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50 Jahre Wiener Sängerknaben

ハイドンやモーツアルトの宗教曲はウィーン少+コルスヴィエネンシスの布陣で聴くと落ち着きますねえ。
最近こちらを聴いています。

50 Jahre WSK

元祖(何が?)ウィーン少年合唱団とコルスヴィエネンシス、1975年発売のアルバムです。
収録曲は

J.Haydn Tedeum Hob.XXIIIc:2
W.A Mozart  Vesperae solennes de confessore  K.339
I.Dixit 
II.Confitebor 
III. Beatus vir 
IV.Laudate pueri 
V.Laudate Dominum 
VI. Magnificat

演奏は ウィーン少年合唱団、コルスヴィエネンシス、Wiener Kammerorchestra 、指揮はギレスベルガー先生、ソロはソプラノ・アルトがウィーン少年合唱団員、テノールがK.Equiluz,バスがE.Jankowitsch。

ええ、そうなんです、声楽陣が全員新旧取り混ぜたウィーン少年合唱団員というゴージャスさ。

こちらのアルバムはRCAレーベルからリリースされ、国内でも販売されていました。
78年日本公演パンフレットには最新録音と紹介されています。

くどいようですけど、CDの話じゃないですよ。
40年近く前の レコードですレコード

発売されてから40年近く経過してはいても、検索すると入手しやすいアルバムの1つです。
聴き倒されて(これはこれでいいことなんだけど)ノイズ聴いてんだか音楽聴いているんだかわからないようなレコードではなくて、きれいな音盤に遭遇できる可能性が高いアルバムです。
ということは、あまり売れなかったのかなあ

第1次世界大戦後  解散の憂き目にあってしまった宮廷付属聖歌隊からウィーン少年合唱団として再スタートをきったのが1924年。それから50年、世界的に有名な合唱団となるまでには、さらなる第二次世界大戦、戦後の窮乏など 社会情勢のあおりをくらいまくった時代を乗り越える激動の半世紀だったようです。
アルバムがプレスされた1975年当時であれば 少年合唱団の再スタート時からシュニット神父とともに苦労をともにされた方々も存命されていていたでしょうし、ちょうどこの年はシュニット神父没後20年にあたるメモリアルイヤーでもあったのですね。

アルバムに関していうと、残念なのが録音時期が不明ということ。
ジャスト1974年なのかそれ以前の録音をレコード企画にしたのか謎めいてます。
1974年の記念行事事業の一環で録音されたていたら、アルバムに記載がありそうなんですけどねえ。
いろいろ話がちこちに飛びましたが。

ハイドンのテ・デウムとあわせて実によい演奏だと思います。
何が良いかというと、ギレスベルガー先生指揮のもと、オケの音色とコーラスワークの一体感が素晴らしい。
音ひとつひとつに独特の、ウィーンの団体にしか醸し出せない雰囲気があるのです。
なんていうのかな、聴いていると音楽に残り香みたいのがあって(音に匂いはありませんが)、音符やフレーズの余韻がとても心地よいです。
最近の演奏スタイルではあまり耳にしなくなったなあ、なんて思います。

ハイドンのテ・デウムは、マリア・テレジアのためのテ・デウム Hob.XXIIIc:2のほうです。
聴いていると漠然とちからが湧いてくるような作品。ギレスベルガー先生監督のもと、一糸乱れぬということばがぴったりの合唱がこれまた素晴らしいです。

あれ?この曲のみCDになっているようです。

Requiem (Classical Nav
W.A. Mozart
B000025LG3


なんでだ?
しかも録音1976年になってるし・・。

ついでに スカパープレミアム番組のクラシカジャパンで昨年12月現地で行われたMuThのオープニングガラコンサートの模様が来月放映予定となっていて、そのプログラムに登場していますよ。
MuThオープニングガラコンサート放映


テ・デウムが朝課の音楽なら、晩課の音楽としてモーツアルトのK339が登場です。
339は2006年シュテファンドームでのモーツアルトお誕生記念コンサートで演奏されていましたね。
これより古いオケ付き録音は1950年代 Jankowitsch先生が少年時代のソロにまでさかのぼらないと音源ないです。
しかも、あれはLuadate dominumだけだし。
339全曲をフルオケで聴けるのは唯一このアルバムだけです。

