2コーラス目のところで合唱に溶けこむところがなんというか憎いばかり。ピアノは全般を通して抑え目 でも埋もれず目立たず、絶妙な優雅な伴奏です。

シューベルトの子守唄(ソロ)
ソロ曲ですが、低い音になるところで少し不安定ですが、高音部ではのびのびとその美しいソプラノを聞かせてくれます。
フリースのオブリガート君とは別のソリスト君になるのかな。

ブラームス眠りの精・子守唄
上品で濃厚な合唱は言うまでもありません。合唱そっちのけでピアノばかり聴いてしまいました。
ブラームスのピアノって魅力的なんですもの。

眠りの精(ソロ)
歌いだしの♪Die Blümelei,sie schlafenのDie Blümelei,sieは歌詞、メロディーともにボーイズにはむずかしいのかな、といろんな団体の演奏をきいて思っています。
しかし、こちらのソリスト君全く危なげなく歌っていますよ。
フレーズの終わりでほんのすこしビブラートがかかるのが心地良いです。

夜・晴れた夜に
ゆったりとしたテンポで、ときに揺らしながら、表情豊かに歌われるシューベルトの合唱曲。
合唱も10-14歳の少年たちの歌とはとても思えないです。
晴れた夜にのソリスト君の明るさと気高さを感じさせる歌に脱帽。
 
妖精の歌 まだら模様のおヘビ(→おヘビさんて・・)さん、2枚舌で、
メンデルスゾーン真夏の夜の夢の中の合唱曲ですが、
演奏会では省略の憂き目にあってしまう可愛そうな曲。
名曲なのに。
ソリスト君たちのハーモニーが素晴らしいです。
とくに2コーラス目で音をつなぎながら歌う箇所は、何度聴いてもわくわくです。
合唱もリズミカルに楽しげです。
この動画ですね。スクラッチ様ノイズが入っていて音が鮮明ではありませんが・・・。


夕べの歌
これはリベラと同じバージョンですね。ソリストによる絶妙の二重唱。
82年ソングブックバージョンの方が好きですが、ソリスト君はこちらの方が断然いいです。

アカペラで歌われる民謡はどれも一糸乱れぬ濃厚な合唱ですが、特に気になったのは

インスブルックよ、さらば
最初に申し上げます。こんなゆったり、ゆるゆるとした演奏きいたことありません。
そして、Innsbruckのあとの「,」がきっちりと表現されていて、
ギレスベルガー先生のこだわりを感じます。
「,」には住み慣れた土地を離れるときの思いがこめらていて、カンマと空白は重要ですよね。
ファルセットに逃げないアルト軍団(そう表現するしかないです)がしっかりハーモニーを支えています。
多分4部合唱。

音源蒐集のオタとしては気になるのはレコーディングされた日付と、
音源となったオリジナルレコードのタイトルが何かかということですが、
検索しても 国内では夕焼け親子ジャケットから先をたどる事ができませんでした。(涙)

ただ、いつもお世話になっているサイト様の情報によると、1~7が72年9月、8以降が73年12月の録音とありました。また私のバイブルであるヤフー掲示板「ウィーン少年合唱団オールド」の古い記事によると、70年代の名ソリスト イェロジッツ様のソロが聴ける音源とのことです。ウィーン少公式のディスコグラフィーでも、この録音のソロはイェロジッツだとありましたので確実ですね。

う~ん。何度聴いてもソリスト君は一人でなくて、数名いるような気が致しますが・・。

とろとろとした質感ときらきらと輝くような合唱、
ゆっくり目のテンポで、じっくりと聞かせる濃厚な合唱。
ずば抜けた技量と美しい声のソリスト君たち(数名)。

穏やかに。
そして静かに。
・・でもしっかりと明確に。
団員さんたちを指導するギレスベルガー先生のそんな言葉が聞こえてくるようです。

60年代とも80年代とも 全く違った魅力のウィーン少のプラチナ時代中期の名盤。

ドキュメンタリービデオ(1995)

09251.jpg
1995年クロアチラジオテレビ局製作のドキュメンタリー。

今年のコンサート会場で手に入れました。
しかもマックス様のサイン入りブロマイドがオマケに付いてきました。
これは嬉しかった。
半年近くが経過してやっと視聴にこぎつけました。



さて、内容。
画面にあられたマックス様おひげ姿に唖然。
え~と、どなたさんですかぁ状態に陥ってしまいました。しかも髪の毛オールバックだし。
どうしたのですか、マックス様ぁ~・・・っ

いやはや髪の毛めっちゃ多いんですね・・・つい最近までのマッチョ時代のスキンヘッド、維持するの大変だったんじゃないのかしら・・・あ、余計なお世話でしたね。
実は、様々な疑惑・疑念にかられて、今年の春公演では、冒頭の3分くらいはお顔を見るふりして頭部をがん見してたの。ごめんなさい。