合唱の切れ味とオケのグルーブ感がたまらないDixit かっこいい旋律のオンパレードであるConfitebor、華やかなBeatus vir 。力強いLaudate pueri この曲のあとに339の看板曲Laudate Dominumが登場。
柔らかい音色のヴァイオリンの旋律に絡むファゴットがいいですねえ。
ゆったりとした前奏のあとに登場するソプラノソリスト君、冒頭のフレーズがブレスでぷちっと切れちゃいますが、そのあとのたっぷりと抒情的に歌ってます。曲の折り返し地点でソプラノソロの後合唱がすっとはいって、豊かな4声に展開するところは何度聞いてもいいです。
終曲Magnificat は晴れ晴れとしてます。

全体を通して合唱も肌理が細かく、表情豊かだし K.Equiluz先生とE.Jankowitsch先生の声は朗々としていて聴いていてうっとり。もちろん団員さんが担当のソプラノソロはよく伸びる声で堂々としてるしアルトソロも立派。各曲に登場する短いフレーズのソロアンサンブルも息がぴったりです。

CD化されていないんなら自分でやるしかないとLP→MD→PC経由でデジタル化に成功しました。
そこからPC上でトラック別に分け→MP3に変換という作業を経て、iPhoneに入れて聴いてます。

ふふっ アルバムアートワークだって完璧♡

こんな感じ


あ、曲順おかしいのがばればれだ(笑)


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Wanderlieder mit den Wiener Sängerknaben

Wanderlieder
上記はアマゾンのリンクですが、ワタシはiTuneで買い求めたWanderliderを聴いています。
アマゾンのほうがアルバムまるっとDLしてもお安いです。ちっ

このアルバムも、Abedliederと同じくフィリップスからリリースされた2枚組のカップリングアルバムが元音源です。
じつはこちらの音盤はなかなか市場にでてこない。
ワタシのバイブルサイトsound library様がリニューアル中とあって、アルバム収録曲まで辿りつけません。(Nyanda様楽しみにしています;私信)
わかっている範囲内では1964年録音あるいはリリースの模様。

たぶんこの2枚が原盤。

Wanderlieder1.jpgwanderlieder2.jpg
*海外サイト様から借用しました

聴いてみて、Abedliederはどちらかというとオトナ好み、こちらのWanderliderはちみっこが好みそうな曲が多いです。
グロスマン父指揮のもと基本アカペラ、ときおり打楽器や管楽器がはいるくらいの素朴さはAbedliederと同じ路線です。

MP3のwanderlider収録曲は下記のとおり

Wem Gott Will Rechte Gunst Erweisen
Wohlauf, Ihr Wandersleut
Auf Der Lueneburger Heide
Der Schnee Zerrinnt
Auf Der Landstrasse
Die Landlust
Es, es, es und es
Muss I denn zum Staedtele hinaus
Das Wandern ist des Muellers Lust
Sehnsucht nach dem Frühling
Steh nur auf, du Handwerksgesell
Es war ein Knab' gezogen
Lasst uns jauchzen
Horch was kommt von draussen rein
Der Musikant
Nach Süden nun sich lenken
Singsang und Klingklang
Nun ade, du mein lieb Heimatland

歯切れよく元気いっぱいのWem Gott Will Rechte Gunst Erweisenでアルバムがはじまります。
こちらのアルバムは、曲がつながっているような構成なので、ぼんやり聴いているといつの間にか曲が変わってます。
しかも1曲が30秒から1分半とえらく短いです。
・・・・ぼんやり聴いていると見失います。

民謡調の節回しがやたら上手いAuf Der Lueneburger Heide。単純そうな曲も十八番のがっちりとアカペラでこなしています。
個人的にはまったのは、Die Landlustのソロ曲。
曲目の羅列でしかないので、調べてみたらハイドン作曲。モーツアルトっぽい可愛らしい旋律です。ハイドンらしいといえばそうなんだけど・・。
このソプラノソロが味わい深い。
往年のビッグネームソリスト君たちのようなびしっとした歌ではないので、聴く人によってはあちゃああと思うのかもしれません。
だけど旋律+ソロの雰囲気+先生のピアノ、ついでにバックコーラスの可愛らしさの合わせ技で一気にお気に入りとなってしまいました。
いうまでもなく、音程も、リズムも正確なんだけど(ちょろっとよろけるのは愛嬌)、どこかチャーミングな歌い方、このころのウィーン少にはこんなソリスト君がいたんだと思うと当時を知らないワタシにはとても新鮮です。

Es, es, es und esではスネアドラムのパーカッション入り、もしかしたら団員さんが叩いているのかなと・・。がっつり3部ですが、途中から入るフルートアンサンブルのピッチがおや?
Muss I denn zum Staedtele hinaus は明るめの声で3部合唱です。コアが違うのか歌い方かえているのかは不明。
Das Wandern ist des Muellers Lustのコーラスワークはさすがです。
シューベルトの曲かと思いきや、ツェラーの作品だとか。
いやはや紛らわしい・・

LPアルバムになるときに削られてしまったSehnsucht nach dem Frühlingはモーツアルトの春への憧れKomm lieber Maiです。少し鼻にかかった声で、個性的な表情です。
マックス様のソロとくらべると(いくらなんでも比べちゃいけない)ほのぼのした素朴な感じがいいです。

Steh nur auf, du Handwerksgesellはすがすがしくこざっぱり。
Es war ein Knab' gezogenはアルトソロ+合唱、このアルトソロがたっぷりと歌いまわしていて、少年歌手的でやたら上手い。Horch was kommt von draussen reinってほらひ、ほらほ、ほらひーやっほうの曲ですよ・・って言ってもわかりませんね。すみません。

アルバム後半の目玉はソロ曲Der Musikant。
ウィーン少のアルバムを聴いていることなんて忘れちゃうくらい。
何度もリピしちゃいました。

調べてみたら、Eichendorf詞によるHugo Wolfの曲!!だそうです。
ウィーン少が歌うWolfって初めてききました。
詞をぐぐって調べてみたら、

Wandern lieb' ich für mein Leben,
Lebe eben,wie ich kann,
Wollt ich mir auch Mühe geben,
Paßt es mir doch gar nicht an.

あらまあ、こんな歌詞を歌っていたのと驚きましたよ。・・
You tubeで聴き比べてもオトナソロに全く互角な歌い回し。
この子(いまはきっと立派なおじ様ですね)はきっとオペレッタで大活躍したに違いないって思います。

ソプラノそろが朗々とした歌い出しではじまるSingsang und Klingklang、Der Musikantのソロ君とはまた異なったソロ。
ウィーン少に限らずこの時代のソロは、堂々として歌い回しが上手で、歌の雰囲気がたっぷりしています。

Nun ade, du mein lieb Heimatlandはソプラノオブリガートが聴きものです。
これ聴いてあ、これはウィーン少のアルバムだって気づかせてくれました。

太字で示した4曲は後年リリースされたアルバムWanderlider und Abendliderではオミットされてます。
ということは割と珍しい音源ではないかと思うのです。
アナログの森で消えてしまっていた作品を リマスタリングしてくださって感謝です。


アルバムがリリースされた1960年代半ば(ワタシまだ生まれてませんけど)家庭で音楽を聴くとなるラジオを聴くか、レコードを聴くか、あとはテレビくらいしかなかった時代。
50年近く過ぎて中古市場に出てこないのは、子どもにせがまれてさんざん聴いて、家族の思い出とともにしまわれているレコードになるのかなあ・・・と想像しています。

試聴とお買い求めはアマゾンと、iTune(忘れるところだった)で可能です。



Vienna Boys CHoir ~Jubilate Deo~

久しぶりの最新録音CD、今年9月にオーストラリア国内で販売されました。

Jubilate deo

曲目は

1. Kratochwil Jubilate Deo
2. Victoria Tenebrae factae sunt
3. Anonymous Gaudete!
4. JS BACH Bereite dich, Zion
5. EYBLER Omnes de Saba venient
6. Mozart Sub tuum praesidium K198
7. Mozart Laudate Dominum K.339
8. Lloyd Webber Pie Jesu
9. Schubert Psalm 23
10. Wirth The Choir
11. Schafer Gamelan
12. Kats-Chernin Land of Sweeping Plains
13. Schumann Zigeunerleben
14. Traditional In da Mölltålleit’n
15. Scott Po atarau (Now is the hour)
16. Barr / Macpherson / Cowan Waltzing Matilda
17. J Strauss II Tritsch Tratsch Polka