クロアチアテレビ局が準備した衣装のサイズが合わないのか、身につけたタキシードやジャケットがちょとだぶつき状態なのは、どうしたことでしょう。マックス様らしくないですよ・・・(もし自前だったら申し訳ございません)

しか~し。
歌声がこれまた美しい。
ビデオのメインは 美しい風景(豪華なしつらえの邸宅、庭、教会)の中で歌われるマックス様の歌。全部で7曲。
バッハ、ヘンデル、スカルラッティのアリアや小品ですがVHSというハンディがあっても、マックス様の声は透明感があり、秋の青空の如くひんやりと澄み切っています。
ウィーン少退団後からこの頃あたりの特徴ですね。
なんというかこの頃の緊張感、ちょっと触れただけで壊れてしまうような、それでいてどこか研ぎ澄まされたギリギリ感が好きです。(→何言ってんだか)

サブメインはお母様、マックス様それぞれクロアチア語でのロングインタビュー。
二人のレッスン風景もあります。レッスンはかなり厳しいもので、みていてドキドキ。

肝心のインタビュー内容ですが、ありがたいことにビデオに備え付けられたリーフレットが、日本語トランスクリプトの模様。
ありがたいことにそちらで内容を理解できました。

5歳にして魔笛の夜の女王が気に入り、楽譜をみながらのレッスンがはじまった・・やっぱり天才は違う。
ちょっとドキっとしたのは、お母様のインタビュー内容からすると、ウィーンでの寮生活は、本人にしてみれば必ずしも楽しいことばかりではなかったみたい。お母様曰く精神的にタフになったとのこと。

本人のインタビュー。
要約すると、バロック音楽への傾倒、その時代の芸術全般に関する興味、そして知識として得た物を自分の中で再構築して表現するための努力の積み重ね・・・いつも完璧なものを生み出したいという強い欲求。・・・・そこにいるのはストイックなまでの芸術家です。すごいな。

避けては通れなかった変声については
「ソプラノの声域で歌う決心をし、声域が変わらないことを強く望んでいた。でも(変声によって)どう声域が変わるかわからなかったけれど、テノールやバス、バリトンになるのはいやだった。(その不確かさに)突き放された思いがした。・・・」
※引用文章はビデオ付録のリーフレットから一部改変
というようなことを語っていたみたいです。ビデオのなかでは比較的淡々と、話していただけに、こんなことを話していたのねと驚きです。
そこまで思いつめていたの、と思わせるソプラノ声域への固執。だけど、その理由は明らかにされませんでした。
あと、歌手でなければ、画家(!)やダンサー(!!)になることも考えていたとまでも。(あれ、カルティエの宝飾デザイナーは?)・・・・優れた素質をもつ少年が 変声をどんなふうにとらえていたかを知る貴重なことばですね。

ビデオのラストは誰もいないコンサートホール(はんぱじゃなく豪勢なホールです)の客席後方から、舞台にむかって歌いながら歩いていくシーンで終わります。この後の華やかなキャリアを予測するかのような。

でも実際には、いくつかの舞台を経たあと、1996年秋から2000年までは公式な音楽活動から遠ざかっていたんですよね。
この期間は音楽を離れてあちこちを放浪していた、いろんなことを経験した、とても楽しかった、というようなことを2006年リリース、スカルラッティ:カンタータCD(→ジャケットがアレなのでアマゾンリンクは省略致します)+DVDに収録されいるロングインタビューで話していたことが印象に残っています。
この足掛け5年間の充電期間を経て、2001年にカウンターテノールとして鮮烈なデビューを果たし、現在まで着実にキャリアを積み重ねておられるし、これからもっと有名になっていくのかな。

それにしても。
89年メンバーとして来日し、コンサートでマックス様(12歳)の才能に惹かれ、日本での退団後のソロ公演をバックアップをされた先輩ファン方の慧眼には恐れ多いものを感じます。たぶんこちらのビデオや退団後の音源は自主制作版ゆえに、国内でしかみつかりませんものね~。ありがたいです。

とりあえず、お誕生日おめでとうございました、マックス様。
来年も日本にお越しくださると嬉しいです。




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テイチクレーベルのウィーン少アルバム

珍しくまとまったお休みになったシルバーウィーク。本を読んだりして静か~におこもり中です。
日曜日、類語辞典を買おうと思いたち、夕方新宿にでかけました。
休日の新宿、ちょうどホコテン しまった死語だ、その賑わいにくらくらしてしましたよ。