1.2.11が2011年ウィーン市内の教会での録音、それ以外は2012年7月19-21日Sekirnの合宿所だそうです。
昨年日本ツアーが中止となったブルックナーコアの歌を聴くことができます。

今年のツアーに登場していたクラトホヴィルのJubilate Deoでアルバムがスタート。
リベラのJubilateが上行音型で飛翔するタイプなら、こちらは下行音型気味+付点のリズミカルな跳躍タイプ(意味不明)。曲調がダイナミックにかわるところなんか面白くて気に入ってましたが、なぜかツアー途中でカットされていました。シューベルトコアの演奏が頭に入っているだけに、同じ演目でもカぺルマイスターさんの指導で微妙に違うのが面白い。今年のシューベルトコアはリズムをしっかり強調しているのに対し、ブルックナーコアはレガート気味でフレーズの感じがちょっと違う。聴き比べができないのが惜しいです。
1976年ウィーン少年合唱団のための描き下ろし作品とのこと。

VICTORIA Tenebrae factae suntはボーイズ3-4声が清々しいです。
打楽器入りのGaudete!は交替でソロとコーラスの対比が楽しいです。パリ木風のソロにびっくり。
なんか聞き覚えのある曲だな~と思ったらリベラで聴いてました。これと同じ。
JS BACH Bereite dich, Zionのソロが素晴らしく上手い。アルトソロNiklas 君と名前もクレジットされてます。ピアノが端正でいいなあと思ったら、ヴィルト先生が弾いてるって・・ひゃあ。
久しぶりの登場、EYBLER Omnes de Saba venient、え~オケ伴奏じゃないの?なんて贅沢いいません。ソロがウィーン少ソプラノソロ声の1つ、かっきーんとしたよく通る声のうえ、ピッチもリズムも正確無比です。Philipp君すごいですわ。
Land of Sweeping Plainsで紹介する動画でこの曲のソロ部分が登場しますがが、ご本人?
モーツアルト2曲、K198。Yoon Sang&David組で、声質の似た二人とも透明感のあるきれいなボーイソプラノで丁寧に歌っております。
ボーイソプラノデュエットの最高峰シュテファン&マックス組をとは別の素朴な雰囲気がいいな~と。
いやシュテファン&マックス組が異様に上手すぎたんですね。しかもフルオケだったし・・。
25年近くたってもこの二人を凌駕するコンビは登場しませんねぇ。しみじみ。

ヴィルト先生のウィーンテイストあふれる前奏ではじまるK.339。David少年のソロです。
ノンビブラートで淡々と歌ってます。バックで入るコーラスがボーイズのみの3-4声のせいで、繊細で軽やかな印象。
Pie JesuはFelix&Niklas組がすっきりとしたソロデュエットがなかなかいい雰囲気です。
2011年のプログラムに予定されていたSchubert 詩篇23。70年代のテンポで、じんわりとした雰囲気です。ホールで聴いたらまた雰囲気が違うんだろうなあ。デュナミークで表情豊か、先生のピアノがさらにたっぷり・・
先生も団員時代に歌ったことあるのかなあ。個人的には92年組のほうが好きです。

ヴィルト先生の作品The Choirは、ワールドワイドな印象ですけど、先生のリズムとか和声の扱い方は好きです。
2012年新作。9月9日ブリスベーン音楽祭で初披露される(た)そうです。
アカペラにボディパーカッションと手拍子のリズムが複雑だし、あっちこっちから歌声が聞こえてきて面白い曲です。
来年のツアーで聴けたらいいなあ。
シェファーのGamelanこれもユニークなアカペラです。実際の楽器の音を模したテキストってあります。
2010年ハイドンコアのカプリソみたいな感じ・・ていってもわかる人少ないだろうなあ・・。
Javanese gamelmanってジャワのガムラン音楽のことなんですね。

このアルバムの白眉であるKATS-CHERNINさんの Land of Sweeping Plains、とても印象的な作品です。
晴れた草原の上にいろんな影を作りながら流れていく雲の様。
こちらも9月のツアーでワールドプレミエだったそうです。
こちらの動画ではリハーサル風景と作曲家さんのインタビューが視聴できますね。