こりゃいかんと逃げ込んだのが、紀伊国屋書店近くにある中古CDレコードショップ。
学生時代からちょくちょくお世話になっているものの、今回久しぶりに訪れたらフロアが変わっていて、(最初アデ○○スに入りそうになってしもうた)びっくり。以前に比べたら店内が広くなり きれいになっていました。
マックス様のCDで学習したお陰で、丁度店内にかかっていたBGMは白鳥の歌と判明。
ちょっともったいぶった歌い方に時代を感じてしまいました。多分どこかの大御所なんだろうなぁ。

お会計コーナーに並ぶキュートな女性店員さんとは対極、毎度のことながらお店の中は9.5対0.5で男子ばかり。
お店の入り口の中古CDコーナーには比較的ヤングな方が多いのですが、奥のレコードコーナーにいるいわいるわ、おっちゃんたちおじ様がた。その姿になぜか安心。
レコードコーナーで、お気に入りのジャンルの前に仁王立ちになり、一心不乱にばったばったとジャケットチェックしています。
その迫力は物凄いでござる。
気にいった版を抱えていそいそと検盤コーナーに移動する姿、じっくりモニターする姿・・ある意味でココも信仰の現場。なぜかほっとしますよ。
コンディションの良いレアなレコードが結構みつかるんですよ。しかもお財布に優しい値段で。

よっしゃ~!!と鼻息荒く、違った、あら、おじ様、ごめんあそばせ、と私もレコードコンーナーに乱入、ウィーン少やドイツ系合唱団のアルバムないかにゃ、とさっそく探しはじめました。でも私の向かった先はめったにライバルがいない宗教曲コーナー。
1954年録音のモラルト版のモーツアルトミサプレヴィス(あ、最近リマスタリングされたCD買ったばかり)、レーゲンスのドイツミサ(このレコードもってる)なんかがありました。アーノンクールとマタイだかヨハネのボックスセットレコードは結構あったかも。
残念ながら今回はめぼしいものは発見できず。

でも。お目当てに出会えなくても、レコードコーナーは飽きません。
いろんな趣向がこらされたジャケットたちを眺めているだけで楽しいです。
大御所の若い頃、美しい絵画、写真、とんがったアート系、美術館にいるようでワクワクします。

CDコーナーに移り、探し当てたのは廃盤になって久しいHigh Mass court(ウィーン少),アレッド・ジョーンズのクリスマスアルバム、ドレスデンのアルバムとアンソニーウェイのアルバムでした。

ギレスベルガー先生時代のウィーン少のCDを発見、あらら。これは珍しい。

「ウィーン少年合唱団の子守歌」
img09026.jpg
1975年リリースのレコードの再販版になるのかな。
リリース元はテイチクとなっています。
ウィーン少のCDといえば東芝EMIかフィリップス、最近までのKochしか知らない私には新鮮です。
テイチクレーベルのCD多分お初です。

今手持ちのCDを確認したら、収録曲はヤフオクや移動販売でみかけるこちらと同じ。
順番やタイトルに微妙な違いがありますが・・。
img9028.jpg
ありゃ、「妖精のたちの合唱」とか「ヘンゼルとグレーテル 夕べの祈り」は70年代の録音だったんですか・・。

こちらのアンソニーは、掘り出し物ですね、多分。
img09027.jpg

古いもの、一度は人の手に渡り それぞれが歴史をもつレコードが一同に介して醸し出すオーラには迫力がありました。
クラシック業界も、流行のスタイルと最新の録音技術で次から次へとCDがリリースされる昨今、20年、30年、いやもっと前の時代のレコード、中にはCD化されたものがたくさんあるのに、それでもアナログ音源に惹かれるのは何故でしょう。

どうでもいいのですが、結局辞書を買い損ねました。

2008年組の思い出・・忘れないうちに

img09025.jpg マヌエル君、カヨーデ君、ルーペルト君、ティルマン君、モーリッツ君、ルイス君、グレ王子もといグレゴール君。そしてヒビキ君。
いまこうやって書き出しただけでもわくわくしてくるようなメンバーがたくさんいた2008年組。

合唱はのびのびとした開放的で明るめのサウンドだったと思います。・・・多分。
Aプロ、Bプロともに、渋めの選曲でしたが、あら、ボーイズが歌うのって珍しいんじゃない?と思わせるような曲が多く、コンサートが楽しくなって その結果かなりの回数会場に行きました。
今年のコア同様、ソロでもかなり歌える団員さんがたくさんいたし、ソロがなくても、舞台の上で歌う姿が印象的だった団員さんがたくさんいました。

東京初日ではイコチェア先生以下全員譜面に顔をつっこみ もそもそ歌い、しかも12曲目カット・・・あちゃ~この先どうなるんじゃいと気を揉んだBプロの目玉(私の中では)ペルゴレージのスタバト。
ツアー途中から全員暗譜、きれいな2部合唱に磨きがかかって、江戸川で全曲疲披露にこぎつけたと記憶しています。
あれ、ウィーン少がフォーレ歌うのとちょっと以外だったAve verum。
フォーレの和音の移り変わりは美しいの~なんて実感したり、シュッツの立体的コーラスに驚いたり、ロッシーニの洒脱な音楽が楽しかったり、ピアソラの旋律が印象的だったり、コダーイの合唱っておもろしろ~、メンデルスゾーンの讃歌にこんな曲があったんだ~、ボーイズが歌うのは珍しいね~ 等々1年が経過した今でも鮮明に覚えています。