伝統曲流浪の民 ワイルドな雰囲気の導入部にたまげました。歌詞のアクセントが、そこまでやる?的に非常に強調されているせいで、夜闇の中 松明の火が爆ぜて、集まったZigeunerさんたちのシルエットが草むらに映る風景が見えてくるような感じがしました。
Und Sagen und Lieder ertönen im Rund,文語歌詞で言ったら♪うたぁいさわあぐ騒ぐ その中に~からのフレーズは音量落として滑らかに。そしてソリストの競演部分は華やかに。個性豊かな声が登場です。小学校の合唱団の花形(?)ソリストだったワタシのソロは♪管弦の響き賑はしく・・でした。(どうでもいいか)

オーストリア民謡はアカペラですがすがしくじっくり。

ご当地ソング第1曲目はPo atarau。ソロ+バックコーラス。
1番歌詞は原語で、2番歌詞は英語歌詞で。
リリカルなピアノ伴奏でゆるゆるとした雰囲気、優しげに仕上がってます。
93年ブルックナーコア(勝手に決めている)のマツナー少年のソロ(勝手に思い込んでいる)の方が好きだなあ。いや65年のビデオも捨てがたい。
いつかご紹介しますね。

2曲目はオールドファン懐かしのWaltzing Matilda、2012年ヴァージョンは楽しく、フレンドリーな感じです。現地のお客さん大喜びしそうですねえ~。
ラストは定番Tritsch Tratsch Polka。
合唱のアレンジが変わったということは気づきましたが 歌詞がWie geht’s? Wie steht’s?版 ではないのですよ。
ライナーノーツ見て気づきました。
歌詞がリニューアルしてましたっつ!
今年のニューイヤーの歌を確認したら、Breckwoldt バージョンですた。
ということは、今年のシューベルトコアも・・・ありゃ、年末になって気づくなんて。

新学期第1弾のオーストラリアツアー、年度末に卒業するメンバーもいたのでしょう。
そのせいかなのか、どこかしら合唱がまだ若く硬い感じは否めません。だけど成長曲線S字カーブのど真ん中にいる皆さん、オーストリアの大きなコンサートホールでどんな演奏をしたのかな、なんて思ってしまいました。

お買い求めと試聴はオーストラリアのABCさんで。



Abendlieder mit den Wienersängerknabenを聴きました

iTuneでお買い上げしたこちらを聴いていました。


Abendlieder.jpg


60年代にフィリップスからリリースされたアルバムのリマスタリングになります。
録音年月日不明、 演奏者データはWienersängerknaben&F.グロスマン先生のみ。

元アルバムは7インチのAbendlieder mit den Wienersängerknaben。
こちらのアルバムは いま確認できる情報では62年リリースの第1巻と65年プレスあるいはリリースの第2巻のセットだった模様。
abendlieder mit den WSK1Abendlieder mit denWSK 2

上記画像は海外サイト様から借用しました。

1巻と2巻それぞれ8曲ずつ入っていて、曲目もかぶらないので本来なら16曲のはず。
後にWanderliederとカップリングされ、Wanderlieder/Abendliederのタイトル(そのまんま)LPとしてリリースされています。こちらのLPはジャケット違いで数パターン存在しています。
カップリングLPのB面Abendlieder、曲リストを調べてみたらこちら12曲。
ワタシがiTuneで手に入れたアルバムも12曲、7インチからLPになる段階で4曲オミットされてます。
嗚呼なんてこと。

収録されている曲は 星やお月様が見え隠れする夕べがテーマとあって、聴いていると高ぶった気持ちを切り替えてくれるような曲のオンパレードです。
どれも1分から3分と短い。

緩徐なまったりとした曲だからこそ演奏者のレベルがもろでてしまいがち、しかも古謡や誰もが知っている音楽ばかりとなると、聴くほうもドキドキですが、そんなのは杞憂です。
さすが、グロスマン先生時代の彼らにはそんなのお茶の子さいさい、真摯だけどなんてことないように歌ってます。
すごいもんだ。
半世紀を生き延び続けている音盤たるゆえんは、その上質な演奏が物語ってます。

大人びた揺らぎのあるボーイソプラノはノーブルで近寄りがたい歌声、グロスマン先生時代の鍛え抜かれた歌と音楽に驚くばかり。
繊細でしなやか、コーラスアレンジも気品あふれてるしソロの起用もさりげなく、ぴったり。
少年たちのアカペラ+ときおりアコースティック楽器のシンプル伴奏で展開する、そんな豊かな世界が心地よいです。

しっとりとしたコーラス、ピアノのタッチが柔らかくノンビブラートのヴァイオリンのオブリガートが可憐なWiegenlied (Schlafe, Schlafe, Holder Süßer Knabe)、なめらかな3部のアカペラにあいまにホルンがさりげなく入っているDer Wächter Mit Dem Silberhorn 。ゆらゆらとしたソプラノ・メゾ・アルト各パートの声質が同じなのには驚いた。こどもが歌っているって気づかないくらい妖艶です。
はつらつとして歯切れのよい、Bona Nox (Gute Nacht) 。
Wandrers Nachtlied (Der Du Von Dem Himmel Bist)なめらかで深みのあるアカペラのあとにほんの短いソロが登場するんですけど、雲の隙間から見えた月の光の様です。
ハープの伴奏入りで一番華やかな雰囲気のSchlaf’kindelein,schlaf  1分2秒という短い時間の中にギュッと濃いハーモニーがつまってます。
基本はどこまでも澄んだハーモニー アカペラで歌われるAn Dem Mond (Guter Mond, Du Gehtst So Stille) 。

以上前半6曲が第1巻からの抜粋で、A面トップバッターである「nachtwächterlied」 とB面アルバムラストを飾る「Sandänlein」 がカットされてます。


Aba Heidschi, Bumbeidschiはピアノ伴奏つき。音域のせいかアルトが少し胸声系なので、前半とコアの雰囲気が違うような気がします。
アカペラ3部、しずかなKinder Geht Zur Ruh'! ソプラノがビブラートかかっていてます。
グロッケンみたいな楽器の伴奏で、たっぷりとした全員参加のコーラスが柔らかい雰囲気のWeißt Du Wieviel Sternlein Stehen? 。3人のソロアンサンブル(メゾ2、アルト1)のハーモニーがこれまたきれいです。
ふわっと声が抜けるところなんかはぞくぞく。そしてソロアンサンブルの後にさらっと入る 明るい声のソプラノソロの声に泣けます。
民謡にしては複雑な構成の曲のO Wie Wohl Ist Mir Am Abendはメゾ・アルトの魅力がたっぷり。オトナが入っているんじゃないかと一瞬思ってしまいましたよ。ちょろっとクラリネットがはいり デクレッシェンンドで合唱が消えていくのは圧巻。
3部のアカペラが月明かりが投げかける影のようなDer Mond Ist Aufgegangen ふくよかな温かみを感じさせる音楽にじんわり。3番コーラスのフルートオブリガートが華やかです
物寂しげなソロと合唱の対比が印象的なVerstohlen Geht Der Mond Auf このソロ大好きです。
メゾよりのソリスト君のしっとりとした声です。
ウィーン少のソリストには物悲しい旋律にぴったりというしかない、声の子がいるんですよね~。

後半6曲は第2巻からの抜粋で、こちらもA面トップのAbendlieder( Abend wird Es wieder)とB面ラストの
Der Dpate Abendがカットされてます。

上(最初)と下(最後)カットってスポーツ競技の採点みたい。なんでそんなカットをしたんでしょう?
収録されていない4曲はアナログの森に永遠にしまわれたまま。
フィリップスさん、どうにかしてください・・・といってもフィリップスレーベル自体が閉鎖しちゃってるもんなあ。はあ。

アナログのふくよかな音の広がりが残っているし、スクラッチノイズや音がとがりすぎず、なかなか秀逸なリマスタリング。

お買い得です。

何と言っても持ち歩けるんですものねー。

iPhoneに入れて聴いてると勝手にシャッフルされて翻弄されまくりましたが、調べてみると別にiTune でなくても試聴できるサイトがありました。

げげ、アマゾンジャパン

しかもiTuneよりお値段安い。
悔しいのでリンク貼っておきます。

http://www.amazon.co.jp/Abendlieder/dp/B007EGR0L0



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Die Wiener Sängerknaben singen Lieder von Franz Schubert
Leitung:Uwe Mund
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