以上が音楽面でのしょぼい感想・・情けない。
以下、それ以外の思い出を。

2008年組といえば、千の風になってを歌ったコア
この曲がイイというabove熟年世代の方には申し訳ありませんが、日本語歌詞もメロディーど~しても好きになれません。
コンサート会場で、それまでうつらうつらされていた方が、この曲ではっと目覚め居ずまいをただし、あるいは身を乗り出し熱心に聴く姿、はたまた一緒に客席で団員さんたちと歌いだし、涙をぬぐうお客さんの様子を目の当たりにすると、この日本語歌詞にはかなり人生経験を経ないとわからない何かがあるに違いないと、思うことにしました。
ウィーン少のアレンジはかなり良かったですけど。

2008年組といえばアルゴリズムマーチのコア
確か東京初日サントリーホールでのアンコールあたりまではIevan Polkaもアンコール曲の目玉だったのですが、いつのまにかこちらがアンコールの〆になっていましたね。
Ievan Polkaも楽しかったのになぁ。
アルゴリズムマーチは、お台場で初登場。2008年組初コンサートだった私、この曲で衝撃のあまり椅子から転げ落ちるかと思いました。
気が付くとツアー後半ではイコチェア先生がマーチの先頭に立っていましたね~。
毎回必ずフリが怪しくなり、前のコとシンクロしちゃうメンバーがいる中、背筋がぴんとのびて最後の片足立ちシュワッチポーズがびしっと決まっていたのはヒビキ君。心の中でシュワッチとか言ってたに違いない・・・本人にきいておけばよかった。

2008年組といえばねむの木の子守唄
皇后陛下やオーストリア大使、その関係者さんの近くで聴いたコンサート、この曲で繊細ながらも芯のある 透き通った声のヒビキ君の短いソロは、いまでもしっかりと記憶にとどまっています。
イコチェア先生を初めとするメンバーが眩しそうに、でもすこし誇らしげに皇后陛下を見上げていた表情だけでなく、皇后陛下が身を乗り出すように拍手をされていたご様子も忘れられません。

2008年組といえば魔笛のdreiknabenのコア
ツアー途中ではじまったサプライズ、魔笛のdreiknaben。
カヨーデ君以外はメンバーを替えながら可愛らしいdreiknabenでしたね。
ラストコンサートではくりくり坊主のパミーナも登場。ところがどっこい暴走パミーナ、途中聴いていて、あらやだ、ピアノの調律おかしいんじゃないと思ったくらいピッチうわずってしまいました。
どうなるっ と気をもみましたが、ピアノの間奏をはさみ、きちっとピッチを戻したところがすごかった。
そういえば、パミーナ暴走中のイコチェア先生、ピアノの音をすごく抑えて弾いていました。
パミーナの取り囲むdreiknaben,制服姿のマヌエルがパミーナだと燃えないのか、歌そのものやアンサンブル構築でいっっぱいいっぱいだったのかわかりませんが、ぎくしゃくしていて唯一、カヨーデ君の余裕な演技と歌には驚きました。ツアー後、ザルツブルク音楽祭での魔笛メンバーに選抜されてましたね。

2008年組といえば団員の出身国紹介のコア
オールドファンの先輩方にはウケがいまひとつだった団員の出身国紹介。
なぜだかイコチェア先生の紹介も毎回微妙に違っていてパーフェクトだったのは多分お初の披露であった、ラ・フォル・ジュルネでのミニコンサートだったと思います。もちろんしっかり聴きに行きましたよ。
ウィーン少がゲスト出演するとあって、かなりお客さんがはいっていましたねぇ。
出身国はナイジェリア、グルジア、ロシア、カナダ、ドイツ、ニッポン、オーストラリア、アラブ、スロバキア、それぞれから1人、ハンガリーが数名、だったかな。あら、忘れていた、あとペルーからも。
オーストリーの時に手を上げる団員さんの誇らしげな表情が印象的でした・・・・・あら、けっこういるのね~と思ったのは私だけ?
僕たちのコンサートにもいらしてください、というようなヒビキ君のMCもちらっとあったり、舞台前ではしゃぐ乳幼児たちを、歌いながら優しくみつめる舞台の上の団員さんたちにほっこりでした。

いかん、無駄に長くなってしもうた。
でも書き留めておきたいので・・・

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日々のこと、少年合唱のこと、少しずつアップしてまいります

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